「笈の小文」より、今日の一句。
「此山のかなしさ告げよ野老掘(ところほり)」 芭蕉
ところほり、、、さて、何のことざましょ?!(◎_◎;)
(解説)
「野老」(ところ)は、ヤマイモ科の植物で、細い蔓を伸ばしヤマイモに似る。多くの細根をもち、老人のひげを思わせるので「野老」と書かれた。正月の飾り物とし、また苦みを抜き、ご飯に混ぜて食べる。「野老掘」が季語で春。
(句意)
この山は昔、伽藍盛大を極めたと聞くが、いま見るとその往事をしのぶよしもなく、ただ、ひっそりと野老掘る人がいるばかりである。野老掘る里人よ、この山の荘厳の滅び去っていったかなしさを我に語り聞かせておくれ。
へぇ〜、野老(ところ)ジョージ!🕶
野老堀って、ヤマイモ堀りのことだったのね!🍠
それでは、馬関より謹んで返句申し上げます。( ^_^)/~~~
「自然薯を掘るや終いに折れぬよう」 祖谷馬関
ちなみに、山芋の正式名書は「ヤマノイモ」となっており、ヤマノイモ科・ヤマノイモ属に分類されるつる性植物の総称です。中でも、日本原産の品種を指し、別名が「自然薯」となっています。つまり、山芋と自然薯は同じもののこと。独特の甘みがおいしく、粘り気が強いことが特徴です。地域によって「大和芋」「伊勢芋」とも呼ばれます。
一方、長芋とは、ヤマノイモ科・ヤマノイモ属の1種です。ときに「山芋」にまとめられることもありますが、一般には中国から伝わってきたものを指します。中世以降に日本に渡ってきたとされ、筒状の細長い見た目をしています。また、山芋に比べて水分量が多く、粘り気も弱いことから、酢の物やサラダに利用するとよいです。
一方、長芋とは、ヤマノイモ科・ヤマノイモ属の1種です。ときに「山芋」にまとめられることもありますが、一般には中国から伝わってきたものを指します。中世以降に日本に渡ってきたとされ、筒状の細長い見た目をしています。また、山芋に比べて水分量が多く、粘り気も弱いことから、酢の物やサラダに利用するとよいです。