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評価★★★★【4点】
片田舎で起こる不可解な事象が怖すぎる。
◆
ロサンジェルス郊外にあるヘイウッド家の牧場では、
映画やテレビのために馬の調教を行っていた。
しかし半年前に父が亡くなり、
息子のOJと娘エメラルドが継いでからは苦しかった経営が
さらに悪化していた。
そこで元子役のリッキー・“ジュープ”・パクが経営する
テーマパークに馬を売り、急場をしのごうとする兄妹。
しかしリッキーからの牧場を買い取りたいという申し出には、
家業を守りたいOJがためらいを見せる。
そんな中、OJから父の死の際に体験した
不可解な出来事を打ち明けられたエメラルドは、
決定的証拠を捉えたバズり動画の撮影に乗り出すのだったが…。
<allcinema>
◆
冒頭でタレントのチンパンジーがテレビ放映中、残虐な事件を起こす。
数十年後、主人公兄妹の地域に空から雹のようにコインが降ってくる。
その後、彼らの身に降りかかる不穏な空気など。
こういった“何かがオカシイ”という演出はこの監督の十八番だろう。
スリラーという点でいえば文句なしの設定でワタシは大好き。
よくある地球レベルの侵略エイリアンとの戦いと違い
こちらは地域限定の個人が体験する未確認飛行物体との戦いという点。
ある日、一瞬だが空に異様な影を見つけた主人公。
それを動画に収め、テレビ局に高値で売り込もうと画策するわけだが
そういったとても庶民的な行動一つひとつに親近感を覚えてしまう。
その後に予想だにしない事態に見舞われてしまい
命の危険を感じながらも動画撮影を慣行しようとする。
田舎の設定だからUFOと直接かかわる登場人物も数十人程度と少ないが
それはそれで、とても新鮮でリアルな恐怖を感じることができる。
頼れる味方が限られているからこそ恐怖が倍増したのかもしれない。
◆
【今週のツッコミ】
・まさか『AKIRA』の名シーンというか、そのカット割り一発で
『AKIRA』と分かる意図的な演出に「おぉ~!」
・一か所だけ動かない雲を見つけたり見上げる行為が
命取りと気づいたお兄ちゃん凄いよ。
・個人的に風になびく無数のチューブマンが気味悪すぎる。
・空から弾丸のように降り注ぐコイン、キー、その他鉄くずは
排泄物だった。
・バルーンと人間の区別がつかないというのもいかがなものか。
ちなみにヘリウムガスは燃えないので圧縮爆発でいいのね。
・にしても、自由に造形を変えるUFOだがアノ生地はイマイチ。
・頭上に停留という意味では『第9地区』で、人を食うなら
『宇宙戦争』、ただ、どちらも軍隊が出動する国家レベル。
こちらは兄妹とホームセンターの店員、プロカメラマンと心細い。
・映画『サイン』と違い、最後までエイリアンを登場させないのは
想像が膨らむ点で評価できる。
・UFO出現する辺りから地を這う重低音は大作映画並みだった。
------------------------------------------------------------------------------
監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
音楽:マイケル・エイブルズ
出演:ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァン
『NOPE/ノープ』
片田舎で起こる不可解な事象が怖すぎる。
◆
ロサンジェルス郊外にあるヘイウッド家の牧場では、
映画やテレビのために馬の調教を行っていた。
しかし半年前に父が亡くなり、
息子のOJと娘エメラルドが継いでからは苦しかった経営が
さらに悪化していた。
そこで元子役のリッキー・“ジュープ”・パクが経営する
テーマパークに馬を売り、急場をしのごうとする兄妹。
しかしリッキーからの牧場を買い取りたいという申し出には、
家業を守りたいOJがためらいを見せる。
そんな中、OJから父の死の際に体験した
不可解な出来事を打ち明けられたエメラルドは、
決定的証拠を捉えたバズり動画の撮影に乗り出すのだったが…。
<allcinema>
◆
冒頭でタレントのチンパンジーがテレビ放映中、残虐な事件を起こす。
数十年後、主人公兄妹の地域に空から雹のようにコインが降ってくる。
その後、彼らの身に降りかかる不穏な空気など。
こういった“何かがオカシイ”という演出はこの監督の十八番だろう。
スリラーという点でいえば文句なしの設定でワタシは大好き。
よくある地球レベルの侵略エイリアンとの戦いと違い
こちらは地域限定の個人が体験する未確認飛行物体との戦いという点。
ある日、一瞬だが空に異様な影を見つけた主人公。
それを動画に収め、テレビ局に高値で売り込もうと画策するわけだが
そういったとても庶民的な行動一つひとつに親近感を覚えてしまう。
その後に予想だにしない事態に見舞われてしまい
命の危険を感じながらも動画撮影を慣行しようとする。
田舎の設定だからUFOと直接かかわる登場人物も数十人程度と少ないが
それはそれで、とても新鮮でリアルな恐怖を感じることができる。
頼れる味方が限られているからこそ恐怖が倍増したのかもしれない。
◆
【今週のツッコミ】
・まさか『AKIRA』の名シーンというか、そのカット割り一発で
『AKIRA』と分かる意図的な演出に「おぉ~!」
・一か所だけ動かない雲を見つけたり見上げる行為が
命取りと気づいたお兄ちゃん凄いよ。
・個人的に風になびく無数のチューブマンが気味悪すぎる。
・空から弾丸のように降り注ぐコイン、キー、その他鉄くずは
排泄物だった。
・バルーンと人間の区別がつかないというのもいかがなものか。
ちなみにヘリウムガスは燃えないので圧縮爆発でいいのね。
・にしても、自由に造形を変えるUFOだがアノ生地はイマイチ。
・頭上に停留という意味では『第9地区』で、人を食うなら
『宇宙戦争』、ただ、どちらも軍隊が出動する国家レベル。
こちらは兄妹とホームセンターの店員、プロカメラマンと心細い。
・映画『サイン』と違い、最後までエイリアンを登場させないのは
想像が膨らむ点で評価できる。
・UFO出現する辺りから地を這う重低音は大作映画並みだった。
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監督:ジョーダン・ピール
脚本:ジョーダン・ピール
音楽:マイケル・エイブルズ
出演:ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァン
『NOPE/ノープ』
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