評価:★★★☆【3.5点】
出演者のギャラに相当するほどの深い話ではなかったが
庶民的なアナ・デ・アルマスはとても新鮮。
◆
世界的ミステリー作家にして富豪のハーラン・スロンビーが
85歳の誕生日を迎え、ニューヨーク郊外にある彼の豪邸では
家族が集いパーティが開かれる。
ところが翌朝、ハーランは遺体で発見される。
一見自殺かに思われた彼の死だったが、
そこへ匿名の人物から依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランが現われ、
殺しと確信して調査を開始する。
容疑者は家族や家政婦、ハーランの看護師といった屋敷にいた全員。
そして調べが進むほどに、
家族の秘密や嘘が次々と暴かれていくのだったが…。
<allcinema>
◆
世界のどの名探偵をライバル視していたかは知らないが
終始、余裕の態度は同行の警察官らを完全に見下している感じだ。
ワタシ的に名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は
最初の登場シーンこそ「おぉ~!」だったが
(直後にジェームズ・ボンドのセリフが来てもいいくらいだった)
それ以降は、ニヒルなのか天然なのか、彼のテンポがゆったりすぎて
途中で睡魔が襲ってきましたよ。
本作を観ようと決心したのは、ハーランの看護師を演じる
華やかでない方のアナ・デ・アルマスの出演だ。
過去作『ノック・ノック』『ブレードランナー2049』は
悪女やAI搭載ホームオートメーション・ホログラムとか
美女とはいえ、まともな女性(生きた人間など)ではなかった。
しかし、こちらは貧困ながらも天使のような存在だ。
嘘をつくと吐いてしまう体質だなんて、もうほっとけない!
ということで、ミステリー的ストーリーはもうひとつだったが
出演者の贅沢使いは『オリエント急行殺人事件』より数段上をいく。
◆
【今週のツッコミ】
・自動ウソ発見器だから楽でいいが、ニオイがイヤだな。
・ダニエル・クレイグの次回作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
この作品でもアナ・デ・アルマスちゃんが3番手のヒロインで出演。
同作に出てるレア・セドゥもお気に入り女優なので今から楽しみ。
・80歳超えると親子なのか夫婦なのか見た目で分からない。
・ワタシの知人で高齢の母親を病院に連れて行ったときに
受付のお姐さんから「奥様の手続きとして・・・」
息子であるはずの知人は、この言葉にかなりのショックを受け
車いすの母親は大喜びだったとか(いい親孝行できましたね)
・クリス・エヴァンス、アベンジャーズやめたら仕事あるのか。
本作でも美味しいキャラクターなのにもうひとつ存在感がない。
・クリストファー・プラマーだけに『ゲティ家の身代金』思い出す。
あっちはケチ、こっちは。。。
◆---------------------------------------------------------------------------
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ/クリス・エヴァンス/アナ・デ・アルマス
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
出演者のギャラに相当するほどの深い話ではなかったが
庶民的なアナ・デ・アルマスはとても新鮮。
◆
世界的ミステリー作家にして富豪のハーラン・スロンビーが
85歳の誕生日を迎え、ニューヨーク郊外にある彼の豪邸では
家族が集いパーティが開かれる。
ところが翌朝、ハーランは遺体で発見される。
一見自殺かに思われた彼の死だったが、
そこへ匿名の人物から依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランが現われ、
殺しと確信して調査を開始する。
容疑者は家族や家政婦、ハーランの看護師といった屋敷にいた全員。
そして調べが進むほどに、
家族の秘密や嘘が次々と暴かれていくのだったが…。
<allcinema>
◆
世界のどの名探偵をライバル視していたかは知らないが
終始、余裕の態度は同行の警察官らを完全に見下している感じだ。
ワタシ的に名探偵ブノワ・ブラン(ダニエル・クレイグ)は
最初の登場シーンこそ「おぉ~!」だったが
(直後にジェームズ・ボンドのセリフが来てもいいくらいだった)
それ以降は、ニヒルなのか天然なのか、彼のテンポがゆったりすぎて
途中で睡魔が襲ってきましたよ。
本作を観ようと決心したのは、ハーランの看護師を演じる
華やかでない方のアナ・デ・アルマスの出演だ。
過去作『ノック・ノック』『ブレードランナー2049』は
悪女やAI搭載ホームオートメーション・ホログラムとか
美女とはいえ、まともな女性(生きた人間など)ではなかった。
しかし、こちらは貧困ながらも天使のような存在だ。
嘘をつくと吐いてしまう体質だなんて、もうほっとけない!
ということで、ミステリー的ストーリーはもうひとつだったが
出演者の贅沢使いは『オリエント急行殺人事件』より数段上をいく。
◆
【今週のツッコミ】
・自動ウソ発見器だから楽でいいが、ニオイがイヤだな。
・ダニエル・クレイグの次回作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』
この作品でもアナ・デ・アルマスちゃんが3番手のヒロインで出演。
同作に出てるレア・セドゥもお気に入り女優なので今から楽しみ。
・80歳超えると親子なのか夫婦なのか見た目で分からない。
・ワタシの知人で高齢の母親を病院に連れて行ったときに
受付のお姐さんから「奥様の手続きとして・・・」
息子であるはずの知人は、この言葉にかなりのショックを受け
車いすの母親は大喜びだったとか(いい親孝行できましたね)
・クリス・エヴァンス、アベンジャーズやめたら仕事あるのか。
本作でも美味しいキャラクターなのにもうひとつ存在感がない。
・クリストファー・プラマーだけに『ゲティ家の身代金』思い出す。
あっちはケチ、こっちは。。。
◆---------------------------------------------------------------------------
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
音楽:ネイサン・ジョンソン
出演:ダニエル・クレイグ/クリス・エヴァンス/アナ・デ・アルマス
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
ひとつは、ダニエル・クレイグが運動神経が悪そうな中年探偵に見えたこと。とても007と同一人物とは思えないわん。
ひとつはitukaさんご指摘のように、アナ・デ・アルマスの「癖」って匂いはどーなっちゃうの!?という問題。itukaさん、よくよく考えてみて下さい。あんな可愛い女性が伴侶になったとして数年後、「私は絶対に浮気はしていないわ!」とかなんとか言っておぇーっ、とされたら、告白の衝撃と匂いで、立ち直れないと思いませんか?
質疑応答のたびに、ピアノをキーン!(笑)
この登場シーンこそ、我らがダニエル・クレイグここに見参!!!
結局、ここまででそれ以降は運動神経ゼロっぽい、ただの親父でしたね^^;
アナ・デ・アルマスちゃんが伴侶だなんて考えただけで人生楽しそう(笑)
でも、まだウソつかれて吐くほどのストレス感じてくれてるだけいい方ですよ。
下手すると、そんなストレスも感じず吐かない方がよほど辛いです。
ホログラムでもいいので会話したいわ(爆)
刺さらないナイフも、炙りだしの手紙もナイスでした。(爆)
ブランがマルタを助手にしたのは、ちゃんと気づいていたからなんですね。さすが名探偵。(笑)
白紙の手紙かよ!とホッとしたのもつかの間の夫でした。
あのナイフのオブジェなんか、すごく意味深でしたが
そういうマジックネタみたいなガジェットだったとは。。。
このシーンは劇場のあちこちから笑いが起きました(笑)
ブランの先読みに関しては、見た目とのギャップに膝を叩くしかありません(笑)
可愛く思えるほどでした。
itukaさんの
>出演者の贅沢使いは『オリエント急行殺人事件』より数段上をいく
と、
>『ゲティ家の身代金』あっちはケチ、こっちは。。。
というのに、いちいち納得(笑)
でも、オリエントはもうお腹いっぱいで、
やっぱ、ミステリーはギャグでも謎解きできるのが面白いです。
なにより、ダニエル・クレイグがこういうキャラクターというところが
ジェームズ・ボンドと真逆な印象でちょっと新鮮でした。
ツッコミに同意嬉しいです。
そうそう!ミステリーモノは謎解きを入れてくれないと楽しくないです。
ラスト、主のカップを持ってベランダに立つマルタを呆然と見つめる家族のシーンが最高。
キュートな顔のアナ・デ・アルマスが役柄にぴったり。
アナもボンドガールの「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」楽しみです。
ワタシなんか訛りのナの字も分かりませんでしたよ^^;
そうそう!スタジオに気に入られて、続編製作に巨額のマネーを出すそうですね。
次の作品はこの話の後日譚なのか、新たな事件が起こるのか、そこ気になります。
あのカップを悠々と握っている姿にマルタはしたたかな女性なんだな~でした。
欲のない人間が最後に勝つ童話のように感じましたよ(笑)