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評価★★★☆【3.5点】
登場人物全員悪人!
◆
LAにある現金輸送専門の
武装警備会社フォーティコ・セキュリティ社に、
ヨーロッパの倒産した警備会社で働いていた
パトリック・ヒル、通称“H”が新人警備員として雇われる。
ある日、
Hの乗った現金輸送車が強盗に襲われると、
彼は驚異的な戦闘スキルで犯人たちを皆殺しにしてしまう。
数ヵ月後、今度はHの顔を見た強盗犯が何も盗らずに
その場から逃げ出してしまった。
次第に同僚たちも彼が何者なのか訝るようになっていく。
そんな中、全米で最も現金が動く日と言われる
“ブラック・フライデー”に、フォーティコ社に集められる
約1億8,000万ドルの大金を狙った強奪計画が
秘かに進行していくのだったが…。
<allcinema>
◆
ちらし&ポスターの雰囲気とガイ・リッチー監督作で
イッキに食指が動いてしまった映画だが
前作『ジェントルメン』の痛快さは感じられなかった。
映画は冒頭からいきなり現金輸送車の強盗シーンで始まり
そこで犯人グループの小さな計算違いはあったものの
目的達成の流れからのオープニングタイトルである。
本作は章立て方式を採用しており
章刻みで時間軸を前後させるため、うっかりしていると
「アレ?これっていつ?」と置き去りになってしまう。
でも各章のタイトルがクールでスタイリッシュ。
正体を偽り、凡人社員として入社した主人公だったが
2回目の現金輸送車に乗った時に事件は起きる。
ここで正体を偽っていた主人公がスキルを完全解放し
強奪グループ全員を次つぎ瞬殺する離れ業を見せつける。
さて、なぜわざわざ正体を偽ってまで現金輸送会社に?
これが最大の謎になるわけだが、その目的は意外にあっさり
中盤で披露し、時間軸を遡った章立てのところで見せてくる。
主人公以外の人物にも背景を持たせているから
人間味が伝わってくる分、感情移入もしやすいと思う。
出演しているジェイソン・ステイサムがクールで
脇を固める俳優らが重厚でこれだけでも見ごたえ十分。
◆
【今週のツッコミ】
・文句のつけようのないキャスティングの中でひとつだけ
スコット・イーストウッドじゃなくベン・フォスターだったら
これ完璧じゃないです?
・仲間内に危険分子が一人いると、それが失敗の元とは
映画の中でよくある話。
・男社会にいるただ一人の女性って、大概逞しくなる。
・高校生の息子がいるジェイソン・ステイサム。
・ジョシュ・ハートネットを久々に見た。
こういうヘタレ役もできるようになったのね。
いい味だしてたのでこれからもっと応援していきたい。
・人身売買、麻薬カルテルなど闇の組織の副業なのか
現金輸送車強奪専門の組織というのはないようだ。
・事件に遭遇したらPTSD対策で福利厚生のカウンセラーがつく。
当然これを進める上司(エディ・マーサン)の雰囲気スキ。
・20万ドルをポンポン渡してしまうから金には困ってなさそう。
・目的達成にトリックなど必要なし、ただ真っ向勝負という潔さ。
・「社員が忙しいから社長現場に向かってくださいよ!」
「え!俺が?」なかなかフレンドリーな組織で微笑ましい。
・確認のため、この映画は一応真面目なノワール映画です。
・伏線回収、特に冒頭の現金強奪の際の銃撃音を数えておくと。。。
-------------------------------------------------------------------------------------
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス
音楽:クリストファー・ベンステッド
出演:ジェイソン・ステイサム、 ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン
『キャッシュトラック』
登場人物全員悪人!
◆
LAにある現金輸送専門の
武装警備会社フォーティコ・セキュリティ社に、
ヨーロッパの倒産した警備会社で働いていた
パトリック・ヒル、通称“H”が新人警備員として雇われる。
ある日、
Hの乗った現金輸送車が強盗に襲われると、
彼は驚異的な戦闘スキルで犯人たちを皆殺しにしてしまう。
数ヵ月後、今度はHの顔を見た強盗犯が何も盗らずに
その場から逃げ出してしまった。
次第に同僚たちも彼が何者なのか訝るようになっていく。
そんな中、全米で最も現金が動く日と言われる
“ブラック・フライデー”に、フォーティコ社に集められる
約1億8,000万ドルの大金を狙った強奪計画が
秘かに進行していくのだったが…。
<allcinema>
◆
ちらし&ポスターの雰囲気とガイ・リッチー監督作で
イッキに食指が動いてしまった映画だが
前作『ジェントルメン』の痛快さは感じられなかった。
映画は冒頭からいきなり現金輸送車の強盗シーンで始まり
そこで犯人グループの小さな計算違いはあったものの
目的達成の流れからのオープニングタイトルである。
本作は章立て方式を採用しており
章刻みで時間軸を前後させるため、うっかりしていると
「アレ?これっていつ?」と置き去りになってしまう。
でも各章のタイトルがクールでスタイリッシュ。
正体を偽り、凡人社員として入社した主人公だったが
2回目の現金輸送車に乗った時に事件は起きる。
ここで正体を偽っていた主人公がスキルを完全解放し
強奪グループ全員を次つぎ瞬殺する離れ業を見せつける。
さて、なぜわざわざ正体を偽ってまで現金輸送会社に?
これが最大の謎になるわけだが、その目的は意外にあっさり
中盤で披露し、時間軸を遡った章立てのところで見せてくる。
主人公以外の人物にも背景を持たせているから
人間味が伝わってくる分、感情移入もしやすいと思う。
出演しているジェイソン・ステイサムがクールで
脇を固める俳優らが重厚でこれだけでも見ごたえ十分。
◆
【今週のツッコミ】
・文句のつけようのないキャスティングの中でひとつだけ
スコット・イーストウッドじゃなくベン・フォスターだったら
これ完璧じゃないです?
・仲間内に危険分子が一人いると、それが失敗の元とは
映画の中でよくある話。
・男社会にいるただ一人の女性って、大概逞しくなる。
・高校生の息子がいるジェイソン・ステイサム。
・ジョシュ・ハートネットを久々に見た。
こういうヘタレ役もできるようになったのね。
いい味だしてたのでこれからもっと応援していきたい。
・人身売買、麻薬カルテルなど闇の組織の副業なのか
現金輸送車強奪専門の組織というのはないようだ。
・事件に遭遇したらPTSD対策で福利厚生のカウンセラーがつく。
当然これを進める上司(エディ・マーサン)の雰囲気スキ。
・20万ドルをポンポン渡してしまうから金には困ってなさそう。
・目的達成にトリックなど必要なし、ただ真っ向勝負という潔さ。
・「社員が忙しいから社長現場に向かってくださいよ!」
「え!俺が?」なかなかフレンドリーな組織で微笑ましい。
・確認のため、この映画は一応真面目なノワール映画です。
・伏線回収、特に冒頭の現金強奪の際の銃撃音を数えておくと。。。
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監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー、アイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィス
音楽:クリストファー・ベンステッド
出演:ジェイソン・ステイサム、 ホルト・マッキャラニー、ジェフリー・ドノヴァン
『キャッシュトラック』
ジェイソンとてもクールでした。
何かといえばすぐに銃をぶっ放す。
ジェイソンはギャングが似合います。
高校生のパパも。
ジョシュの出演にびっくり。
彼大人になったって感じでした。
現金輸送車専門の運転手って日本でもありなのでしょうか?銃はぶっ放さないと思いますがね。
っていう具合に暴露してしまい、ジェイソンに一緒にやらない?とか
そこを探ろうとしていた我々鑑賞者にとっては完全な肩透かしでした。
ジョシュの劇場作品を観るのはワタシも10年ぶりくらいです。
年を重ねた分、いい味を出してましたね。でも見た目はまだまだ若い。