クイーン

評価：★★★★


アカデミー主演女優賞を獲った作品でなかったら、まず観に行かなかったと思います。
ところが、映画が始まったらドンドン引き込まれて行ってしまいました。


“絶大な人気を誇ったダイアナ元皇太子妃の突然の事故死という事態に直面し、その対応に苦慮する英国王室の内幕に迫る実録政治ドラマ。予期せぬ悲劇に国民が悲嘆する中、適切な対処を怠りマスコミの非難の矢面に立たされ苦悩を深めるエリザベス女王と、新首相として国民からの信頼獲得を必要としていたトニー・ブレアがそれぞれの思惑を胸にこの政治的難局を乗り切るまでを赤裸々に描き出す。”


それぞれの役にそっくりな俳優を起用。

今は亡きダイアナ元妃だけは当時のニュース映像などを使用。


イギリス王室内部を知る上では、これ以上の映画はないでしょう。
エリザベス女王の人間性、公的機関で働くひとたちの立場上の言動など
どれもとても興味深かったです。

国民の非難を一身で受ける女王、チャールズ皇太子の小心者ぶり、新感覚派のブレア首相など、これはお奨め映画です。

いつまでも観ていたい！

そんな風に思わせる映画でした。


因みに、女王は車のメカに強いと思わせるシーンが出てきますが、あれはもの凄く意味深に感じた。

ダイアナ妃の事故死は第三者によるブレーキ装置の操作という疑惑もあるし・・・

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監督：スティーヴン・フリアーズ
脚本：ピーター・モーガン
撮影：アフォンソ・ビアト
音楽：アレクサンドル・デプラ

出演：ヘレン・ミレン/マイケル・シーン/ジェームズ・クロムウェル/シルヴィア・シムズ/アレックス・ジェニングス/ヘレン・マックロリー


『クイーン』オフィシャル・サイト
http://queen-movie.jp/