評価★★★★【4点】
フィクションと言えども実際に起こり得る映画として
参考になるかは、持ってる資格次第。
◆
ある日、新しく発見された彗星が地球に接近し、
破片の一部が隕石となって落下、
世界各地の都市を破壊する大惨事が起こる。
そして、さらなる巨大隕石の衝突が予測される事態となり、
世界崩壊の危機が迫る。
そんな中、建築技師のジョン・ギャリティはその能力を見込まれ、
家族とともにアメリカ政府のシェルターへ避難するよう連絡を受ける。
急いで準備し、妻アリソンと息子ネイサンとともに
輸送機が待つ空軍基地を目指すジョンだったが…。
<allcinema>
◆
一般家庭での天体観測の醍醐味のひとつに流星群があるが
これが、ひとたび我々の住む地球にまっしぐらとくれば
話は違ってくる。
落下までの時間は割り出され、その間になにができるのか。
規模は6600万年前の恐竜を絶滅させた小惑星よりも巨大という。
今回は彗星であり、大小の塵をまき散らしながらの落下だ。
大きさから言えばどこに居てもダメな気がする。
しかし、大玉が落ちる(地球の)反対側に逃げれば
後は、小型爆弾のような塵を避けるだけいい。
普段、宝くじにまったく当たらないから、
もしかしたら、彗星の塵も当たらない気がする!と思うのは
自分に都合のいい予想だけど、すべてひっくるめて
人の運はみな平等という教えからである(誰からの?)
極限状態の当人たちを診る看護師のプロ対応に涙腺が緩む。
本作の軍看護師も『キャプテン・フィリップス』同様に。
ディザスター映画ほどシミュレーションできるモノはない。
皆が一斉に逃げ延びようとしたとき、人それぞれの人間性が出る。
少なくともワタシは人を蹴落としてまで生きようとしたくない。
子供のころ海に潜っていて溺れかけたとき
隣で潜っていた友人の背中を思いっきり蹴って浮くことができた。
友人も無事だったから笑えるが早く忘れたい思いでのひとつだ。
にしても、彗星の落下で空の状態がこんなに綺麗で珍しいと
これは一生モノと、逃げるの遅らせてでも肉眼で注視したい。
◆
【今週のツッコミ】
・ディザスター映画あるある
夫婦間にチョットした問題があって災害を乗り越えようとするうち
それが解決し、絆が生まれていっちゃうパターン。
・夫婦の親が言う、もう先が短いからお前たちだけ逃げなさいパターン
そのときに必ずというほど使えるガジェットを渡してくれる。
・夫婦家族に必ずハンデが付属するパターン
今回は7歳の子供に糖尿病という持病をつけスムーズに逃げれない。
・夫は必ず国家資格を持つ優秀な人材パターン
資格は2級や3級じゃダメみたい。
要支援、要介護の1級は「してもらう」資格だから当然NG(当たり前)
・生き延びるための最後の望みがギリ叶っちゃう主人公パターン
これで今までの妻の不満は一気に解消ってやつだ。
・主人公の妻は必ず体を絞っているアスリート系パターン
しかも夫の年齢からするとかなり若くて綺麗どころ。
・ノアの箱舟が大概用意されているパターン
そのノアの箱舟がなくバッドエンドの『ノウイング』をどうみるか。
・ジェラルド・バトラーが『アオラレ』のラッセル・クロウに激似。
特に冒頭シーン(一瞬、アレ?どっちだ)
・座ってるシートが響くほどの地を這う重低音を久々に体験した。
--------------------------------------------------------------------------------
監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:クリス・スパーリング
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ジェラルド・バトラー、モリーナ・バッカリン、デヴィッド・デンマン
『グリーンランド』
フィクションと言えども実際に起こり得る映画として
参考になるかは、持ってる資格次第。
◆
ある日、新しく発見された彗星が地球に接近し、
破片の一部が隕石となって落下、
世界各地の都市を破壊する大惨事が起こる。
そして、さらなる巨大隕石の衝突が予測される事態となり、
世界崩壊の危機が迫る。
そんな中、建築技師のジョン・ギャリティはその能力を見込まれ、
家族とともにアメリカ政府のシェルターへ避難するよう連絡を受ける。
急いで準備し、妻アリソンと息子ネイサンとともに
輸送機が待つ空軍基地を目指すジョンだったが…。
<allcinema>
◆
一般家庭での天体観測の醍醐味のひとつに流星群があるが
これが、ひとたび我々の住む地球にまっしぐらとくれば
話は違ってくる。
落下までの時間は割り出され、その間になにができるのか。
規模は6600万年前の恐竜を絶滅させた小惑星よりも巨大という。
今回は彗星であり、大小の塵をまき散らしながらの落下だ。
大きさから言えばどこに居てもダメな気がする。
しかし、大玉が落ちる(地球の)反対側に逃げれば
後は、小型爆弾のような塵を避けるだけいい。
普段、宝くじにまったく当たらないから、
もしかしたら、彗星の塵も当たらない気がする!と思うのは
自分に都合のいい予想だけど、すべてひっくるめて
人の運はみな平等という教えからである(誰からの?)
極限状態の当人たちを診る看護師のプロ対応に涙腺が緩む。
本作の軍看護師も『キャプテン・フィリップス』同様に。
ディザスター映画ほどシミュレーションできるモノはない。
皆が一斉に逃げ延びようとしたとき、人それぞれの人間性が出る。
少なくともワタシは人を蹴落としてまで生きようとしたくない。
子供のころ海に潜っていて溺れかけたとき
隣で潜っていた友人の背中を思いっきり蹴って浮くことができた。
友人も無事だったから笑えるが早く忘れたい思いでのひとつだ。
にしても、彗星の落下で空の状態がこんなに綺麗で珍しいと
これは一生モノと、逃げるの遅らせてでも肉眼で注視したい。
◆
【今週のツッコミ】
・ディザスター映画あるある
夫婦間にチョットした問題があって災害を乗り越えようとするうち
それが解決し、絆が生まれていっちゃうパターン。
・夫婦の親が言う、もう先が短いからお前たちだけ逃げなさいパターン
そのときに必ずというほど使えるガジェットを渡してくれる。
・夫婦家族に必ずハンデが付属するパターン
今回は7歳の子供に糖尿病という持病をつけスムーズに逃げれない。
・夫は必ず国家資格を持つ優秀な人材パターン
資格は2級や3級じゃダメみたい。
要支援、要介護の1級は「してもらう」資格だから当然NG(当たり前)
・生き延びるための最後の望みがギリ叶っちゃう主人公パターン
これで今までの妻の不満は一気に解消ってやつだ。
・主人公の妻は必ず体を絞っているアスリート系パターン
しかも夫の年齢からするとかなり若くて綺麗どころ。
・ノアの箱舟が大概用意されているパターン
そのノアの箱舟がなくバッドエンドの『ノウイング』をどうみるか。
・ジェラルド・バトラーが『アオラレ』のラッセル・クロウに激似。
特に冒頭シーン(一瞬、アレ?どっちだ)
・座ってるシートが響くほどの地を這う重低音を久々に体験した。
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監督:リック・ローマン・ウォー
脚本:クリス・スパーリング
音楽:デヴィッド・バックリー
出演:ジェラルド・バトラー、モリーナ・バッカリン、デヴィッド・デンマン
『グリーンランド』
落下までの時間が割り出せるのがスゴい!
と思うけど、今時のスーパーコンピューターに任せば
簡単なことなのでしょう。
>夫婦間にチョットした問題があって...
このパターンありますね。観客に受けるのかも?
「ノウイング」の宇宙船にはびっくりでした。
大画面でおまけにジェラルド主演で
映画を楽しみました。ラッセルと似てますか?
今日は名前きちんと入れました。
映画のように彗星や隕石が地上に激突するのは困りますけど(笑)
あんな風に空の異常現象が見られるなら、逃げずにワクワクするタイプなので、ある意味変人かもしれません。
>「ノウイング」の宇宙船にはびっくりでした。
そうですよね。ワタシもそう来るかでしたから。
ラストの絶望感が今でも記憶に残っている、ニコラス映画では良作と思っています。