最愛の人を失くした心持ちは計り知れません、、、特に人生のパートナーを失った折の喪失感、その絶望は筆舌に尽くしがたいものだと思います。(≧∇≦)
直木賞作家・城山三郎さんの名著「そうか、もう君はいないのか」は、癌に倒れた最愛の妻との出逢いから別れまでを綴った回想録。(^-^)
原本は、城山三郎氏(2007年3月没)の死後に見つかったそうで、新潮社から発刊された作品は、TBSドラマにもなり、田村正和・富司純子が夫婦を演じました。(^。^)
。
あらすじは次のとおりです。
作家の城山三郎(田村正和)と妻の容子(富司純子)は海辺の街で穏やかな生活を送っていた。
息子の有一(田中哲司)一家は米国で仕事をしているが、鎌倉に嫁いだ娘の紀子(檀れい)は何かと両親のもとにやってくる。
三郎と容子がここ茅ヶ崎に移り住んだのは、昭和32年の大晦日。新人賞をもらったばかりの三郎は「故郷の名古屋にいるとダメになる」と、わざわざ見知らぬ土地にやってきたのだった。夜逃げだと噂されながらも一家はこの地に馴染み、三郎は次々と小説を発表し続けた。
そんなある日、体調が思わしくないと精密検査を受けた結果、容子の身体からガンが発見された。
三郎はどんな方法でも試してほしいと医師に望むが、容子は手術や抗がん剤を拒み、通院して治療したいと主張する。
2か月が過ぎ、このまま小康状態が続くのではと思われた矢先、容子が倒れ救急車で病院に運ばれる。このままだと一晩もつかどうかと医師の診断だったが、その翌日、奇跡的に容子の意識が回復する。
それ以降、三郎は日に2回容子の病室に通い、二人で食事をするのが日課となった。
このとき、容子から三郎との出会いの話を聞いた紀子は、両親が恋愛結婚だったことを初めて知り驚く…。
「今夜もひとり眠ろうか」
地下鉄で僕の目の前に座った
長い髪の人があの日の君に似ていた
僕は眼を凝らしてじっと見つめた
その人は怪訝な顔で次の駅で降りた
夢の瞬間は それで終わった
僕の間違いは すぐに分かった
君が生きていたら 僕と同じ年
あんなに若いはずがないじゃない
もしも君が見たら きっと拗ねるだろう
あの娘よりずっとスリムだわと
今夜は 特に 冷えそうだ・・・
今夜も ひとり 眠ろうか・・・
地下鉄で僕の目の前に座った
長い髪の人があの日の君に似ていた
僕は眼を凝らしてじっと見つめた
その人は怪訝な顔で次の駅で降りた
夢の瞬間は それで終わった
僕の間違いは すぐに分かった
君が生きていたら 僕と同じ年
あんなに若いはずがないじゃない
もしも君が見たら きっと拗ねるだろう
あの娘よりずっとスリムだわと
今夜は 特に 冷えそうだ・・・
今夜も ひとり 眠ろうか・・・
今夜は 君に 逢いたいね・・・
今夜も ひとり 眠ろうか・・・
by 祖谷馬関
◼️YouTubeはこちら↓