評価:★★★★【4点】
彼女が見せるラストの虚脱感は前作同様胸に刺さります。
目的達成した後の帰る場所がどこなのか、、、これが切ないね~。
◇
巨額の予算をつぎ込みながらも
一向にビンラディンの行方を掴めずにいたCIA。
そんな手詰まり感の漂うビンラディン追跡チームに、
情報収集と分析能力を買われたまだ20代半ばの
小柄な女性分析官マヤが抜擢される。
さっそくCIAのパキスタン支局へ飛んだ彼女だったが、
取り調べの過酷な現実に戸惑いを見せる。
そんなマヤの奮闘もむなしく捜査は依然困難を極め、
その間にもアルカイダによるテロで多くの命が失われていく。
そしてついに、マヤの同僚ジェシカがテロの犠牲になってしまう。
以来、個人的な感情にも突き動かされ、これまで以上に
ビンラディン追跡に執念を燃やしていくマヤだったが…。
<allcinema>
◇
本作は、当事者の証言をもとにして作られたそうで
実際行われた作戦をスクリーンを通して観られることが何よりだ。
9,11の同時多発テロから約10年の歳月が流れ
遂に目的は達成された。
しかし、その10年間、容疑者を執拗に追い続けた結果
彼女は心身ともに酷使し過ぎたたようで最後の表情が
なんともいえない。
キャスリン・ビグローは女性でありながら
骨太な社会派ドラマを得意とし、また女性であるからこそ
ラストで主人公が見せる涙をも演出できる繊細さで
守備範囲の広さがうかがい知れる。
さて、主人公の女性はその後どうなったのか。
女性としていちばん輝く時期をすべて仕事で失ったのを
任務終了とともに気付かされるなんて切なすぎる。
【今週のツッコミ】
・鑑賞前はジェシカ・チャステイン主演は???だったけど
最後のシーンの枯れた印象を撮るには彼女しかいなかったのかも。
でも、最初の20代という年齢には「おいおい」でしたが。
・ビンラディンの重要連絡係を見つけた辺りから
俄然、緊張感がアップしここからのテンポアップはグッドです。
・去年観た『ネイビーシールズ』が現役の隊員で架空の作戦。
今回の作戦もそのネイビーシールズが参加したということで
本作を現役の隊員使ってこの映画を作っていたらさらに高評価だったかも。
・長身で杖を使うパキスタンの重要参考人をガンダルフに例えた彼女は
時期的に見て『LOTR』を観た後だったのね。
・前半は「ザ・拷問ショー」のテレビ番組かと思うほど^^;
・PR51とPR52のステルス型アパッチヘリはエリア51に保管されてるのね。
あの現場で墜落させたパイロットの運転技術は如何なものかと思う。
・CIA上司の部屋のガラスに毎日マジックで経過日数を
苛立ちながら書きなぞって行くジェシカ姐さんが怖かった。
・タオルで水攻めってそんなに苦しいの?
その水攻め時のタオルのウンチクを『デンジャラス・ラン』で
デンゼルがライアンに言ってたのを思い出した。
・ミリタリー系撮らせたら下手な男性監督よりも上手いキャスリン。
こうなったら、お次もアメリカ万歳的社会派ドラマに期待します。
------------------------------------------------
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
撮影:グリーグ・フレイザー
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジェシカ・チャステイン/ジェイソン・クラーク/
ジョエル・エドガートン/マーク・ストロング
『ゼロ・ダーク・サーティ』
彼女が見せるラストの虚脱感は前作同様胸に刺さります。
目的達成した後の帰る場所がどこなのか、、、これが切ないね~。
◇
巨額の予算をつぎ込みながらも
一向にビンラディンの行方を掴めずにいたCIA。
そんな手詰まり感の漂うビンラディン追跡チームに、
情報収集と分析能力を買われたまだ20代半ばの
小柄な女性分析官マヤが抜擢される。
さっそくCIAのパキスタン支局へ飛んだ彼女だったが、
取り調べの過酷な現実に戸惑いを見せる。
そんなマヤの奮闘もむなしく捜査は依然困難を極め、
その間にもアルカイダによるテロで多くの命が失われていく。
そしてついに、マヤの同僚ジェシカがテロの犠牲になってしまう。
以来、個人的な感情にも突き動かされ、これまで以上に
ビンラディン追跡に執念を燃やしていくマヤだったが…。
<allcinema>
◇
本作は、当事者の証言をもとにして作られたそうで
実際行われた作戦をスクリーンを通して観られることが何よりだ。
9,11の同時多発テロから約10年の歳月が流れ
遂に目的は達成された。
しかし、その10年間、容疑者を執拗に追い続けた結果
彼女は心身ともに酷使し過ぎたたようで最後の表情が
なんともいえない。
キャスリン・ビグローは女性でありながら
骨太な社会派ドラマを得意とし、また女性であるからこそ
ラストで主人公が見せる涙をも演出できる繊細さで
守備範囲の広さがうかがい知れる。
さて、主人公の女性はその後どうなったのか。
女性としていちばん輝く時期をすべて仕事で失ったのを
任務終了とともに気付かされるなんて切なすぎる。
【今週のツッコミ】
・鑑賞前はジェシカ・チャステイン主演は???だったけど
最後のシーンの枯れた印象を撮るには彼女しかいなかったのかも。
でも、最初の20代という年齢には「おいおい」でしたが。
・ビンラディンの重要連絡係を見つけた辺りから
俄然、緊張感がアップしここからのテンポアップはグッドです。
・去年観た『ネイビーシールズ』が現役の隊員で架空の作戦。
今回の作戦もそのネイビーシールズが参加したということで
本作を現役の隊員使ってこの映画を作っていたらさらに高評価だったかも。
・長身で杖を使うパキスタンの重要参考人をガンダルフに例えた彼女は
時期的に見て『LOTR』を観た後だったのね。
・前半は「ザ・拷問ショー」のテレビ番組かと思うほど^^;
・PR51とPR52のステルス型アパッチヘリはエリア51に保管されてるのね。
あの現場で墜落させたパイロットの運転技術は如何なものかと思う。
・CIA上司の部屋のガラスに毎日マジックで経過日数を
苛立ちながら書きなぞって行くジェシカ姐さんが怖かった。
・タオルで水攻めってそんなに苦しいの?
その水攻め時のタオルのウンチクを『デンジャラス・ラン』で
デンゼルがライアンに言ってたのを思い出した。
・ミリタリー系撮らせたら下手な男性監督よりも上手いキャスリン。
こうなったら、お次もアメリカ万歳的社会派ドラマに期待します。
------------------------------------------------
監督:キャスリン・ビグロー
脚本:マーク・ボール
撮影:グリーグ・フレイザー
音楽:アレクサンドル・デプラ
出演:ジェシカ・チャステイン/ジェイソン・クラーク/
ジョエル・エドガートン/マーク・ストロング
『ゼロ・ダーク・サーティ』
もうすでに白い四駆があったのかどうかさえ忘れちゃってます^^;
でも、目立っていたってことはダメですよね~(笑)
屋根に赤い×マークなんか施してたんでしょうか(それ、ジョシュくんの映画でしたかね)^^;
そうそう、あのヘリって高額らしいですね。いとも簡単に落としちゃってとっ散らかっていましたね(爆)
適当に壊して軍事産業のさらなる拡大でもネラッてるんでしょうか(笑)
ちょっと突飛過ぎてワケわかんなかったかも・・
「捕まえられるもんなら捕まえてみな!」的な
(ディカプリオ的)挑発行為だったんでしょうか?
(超高額な)ヘリを墜落させたクルー達の処分内容も気になります。米国籍剥奪?(⌒~⌒ι)
すっぴんジェシカってだけで、彼女の出てる過去作品と一線を画すモノだったと思います。
高貴な佇まいを醸し出しギリシャ彫刻のような雰囲気は同じ空気を吸っていない感じ(笑)
っていうか、ほとんど見た目の印象で言ってますけどね^^;
で、その彼女がこの映画で見事な演技をみせてくれました。
>本当にitukaさんの評価って当てになるなあと思います。
まぁ、なんて嬉しいことを!^^
これを機に、一層精進していきたいと思います(笑)
『シュガー・ラッシュ』は脚本が素晴らしいと思いますし、なにより女戦士の存在が大きかったんですよ。
多分に男性ファンを一気に取り込んだと思います(笑)
>『パラノーマン』、3.5かあ。迷うなあ…。私のtwitterのタイムラインでは、すごい評価が高いんです。
迷った場合、時間の都合が付くならご覧くださいませ~
これは物語りよりもローアングル多用した面白いカメラワークに一票入れました(笑)
本当にitukaさんの評価って当てになるなあと思います。
『シュガー・ラッシュ』はみんな絶賛してるんですよね。でも、吹替が辛いので、公開前から見るのを断念してしまいました。
『パラノーマン』、3.5かあ。迷うなあ…。私のtwitterのタイムラインでは、すごい評価が高いんです。
あらま~!途中で睡魔に襲われたのですね(笑)
ワタシはそこまではなかったですが、中盤辺りは若干テンポが遅い印象でしたかね^^;
でも、こういう雰囲気は好きなので一語一句見逃さないよう画面を食い入るように観てました(爆)
終盤からはネイビーシールズの活躍にワクワクモノで
暗視4点カメラの感じがエイリアンにも見えたりして笑えました(笑)
ジェシカ・チャステインは知的で高貴な印象でしたが、こういう役もやっちゃうと
逆にナオミ・ワッツの十八番を奪いそうで社会派サスペンスのキャストに変化が起こりそうです^^
感想を書くのもおこがましいですが・・・。
マヤという女性の生きざまはほんとうにすごい。
もちろん、どういう女性かなんて、
具体的に写真や資料は出せるはずもないんですが
ジェシカ・チャステインの作りだしたイメージは
かなりいい線だったんではないか??
なんて思ってしまいました。
でも、ちょっと、長かった。。。(-_-;)
>彼女実年齢より落ち着いて見えますものね(笑)
あみさん、優しいですね^^
ワタシだったら直接的に“老け過ぎ”と吐き捨てそうでしたので、ひと呼吸してからよく考えて言葉を選ぶようにしたいです^^
ジェシカさん35歳でしたか~(笑)←なにを笑う!^^
CIAに配属されたときが25歳でそこから10年余りってことで、女性のいちばん輝く時期に大したものですよね。
え~!フランスの特殊部隊モノって、どんより系の3拍子なんですか!
以前、ジェイソン・ステイサムが劇中台詞で自慢してたんで気になってたんですよ(笑)
チャステインは35歳ですから女優さんとしてはそれほど無理な設定ではないでしょうが、彼女実年齢より落ち着いて見えますものね(笑)
それから横で申し訳ありませんが、フランスの特殊部隊もの映画はハリウッドものに比べると、重くて暗くて観た後ずーん。。。となります(それでも好きですけどね。特殊部隊もの・笑)
ジェシカの顎って割れてましたね(笑)
できれば、ニコールのように鼻も割れてれば完ぺきですかね~(爆)
そもそも、こういう役柄をジェシカが演じること自体、へ~!でしたが
ラストの方で、すっぴん、誇りまみれ、やつれた感などすべてひっくるめてこのひとしかいない!という感じでした。
ワタシも痛いの苦手だから即効でしかも聞かれてもないことも話してしまいそうです^^;
ネイビーシールズよりも訓練が厳しいフランス特殊部隊GIGN(ジェイジェン) の映画も観てみたいです(笑)
これでオスカー確実なんでしょうかぁ~もっと内面を見せてくれると期待した私は、正直それほどとは思わなかったな…。
拷問シーンを描くことで、アメリカ万歳映画ではないなとは思いました。
本国から離れれば、合法だったようですが、相手がどこの誰であれ、これを正義とは思えませんものね。
(自分だったら、痛い目に合う前にすぐ吐きます^^)
そうそう、ネイビーシールズの活躍は、あちらの映画の方がハラハラしたし、リアルだったかも。