評価:★★★★★【5点】
できる秘書の正体を知ったとき「お~!」と涙腺決壊!
◇
田舎町で小さな会計事務所を構える物静かな男、
クリスチャン・ウルフ。
他人とのコミュニケーションに問題を抱える一方、
数字に対して超人的な能力を発揮する彼は、
裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。
アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、
なかなか正体を掴めずにいた。
そんな中、ウルフのもとに大手メーカー、
リビング・ロボ社の財務調査という依頼が舞い込む。
しかし、同社の経理担当デイナとともに使途不明金の解明に乗り出した矢先、
調査は一方的に打ち切られてしまう。
そしてその日から、何者かに命を狙われるウルフだったが…。
<allcinema>
◇
最初に思ったことは主人公とベン・アフレックというふたつの個体が
びっくりするくらい同化している感じがしたことだ。
まるでベン・アフレックそのものを見ているような錯覚を起こす。
生まれながらにして心的障害を持つ主人公がティーンのころ
過剰なストレスにより母親が育児放棄(でいいのか?)で家を出る。
その後、軍人である父親と弟との三人暮らしとなるわけだが
障害持ちのため学校でいじめを受ける主人公。
悲惨な生活の中でも父親は将来の子供たちのことを考え
軍人というノウハウを生かし心技体と徹底的に鍛え上げることに。
まさか、こんな生い立ちを初めに紹介されるなんて
夢にも思っていなかったので、、、
いやいや、主人公にそういった心的障害(引き籠り)という
ハンデがあったこと自体、ある意味反則技に近い気もするが(笑)
表の会計士、裏本業の暗殺者ということで、クールなイメージの裏には
それなりの理由があって、そのどれもが理に適っているのが凄いわ。
【今週のツッコミ】
・子供の学校でのいじめに対し父親のとった行動に胸を打たれる。
この映画は、世のいじめ問題の一つの対処法として役立つかも。
・父からの特殊訓練により、あり得ないほど強靭になった兄弟。
待ち構えるいじめっ子グループとの決着に兄が向かい、次に弟と
いじめっ子グループは赤子の手を捻られるように。。。すっきり!
・今やネットいじめの時代、もしもこの父親だったら
いったいどう対処していたのかが知りたくなったのだった^^;
・ところで会社の不正に最初に気づいたアナ・ケンドリック。
ミュージカル映画以外では久々なのでチョット新鮮だった。
徹夜明けで目覚めたとき“コップダンス”をやってほしかった。
・表の会計士、裏の殺し屋すべてに関わっていた主人公の秘書。
いつも電話の音声でしか登場しない理由がラストで明らかに!
「いったい誰やねん?」だったが、まさかの人物に涙腺決壊したワタシ。
・本作、もしやJ・K・シモンズが主人公で彼目線の映画なのか?と
終盤の流れに粋な感じがしたもんだ(笑)
・一つの癖が仇となり分析されるケースは多々あるが、歌はよそう。
・メロンもったいないぞ(笑)
脅迫され恐怖におびえる老夫婦を救うシーンは鳥肌モノ!
・常に冷静で決まった時間に決まった行動というパターンが
ホンの少しでもズレると、なにもかもダメダメになってしまうのね。
過去の名作『レインマン』のダスティン・ホフマンのように。
・幼少期から障害持ちの兄を見守りつづけた弟が、その後まったく
画面に登場しなくなったことに違和感だったが。。。
ま、そこは深く考えず、おまけでいいやん!みたいな(笑)
・あのトレーラーと大型レンタル倉庫が欲しくなった(笑)
別荘として持ってみたい気もするが^^;
---------------------------------------------------------
監督:ギャヴィン・オコナー
脚本:ビル・ドゥビューク
音楽:マーク・アイシャム
出演:ベン・アフレック/アナ・ケンドリック/J・K・シモンズ/
『ザ・コンサルタント』
できる秘書の正体を知ったとき「お~!」と涙腺決壊!
◇
田舎町で小さな会計事務所を構える物静かな男、
クリスチャン・ウルフ。
他人とのコミュニケーションに問題を抱える一方、
数字に対して超人的な能力を発揮する彼は、
裏社会と繋がりを持ち、彼らの仕事を請け負っていた。
アメリカ政府当局もその存在には気づいていたが、
なかなか正体を掴めずにいた。
そんな中、ウルフのもとに大手メーカー、
リビング・ロボ社の財務調査という依頼が舞い込む。
しかし、同社の経理担当デイナとともに使途不明金の解明に乗り出した矢先、
調査は一方的に打ち切られてしまう。
そしてその日から、何者かに命を狙われるウルフだったが…。
<allcinema>
◇
最初に思ったことは主人公とベン・アフレックというふたつの個体が
びっくりするくらい同化している感じがしたことだ。
まるでベン・アフレックそのものを見ているような錯覚を起こす。
生まれながらにして心的障害を持つ主人公がティーンのころ
過剰なストレスにより母親が育児放棄(でいいのか?)で家を出る。
その後、軍人である父親と弟との三人暮らしとなるわけだが
障害持ちのため学校でいじめを受ける主人公。
悲惨な生活の中でも父親は将来の子供たちのことを考え
軍人というノウハウを生かし心技体と徹底的に鍛え上げることに。
まさか、こんな生い立ちを初めに紹介されるなんて
夢にも思っていなかったので、、、
いやいや、主人公にそういった心的障害(引き籠り)という
ハンデがあったこと自体、ある意味反則技に近い気もするが(笑)
表の会計士、裏本業の暗殺者ということで、クールなイメージの裏には
それなりの理由があって、そのどれもが理に適っているのが凄いわ。
【今週のツッコミ】
・子供の学校でのいじめに対し父親のとった行動に胸を打たれる。
この映画は、世のいじめ問題の一つの対処法として役立つかも。
・父からの特殊訓練により、あり得ないほど強靭になった兄弟。
待ち構えるいじめっ子グループとの決着に兄が向かい、次に弟と
いじめっ子グループは赤子の手を捻られるように。。。すっきり!
・今やネットいじめの時代、もしもこの父親だったら
いったいどう対処していたのかが知りたくなったのだった^^;
・ところで会社の不正に最初に気づいたアナ・ケンドリック。
ミュージカル映画以外では久々なのでチョット新鮮だった。
徹夜明けで目覚めたとき“コップダンス”をやってほしかった。
・表の会計士、裏の殺し屋すべてに関わっていた主人公の秘書。
いつも電話の音声でしか登場しない理由がラストで明らかに!
「いったい誰やねん?」だったが、まさかの人物に涙腺決壊したワタシ。
・本作、もしやJ・K・シモンズが主人公で彼目線の映画なのか?と
終盤の流れに粋な感じがしたもんだ(笑)
・一つの癖が仇となり分析されるケースは多々あるが、歌はよそう。
・メロンもったいないぞ(笑)
脅迫され恐怖におびえる老夫婦を救うシーンは鳥肌モノ!
・常に冷静で決まった時間に決まった行動というパターンが
ホンの少しでもズレると、なにもかもダメダメになってしまうのね。
過去の名作『レインマン』のダスティン・ホフマンのように。
・幼少期から障害持ちの兄を見守りつづけた弟が、その後まったく
画面に登場しなくなったことに違和感だったが。。。
ま、そこは深く考えず、おまけでいいやん!みたいな(笑)
・あのトレーラーと大型レンタル倉庫が欲しくなった(笑)
別荘として持ってみたい気もするが^^;
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監督:ギャヴィン・オコナー
脚本:ビル・ドゥビューク
音楽:マーク・アイシャム
出演:ベン・アフレック/アナ・ケンドリック/J・K・シモンズ/
『ザ・コンサルタント』
最後に秘書?の正体がわかったときは感動でしたね!
あのパパ、兄弟を戦士のように教育してたのはびっくりでしたわw
出てきた瞬間から、こいつは弟じゃないかな!?と思ったらやっぱりでした!
でも、やり返したくてもケンカのスキルがないと
それこそ、またやられるのは明白で
そこのところをキッチリ教育していたパパさんは流石でした(笑)
できる秘書の電話の内容が的確だったので
特殊任務に属するチームとばかり^^;
弟の件はいつから道を外れたのか続編に期待ですかね~(笑)
父親大絶賛ですね(笑)。でもね、私はあの父親って、兄の方を…その生きて行く上での困難度の違いが原因なのか、はたまた兄の方に戦闘能力の才能が多くあったのか、単に好き嫌いなのかは判らないけれど…かなーり贔屓していたというか、目をかけていたというか、弟にはあまり構ってあげていなかったような気がするんですよね。だから弟はあんなに半端にグレちゃったんじゃないかっていう…
などという「教育論」はむろん本作には何の意味も持ちません!(笑)あ~、面白かった!な作品なので、それでいいのよ、と。
常に一歩下がって家族見守っていたように感じました。
おそらく父も、そういうところから判断して障害持ちの兄の方ばかり構っていたんでしょうね。
でも、思えばここなつさんの言う通りでかなり贔屓してますよね。
そりゃあ弟は面白くない(笑)
そうか!父のそういう教育が、あのような弟にしたという説に座布団一枚進呈です!(爆)
この付箋はすごいです。
ありがちなダークヒーローものと思っていたのに
なんとも、内容が濃くて驚きでした。
そして、ベンくん!!!
あのガタイはほんとうに強靭。
パパの教育は良かったかどうかは疑問ですが
ウルフは金を稼いで施設に貢献しているので
多くの障害を持つ子供たちの役に立っているんですね。
ウルフ自身もこういう教育を望んでいたのでは。。。
ストーリーの見せ方はなかなか粋でしたね。
そして的確な情報をウルフに流す秘書の存在が
途中から興味津々でしたが、これもまさかの彼女ってことで
ワタシはこの監督の演出は好きです(笑)
無口でクールなベン兄さんはキャラ的にもっともしっくりくる感じでした。
パパの自分の殻を破るまで徹底的に教えるやり方は
今の時代にそぐわないかもしれませんが
こういうのもアリかな~でしたよ。
ということで続編がすごく楽しみです。