評価★★★
レギュラー177円で車を控えようとしている私には
ビリーのようなことは到底できないと感じた次第です。
元宇宙飛行士の訓練を受け
一歩一歩、子供のころからの夢に向かっていたビリー
以前は空軍に属していて
ファントム戦闘機のパイロットも経験している。
今は父親の急死に伴い
農家を継ぐことを余儀なくされ牧場主として生計を立てていた。
しかし、自分の夢を捨てきれず
密かに夢に向かって着々と準備をしているのだ。
理解ある家族の協力もあり
誰にも反対されることなく父親ビリーは
独学の知識だけでロケット作りに勤しんでいた。
一見、異様にも見える
納屋の中にそびえ立つ銀色のロケット。
全高10メートルほどの、そのロケットは
全財産を投げ売って仕上げた自作の有人ロケットだった。
広大な土地があるからこそ
個人レベルでは無謀とも思える発想でも現実味を帯びてくる。
車の解体業者のような
ロケットばかりの解体広場から
部品を調達してきて助手の男と共同で仕上げてしまったのだ。
妻もよく理解したものだ。
普通に生活できていれば
あとは個人の趣味としてやっているだけなのだから
家族に迷惑は掛からないからというところか。
でも、さすがに
燃料代も車の給油とは訳が違って
莫大な量とそれを調達する資金が不足しているのだ。
そのためコネを使って一万ポンドの燃料を手に入れる。
また、そのために土地を担保に借金をすることになる。
これを知った妻と激しく夫婦喧嘩をする場面も。
また、尋常でない燃料を個人レベルで購入したということで
FBIから危険人物としてマークされることになる。
1回目の発射で横転し納屋から
まるで弾道ミサイルのように報道陣や野次馬の横をすり抜けていく
この辺りの緊迫感は
ここまでゆっくりと流れていた空気が一変し
パニック映画でも見ているような感覚だった。
普通ならここで家族の猛反対があるのだが
この家族は寛大というか父親ビリーの人柄なのか
さらに応援をしていくのだ。
復元されたロケット。
前回の失敗からエンジンのバランスを調整し
再度、挑戦する日がやってくる。
ある日、学校で授業中の長男の教室に
勝手に入り込み連れて帰ろうとした。
教師「なんですか!いま。歴史の授業中ですよ!」
父親「歴史は学ぶものではなく、作るものです」
「さあ帰ろう!きみが必要なんだ」
さすがに、この勝手な行動には母親もひとこと苦言だ。
母親「5週間も休校させて勉強はどうするの?」
父親「大丈夫!必要なところだけ自習すればいい」
「決して落ちこぼれにはさせないよ」
ま、突っ込みたいところだが、それは置いといて
2回目の発射も突然やってくる。
町の住民も、突然の轟音に騒然となる。
見上げれば、そこには天に向かって登って行くロケットがあった。
彼に関わってきた住民たちの目線から見たロケットを
何度も映し出す。
ここは、遂に成功した打ち上げに
それまで非常識とこき下ろしていた人たちの驚きの表情がいいね。
しかも、保護観察中のFBIたちも拍手なんかしちゃってるし。
この映画、邦題に興味を持ってしまい
少し前の『遠い空の向こうに』みたいなイメージを持って
さらに主演がビリー・ボブ・ソーントンということもあり
この怪優(個人的にはそう思っている)の演技が観たい
ことも大きかったですね。
おまけ)
NASA(だったかな?)の幹部で元ビリーと友人だった
ブルース・ウィルスが出演していたのには驚いた。
『アルマゲドン』でのフライトプランでも伝授しにきたのかと(笑)
---------------------------------------------------------
監督:ポーリッシュ兄弟
脚本:ポーリッシュ兄弟
撮影:M・デヴィッド・ミューレン
音楽:スチュアート・マシューマン
出演:ビリー・ボブ・ソーントン/ヴァージニア・マドセン/ブルース・ダーン/ティム・ブレイク・ネルソン/ブルース・ウィリス
『庭から昇ったロケット雲』
レギュラー177円で車を控えようとしている私には
ビリーのようなことは到底できないと感じた次第です。
元宇宙飛行士の訓練を受け
一歩一歩、子供のころからの夢に向かっていたビリー
以前は空軍に属していて
ファントム戦闘機のパイロットも経験している。
今は父親の急死に伴い
農家を継ぐことを余儀なくされ牧場主として生計を立てていた。
しかし、自分の夢を捨てきれず
密かに夢に向かって着々と準備をしているのだ。
理解ある家族の協力もあり
誰にも反対されることなく父親ビリーは
独学の知識だけでロケット作りに勤しんでいた。
一見、異様にも見える
納屋の中にそびえ立つ銀色のロケット。
全高10メートルほどの、そのロケットは
全財産を投げ売って仕上げた自作の有人ロケットだった。
広大な土地があるからこそ
個人レベルでは無謀とも思える発想でも現実味を帯びてくる。
車の解体業者のような
ロケットばかりの解体広場から
部品を調達してきて助手の男と共同で仕上げてしまったのだ。
妻もよく理解したものだ。
普通に生活できていれば
あとは個人の趣味としてやっているだけなのだから
家族に迷惑は掛からないからというところか。
でも、さすがに
燃料代も車の給油とは訳が違って
莫大な量とそれを調達する資金が不足しているのだ。
そのためコネを使って一万ポンドの燃料を手に入れる。
また、そのために土地を担保に借金をすることになる。
これを知った妻と激しく夫婦喧嘩をする場面も。
また、尋常でない燃料を個人レベルで購入したということで
FBIから危険人物としてマークされることになる。
1回目の発射で横転し納屋から
まるで弾道ミサイルのように報道陣や野次馬の横をすり抜けていく
この辺りの緊迫感は
ここまでゆっくりと流れていた空気が一変し
パニック映画でも見ているような感覚だった。
普通ならここで家族の猛反対があるのだが
この家族は寛大というか父親ビリーの人柄なのか
さらに応援をしていくのだ。
復元されたロケット。
前回の失敗からエンジンのバランスを調整し
再度、挑戦する日がやってくる。
ある日、学校で授業中の長男の教室に
勝手に入り込み連れて帰ろうとした。
教師「なんですか!いま。歴史の授業中ですよ!」
父親「歴史は学ぶものではなく、作るものです」
「さあ帰ろう!きみが必要なんだ」
さすがに、この勝手な行動には母親もひとこと苦言だ。
母親「5週間も休校させて勉強はどうするの?」
父親「大丈夫!必要なところだけ自習すればいい」
「決して落ちこぼれにはさせないよ」
ま、突っ込みたいところだが、それは置いといて
2回目の発射も突然やってくる。
町の住民も、突然の轟音に騒然となる。
見上げれば、そこには天に向かって登って行くロケットがあった。
彼に関わってきた住民たちの目線から見たロケットを
何度も映し出す。
ここは、遂に成功した打ち上げに
それまで非常識とこき下ろしていた人たちの驚きの表情がいいね。
しかも、保護観察中のFBIたちも拍手なんかしちゃってるし。
この映画、邦題に興味を持ってしまい
少し前の『遠い空の向こうに』みたいなイメージを持って
さらに主演がビリー・ボブ・ソーントンということもあり
この怪優(個人的にはそう思っている)の演技が観たい
ことも大きかったですね。
おまけ)
NASA(だったかな?)の幹部で元ビリーと友人だった
ブルース・ウィルスが出演していたのには驚いた。
『アルマゲドン』でのフライトプランでも伝授しにきたのかと(笑)
---------------------------------------------------------
監督:ポーリッシュ兄弟
脚本:ポーリッシュ兄弟
撮影:M・デヴィッド・ミューレン
音楽:スチュアート・マシューマン
出演:ビリー・ボブ・ソーントン/ヴァージニア・マドセン/ブルース・ダーン/ティム・ブレイク・ネルソン/ブルース・ウィリス
『庭から昇ったロケット雲』
でも、拝読しているだけで面白そうに感じました☆
それにしても・・飛び上がるのはエエけど、落下後のことは考えてるんやろか?(⌒~⌒ι)
・自身:パラシュートなり浮上ブイ
・機体:パラシュートなり自治体への墜落許可(落下地点の住民への避難勧告、万一の訴訟問題など)
飛んだ後の宇宙空間で、もうひとつのドラマがあったのです。
この辺りは『アポロ13』をチョイと思い出しました。
トレイラーで「夕飯までには帰って来てね」の妻の言葉はギャグではなかったんです(笑)
>・機体:パラシュートなり自治体への墜落許可(落下地点の住民への避難勧告、万一の訴訟問題など)
万が一の危険回避という意味では住民に対することなど脳裏にはなかった感じです。
一応、機体にはパラシュートはありました。
ただ、海に落下した場合の機体の回収方法は本編では一切語られていません。
泳いででも帰るつもりだったのか^^
有名人となった父はテレビ出演までしていました。
ところで、あまり評判にはなってない邦画ですが、「純喫茶磯辺」ってのはどうですかね?
いますね~。
日本では想像もできないようなことを個人レベルでやってしまうとか。
個人的に気に入ったのがトラクターや大型トラックのゼロヨンなんか好きですね~
>ところで、あまり評判にはなってない邦画ですが、「純喫茶磯辺」ってのはどうですかね?
ヤフー映画で見る限り、地味めな作品という印象ですね。
そんなに宣伝もしていないようだし。
でも、あらすじを読むとハートフルコメディと云った邦画が得意とするジャンルですね。
ダメ親父としっかり者の娘との掛け合いがすべてを決めてしまう印象です。
ワタシ的には宮迫さんが苦手なので劇場には行かず地上波放送まで待ってもいいかなというトコロですね^^
目下のところは、ドラマ「ヤスコとケンジ」のヤスコですな。
ヤスコ役を演じる多部未華子さんでしたか。
この辺りは前宣伝でチラッと見ただけで、ほとんど未知の世界です。
綾瀬を筆頭に血液型がB型とO型というのがいいですね^^
ひとつ削除してください、申し訳ありません(><)
荒唐無稽な話ながらも夢のあるお話でよかったです
たとえ失敗したとしても絶対にあきらめない父の背中をみて子供たちは育っていくのでしょうね!
TBの件、了解しました。
こういう話ってアメリカならではですね^^
今、読み返して、改めて壮大なことをしてたんだな~と驚きました。
でも、身内にこんな親父がいたら嫌です(苦笑)