スピード・レーサー

評価★★



なんでこの映画を観たんだろう・・・


先日観た『レッドライン』との比較のためだったり

いや～！レースシーン以外は睡魔との闘いでした。
見どころとなるレースシーンでも
車の挙動がぜったいおかしいのだ。

4輪ドリフトかと思ったら
後輪が前輪と同方向に向きを変えているだけだった。
と、いうことで、これは4WSなので
まったくドリフトはしていません（なんじゃこれ）

ちなみに4WSとは、
『「フォー・ホイール・ステアリング・システム」の略で、
4輪操舵システムのこと。

通常は前輪だけで操舵するが、
このシステムは後輪も同時に向きを変え、
タイトコーナーでの小回りや高速旋回時の走行安定性を高める。

低速域では後輪を前輪とは逆の方向に動かして(逆位相)
最小回転半径を小さくし、
逆に高速域では前輪と同じ方向に後輪を動かし(同位相)
コーナリング時や車線変更などの際の操縦性を高める。
特に高速域では有効に4輪のグリップ力を活かせるため
2WSより安定性に優れている。』

この体勢としては
腰痛持ちのオッサンが上半身を捩ったまま
斜め前方を見ていなくてはならず
腰痛がさらに悪化しそうで
医者に言ったら、即刻、運転中止命令が出そうな勢いだ。

見た目はサーキットというか
サーカスでも見ているようなイメージだ。
もう完全なアニメ感覚で
これだったら『カーズ』のCGの方が百倍上です。

原色がきつい！
目が悪くなりそう。
テレビゲームを映画館で観ているようだった。

しかし、まぁ
「スピード・レーサー」って氏名だったのね～
単純で分かりやすいからいいのかな？＾＾

いかにも速そうな名前だわ
これはフェリペ・マッサ思いの「シューマッハ」と同等かもしれませんね。

ストーリーは
レースで死んだ兄の後を継ぎ
陰謀渦巻くレース界を暴くために奮闘する
スピードとその仲間たちってところでしょうか。

スピードの彼女を演じた
クリスティーナ・リッチが随分と垢ぬけましたね。
土屋アンナとクリソツやね～
『バッファロー６６』の頃とはまるで別人のようでした。

レーサーXが『エイトマン』の実写版みたいだし

また、スピードのメタボな弟が
見れば見るほど「マイケル・マドセン」に見えてしまうし・・



これは地上波放送で十分でしょう。


おまけ）
観たかった映画が上映館の少なさで、地方で上映されない。
『REC』『BUG/バグ』など。
そこで思い立った行動は「話題作なら何でもいいや」みたいな・・
とにかく劇場に入りたかったというところです。ハイ

----------------------------------------------

監督：ウォシャウスキー兄弟
脚本：ウォシャウスキー兄弟
撮影：デヴィッド・タッターサル
音楽：マイケル・ジアッキノ


出演：エミール・ハーシュ/クリスティーナ・リッチ/マシュー・フォックス/スーザン・サランドン/真田広之


『スピード・レーサー』