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ベルリン・シンドローム

2018年04月08日 22時33分46秒 | 映画 は行
評価:★★★☆【3.5点】(11)



本人に何の悪意もない!これぞ本来のシリアルキラーなのか。



ベルリンを旅行中にアンディという英語を話せる青年と出会い、
束の間の楽しい時を過ごす。
翌日、偶然の再会を果たした2人は意気投合、
クレアはアンディの部屋までついていく。
すっかりいい雰囲気になり、
そのままアンディとの熱い一夜を過ごすクレアだったが…。
<allcinema>



ドイツにバックパッカーとして旅する女性に言葉巧みに近づき
いい関係になったところで監禁拘束するサイコ男と
監禁から決死の脱出を試みるヒロインのサスペンスホラーだ。

ヒロイン演じるテリーサ・パーマーはハリウッドでも
そこそこ有名な女優ではあるが、未だ決め手となる代表作がなく
まだまだ飛躍できていない。

そこで、今作の出来栄えに対し彼女は躍動していくのかと
そこのところが気になっていたが、ずばりこの映画ではまだ無理だ。

確かにすっぴんノーメイクで体当たり演技はしているが
そのすっぴんさ加減が恐怖に慄く表情として余りに素晴らしすぎて
まるで悪魔が乗り移ったモンスターに見える結果となっている。



つまり、監禁被害者としてどんどん憔悴していく様が半端ない。
ならばそれが、いい演技のはずなんだがどこか違うんだな~^^;

サイコ男も過去に描かれている幾多のサイコ野郎より
これまた随分普通の男でチョット独占欲が過剰だったくらい。

でもいいんです。
このサイコ男の描かれ方がオーバーでなかった分、信憑性があるし
でも韓国スリラー映画の代表作『チェイサー』には遠く及ばないね。



【今週のツッコミ】
・終盤に向かい次の獲物を物色するシーンがあのタイミングということは
 ヒロインが序盤で再会したとき前の被害者がまだ監禁中ということも。

・このサイコ男は獲物一人に対するスパンが短すぎないか^^;
 このペースで行くと年間数十人もの対象が必要となりそうだ。

・最初の脱出を試みたとき指を数本折られるシーンがものすごく痛々しい。

・いくら南京錠が掛けられていてもドアは木製のはず、家中には
 バールもあったし、それでドアに穴をあけましょうよ^^;

・もしや中途半端に彼女にストックホルム症候群が芽生えたからか。

・ワタシなら火を起こしドアを焼くね(爆)
 もしも彼女が元特殊工作員なら「ソルト」のように有るモノで工夫する。
 彼女にそこのスキルがないのがもどかしい。

・結局、頭を使いあるモノをサイコ男の生徒のノートに忍ばせるのだが
 ノートを目にしたあの学生が今回のMVPでしょうか^^

・そもそもだが言葉も話せない異国の地にバックパッカーとして
 女性一人旅する本人も当然脇が甘かったと言わざるを得ないだろう。

・ところで、テリーサ・パーマー見るたびにミハエル・シューマッハが
 頭に浮かんでしまうワタシであった(←こらこら)
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監督:ケイト・ショートランド
脚本:ショーン・グラント
音楽:ブライオニー・マークス
出演:テリーサ・パーマー/マックス・リーメルト/マティアス・ハービッヒ

『ベルリン・シンドローム』

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