評価:★★★☆【3,5点】
一見、家族思いだが実はちゃぶ台返しの頑固親父。
歩む方向が同じであれば頼もしいノアではあるが
その方向にチョットしたズレが生じてくると恐ろしい男となる。
ダーレン・アロノフスキー監督にとってこれは成功といえるの?
◇
ある夜、ノアは恐ろしい夢を見た。
それは、堕落した人間たちを一掃するため、
地上を大洪水が飲み込むというものだった。
これを神の啓示と悟ったノアは、
妻と3人の息子たち、それに蛮族に襲われ負傷しているところを
ノアに助けられ養女となったイラと共に、
人間以外の生き物たちを守る箱舟の建設を開始する。
やがて舟の完成が近づくと、
どこからともなく現われた生き物たちが次々と舟に乗り込んでくる。
そんな中、かつてノアの父を殺した宿敵トバル・カインが、
舟を奪うべく群衆を率いて現われるが…。
<allcinema>
◇
予告映像だけなら質のいい文芸作品とも受け止められるが
さすがに本編138分ともなるとそうはいかなかった。
本作、天の神を崇める強烈な信者の狂気を
延々と見せつけられるのだが、ノア役のラッセル・クロウが
どことなく意味深な表情をしてくるものだから
そこには奥深い意味がきっと隠されているはずだと
最後まで期待していたのに、結局、狂気な自分を最後まで
悔い改めることなく突っ走ってしまった恐ろしい映画でした(笑)
【今週のツッコミ】
・二男坊の苦悩分かってあげてください(爆)
これみてパーシー・ジャクソンくんの気持ち痛いほど分かったわ^^
・偶然か、こんな僻地に遂に現れた理想の彼女、その彼女こそ
生涯共にするパートナーだと確信するのだが
あのアクシデントの後、父ノアの取った行動にお口アングリ^^;
・その時点で、「あ~彼は頭が逝ってしまってるのね」と思った。
・ノア伝説ってこの映画を観ておけば十分なのか気になるところ。
・この世から人類をなくし無の状態にするには
子を産む女性の存在はノアにとって邪悪なモノのひとつであった。
・彼が子に語ろうとする話は「宇宙創造ビッグバン」からの話だった。
その話をわずか3分で語ってしまう彼の編集力には脱帽するしかない。
・泣きやみ、生涯でいちどでも安住の時間を与えたいという
イラの台詞と直後の子守唄に涙腺が緩んでしまった。
あそこで本当に決着付けていたらノアは救いようのない男だろ。
・『ビューティフル・マインド』のときの苦しみをもういちど?
ジェニファー・コネリーの夫に尽くし自身が壊れそうになる演技は
ある意味、本作とのシリーズとして認定したい(爆)
---------------------------------------------------------------
監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ダーレン・アロノフスキー/アリ・ハンデル
音楽:クリント・マンセル
出演:ラッセル・クロウ/ジェニファー・コネリーレイ・ウィンストン/
エマ・ワトソン/アンソニー・ホプキンス/ローガン・ラーマン
『ノア 約束の舟』
一見、家族思いだが実はちゃぶ台返しの頑固親父。
歩む方向が同じであれば頼もしいノアではあるが
その方向にチョットしたズレが生じてくると恐ろしい男となる。
ダーレン・アロノフスキー監督にとってこれは成功といえるの?
◇
ある夜、ノアは恐ろしい夢を見た。
それは、堕落した人間たちを一掃するため、
地上を大洪水が飲み込むというものだった。
これを神の啓示と悟ったノアは、
妻と3人の息子たち、それに蛮族に襲われ負傷しているところを
ノアに助けられ養女となったイラと共に、
人間以外の生き物たちを守る箱舟の建設を開始する。
やがて舟の完成が近づくと、
どこからともなく現われた生き物たちが次々と舟に乗り込んでくる。
そんな中、かつてノアの父を殺した宿敵トバル・カインが、
舟を奪うべく群衆を率いて現われるが…。
<allcinema>
◇
予告映像だけなら質のいい文芸作品とも受け止められるが
さすがに本編138分ともなるとそうはいかなかった。
本作、天の神を崇める強烈な信者の狂気を
延々と見せつけられるのだが、ノア役のラッセル・クロウが
どことなく意味深な表情をしてくるものだから
そこには奥深い意味がきっと隠されているはずだと
最後まで期待していたのに、結局、狂気な自分を最後まで
悔い改めることなく突っ走ってしまった恐ろしい映画でした(笑)
【今週のツッコミ】
・二男坊の苦悩分かってあげてください(爆)
これみてパーシー・ジャクソンくんの気持ち痛いほど分かったわ^^
・偶然か、こんな僻地に遂に現れた理想の彼女、その彼女こそ
生涯共にするパートナーだと確信するのだが
あのアクシデントの後、父ノアの取った行動にお口アングリ^^;
・その時点で、「あ~彼は頭が逝ってしまってるのね」と思った。
・ノア伝説ってこの映画を観ておけば十分なのか気になるところ。
・この世から人類をなくし無の状態にするには
子を産む女性の存在はノアにとって邪悪なモノのひとつであった。
・彼が子に語ろうとする話は「宇宙創造ビッグバン」からの話だった。
その話をわずか3分で語ってしまう彼の編集力には脱帽するしかない。
・泣きやみ、生涯でいちどでも安住の時間を与えたいという
イラの台詞と直後の子守唄に涙腺が緩んでしまった。
あそこで本当に決着付けていたらノアは救いようのない男だろ。
・『ビューティフル・マインド』のときの苦しみをもういちど?
ジェニファー・コネリーの夫に尽くし自身が壊れそうになる演技は
ある意味、本作とのシリーズとして認定したい(爆)
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監督:ダーレン・アロノフスキー
脚本:ダーレン・アロノフスキー/アリ・ハンデル
音楽:クリント・マンセル
出演:ラッセル・クロウ/ジェニファー・コネリーレイ・ウィンストン/
エマ・ワトソン/アンソニー・ホプキンス/ローガン・ラーマン
『ノア 約束の舟』
本日は有給休暇なので後からゾンビ映画でも観に行こうかと思っています(笑)
宗教的な部分によって難解な話になってましたが
SF映画として、いわれるように分けてほしかったですよね。
>そして、これを見て、ノア伝説を理解するのはやっぱ無理。
ですよね~(笑)
とりあえず、これはノア伝説の中の一部分だという風に捉えた方が後々楽かもしれませんね(って、なんのだよ)^^;
宗教的寓話なら、それはそれで。
神への苦悩が強すぎて、随分前にみたんですが、
アップもできず。。。
itukaさんの突っ込みを読んでちょっと救われました。
3分で編集して語る・・・たしかに!!
そして、これを見て、ノア伝説を理解するのはやっぱ無理。
次男坊のあの年頃って風吹くだけでピュッ!となっちゃうのかもしれませんね(シャバに出た囚人みたいに)
でも、ちょっと怖いくらいの欲望に観客の半数以上は引いたんじゃないかな^^;
旦那さんの気持ちすごく分かりますとも(笑)
だって、せっかく出来た彼女となにもせずだなんて次男坊可哀想すぎます。
いや、あの彼女こそ可哀想でしたね(これは失敬)^^;
うちの夫も帰り道延々その話題でしたよ(笑)
女の私からすると「あんたそれしかないんかい」と突っ込み通しでしたが^^;
うん、確かにサカリの付いた動物みたいでしたね(爆)
ノアは彼に矯正させるべきでしたね。
そうすれば、今のこの世も三大欲望すらない無の状態になっていたかもしれませんね(こわ)
巷でよく言われるのが、健康体で不健康なことをして生きたいと(笑)
でも、いずれ不健康になって一生懸命健康に気を使って生きていくのでしょう(爆)
覗きやらあさりやら、必死に差し出したのが食料なんて、釣りを心得てるじゃないですか!
まさかこの映画で笑いを誘われるとは(汗)
無垢な生きものだけが残る予定が、ハムに寄って今の世なんでしょうかねー。
レビューお待ちしております^^
次男坊くんも年齢的に異性が気になる年頃。
お兄ちゃんとイラが森に行くたびに、こっそり後を付けてたんでしょうね(笑)
そんな彼にもやっと春が訪れようとしていたときに父のあの仕打ちは酷いですよね。
そこから次男坊に感情移入しまくりでしたよ(笑)
まだレビュー書いてないんだけどお邪魔します(笑)
>二男坊の苦悩分かってあげてください(爆)
そうそう!!!この子って・・・って思ってしまいました。
最後まで次男坊の苦悩はぶれなかったけど。。。(笑)
神のお告げは彼以外の家族には何も分からなかったってことですよね。
そう考えると、妻や子は黙って付いていくしかない(笑)
自分の行動はすべて正しいと思い込んでる時点で一緒に居たくないですよね^^;
次男坊、最後まで切なかったですね。
おぞましかった!(苦笑
次男坊の苦悩には、苦笑いでしたわw