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イコライザー

2014年10月25日 16時36分16秒 | 映画 あ行
評価:★★★★【4点】


デンゼル・ワシントンの魅力満載映画だ。
これで前回の『フライト』の汚名は完全に消え去るでしょう(笑)




ホームセンターの真面目な従業員、ロバート・マッコール。
かつては、CIAの凄腕エージェントだった彼だが、
引退した今は、自らの過去を消して静かな生活を送っていた。
そんなある日、行きつけのカフェで知り合った少女娼婦アリーナが、
ロシアン・マフィアから残酷な扱いを受けていることを知る。
見過ごすことが出来ず、ついに封印していた正義の怒りが爆発する。
単身で敵のアジトに乗り込むや、
悪党どもをあっという間に退治してしまう。
これに危機感を抱いたロシアン・マフィア側は、
すぐさま最強の殺し屋を送り込んでくるのだったが…。
<allcinema>



底なしに強い!そしてクールで潔癖症(ほんとかよ)
“人は体と知と心だ”を座右の銘にしてるかは知らないが
マッコールの口から出る言葉すべてに説得力を感じてしまう。

もはや彼は、神に最も近づいた男と崇められても
なんら不思議ではないというのは言い過ぎだろうか(言いすぎです)
ならば、宗教団体の教祖という立ち位置なら
誰もが納得するだろうし、少なくとも本作品のホームマートの
従業員のみなさんは間違いなく入信されると思う(爆)

序盤、ロシアン・マフィアの事務所に単身乗り込み
娼婦アリーナの自由を要求するシーンは秀逸。

9800ドル(約99万円)の持参金で和解しようとするが
マフィア側は失笑しながら相手にしない。
これ以上話しても埒が明かないと判断した瞬間
マッコールは不思議な行動に出る。ここはマフィアも観客も皆
彼に注視し続けるのだ。

こういうのを嵐の前の静けさとでも言うのだろう。
マッコールの口から「OK!(交渉決裂なんだな)」と言って
腕時計のタイムをゼロにセットする。

その瞬間、一切の無駄を省いた見事な動きで相手全員を瞬殺する。

この映画は“静と動”のバランスがうまく配分され
そろそろ、必殺ぶりが観たい!と思うところでアクションがある。
敵役の最強の殺し屋の雰囲気も重みが感じられ
そこも、この映画のイメージを格段に押し上げていると感じた。


【今週のツッコミ】
・マフィア事務所(相手は5人、銃刀法違反者数名・笑)に
 単身乗り込む度胸は、もはや彼はターミネーターの心臓か。

・持ってきた持参金額(はした金)を笑いつづけるマフィアだが
 そんな彼らもマッコールの直後の不思議な行動(ドアの連続開閉)に
 仲間同士顔見合せ、「はぁ???」となったであろう。
 これは一種のマッコール的心理戦だったのか?
 それとも、急性認知症候群を発症したかは定かでない(アホ)

・事務所のあのドアを何度も開閉し「チョー版が軋むようだ」と
 言ってくれたら100点満点(これもアホっぽい)

・傷口に沸騰した純正ハチミツ塗ると治癒力アップ^^

・毎夜午前2時すぎまで店に居るマッコールの睡眠時間は
 いったい何時間だろうと余計な心配することたびたび(爆)

・闇の仕事に使用した商品を棚に戻す行為はアカンだろ^^;

・十代の娼婦演じたクロエちゃんですが、若干の肉付き感は
 あどけなさを見せるための体重増量とみた。
 基本的に、この役はクロエでなくレア・セドゥでお願いします(笑)

・ワタシも将来、マッコールのようになりたい!(今いくつだよ)
---------------------------------------------------------
監督:アントワーン・フークア
脚本:リチャード・ウェンク
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ


出演:デンゼル・ワシントン/マートン・ソーカス/クロエ・グレース・モレッツ/
    ビル・プルマン/メリッサ・レオ

『イコライザー』 




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10 コメント

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Unknown (えふ)
2014-10-25 21:16:11
フライトの汚名は完全に消えましたね!!
これで仕事人デンゼル・ワシントンで、
すっきりしました(爆

ホームセンターの物で武器にするあたりは、
参考にすること多し!
でいい勉強になりました!!(おいおいっ汗)
返信する
えふさんへ (ituka)
2014-10-26 17:20:03
デンゼルのスーパーヒーローはリーアム・ニーソンとまた違った良さがありますよね。
今回も『ザ・ウォーカー』並みの強靭さでした。
そんな彼も、時にはアンチヒーローを演じてみたかったのが『フライト』(笑)

ホームセンターの商品で悪をぶった切る展開はなかなかよかったです。
これからもホームセンターに行ったら、何気に武器になりそうなもの見つけたいです(こら)^^;
返信する
きっかけが、、、 (オリーブリー)
2014-10-28 00:13:03
少女娼婦は救いたいと思うだろうけど、ポッチャリ女子より薄幸そうな方が観客は同情しやすいですよね。
ルーニー・マーラーみたいな(苦笑)
返信する
オリーブリーさんへ (ituka)
2014-10-28 20:48:44
少女娼婦に裏拳ビンタは見てて辛いはずですが、クロエちゃんには何故かあまり同情できない不思議(笑)
そうか~、あのポッチャリ感が邪魔をしてるのね(爆)

薄幸といえばシシー・スペイセクが真っ先に思い浮かびますが
さすがにあれじゃ客は付かないでしょうね(客取れずまた殴られるパターン?)^^;
ルーニー・マーラ、おー!確かに!(笑)
返信する
ドアの連続開閉は (ami)
2014-10-28 21:37:50
強迫性障害の典型的な症状の一つで、ストレスが高じると酷くなるらしいので
あのシーンはマッコールの怒りが頂点に達したってことなんでしょうね。
(マッコールはOCDだとデンゼル・ワシントンがインタビューで言っていました)

>傷口に蜂蜜
アントワーン・フークア監督は『リプレイスメント・キラー』でも
チョウ・ユンファの傷口に灰をかけていましたが
自然療法に詳しいのですね(笑)
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amiさんへ (ituka)
2014-10-29 00:44:33
ためになる映画講座(笑)
OCDは以前なにかの映画で主人公がそうだということを聞いたことがあります。
潔癖症もひとつの事例として枠に入ってますね^^;

そういえば、『アビエイター』のH・ヒューズ(レオくん)もマイ石鹸をジャケットに入れてました(笑)

マッコールの例の動作はそういうことだったのね!
マフィアらの舐め切った態度に怒りが頂点に達した!
それが怒りの動作なのか、自ら制御しようとしているのか、そこですよね。

>傷口に灰

これはなんとなく良さそうな感じですよね(笑)
でも、『ローン・サバイバー』のシールズ隊員は銃弾傷にドロ詰めてましたよ(爆)
たぶん、単なる止血効果と思うけど破傷風が心配でした^^;

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うっかり (笛吹働爺)
2014-11-17 22:48:26
スルーのつもりが時間の都合で見てしまいました。
見せ場の多いスーパーヒーローもの?ですが、ありえへんやろ!と突っ込み所満載ですね。後味もあまりスッキリしないから ホシ3.5くらいか。
ただ実際のイタマフィアとかロシアンマフィアはあのくらい悪どいのだろうと思わせられましたね。
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笛吹働爺さんへ (ituka)
2014-11-18 00:00:13
鑑賞お疲れ様です^^
こういうヒーローものは突っ込みどころ満載が、ある意味条件のようなところありますもんね^^;
☆3,5でしたか^^;

ワタシはここ最近のデンゼル映画に外されたことがないので本作も安心しきって観てました(笑)

後味はスッキリしなかったですね^^;
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静と動 (iina)
2014-11-20 10:20:53
>この映画は“静と動”のバランスがうまく配分され そろそろ、必殺ぶりが観たい!と思うところでアクションがある。
自信をもってるのですね。相手が何人いようと、ターミネーターばりな心臓の持ち主でした。

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iinaさんへ (ituka)
2014-11-20 23:37:23
かなりの自信家でしたね(笑)
あそこまで行くのに、どれだけの修行をすればいいのか気になります。
もはや神の領域のような気がします。
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