「御廟 年経て忍 は何をしのぶ草 」 芭蕉
(句意)
当句には、「後醍醐天皇の御廟を拝む」との前詞があり、この御廟は吉野山如意輪寺の裏山にある、後醍醐天皇の塔尾陵を指す。廟所は長い歳月の間にいたく荒廃し、忍ぶ草がはびこっている。あの忍ぶ草はいったい何を思い、偲んで生えているのだろうか。
にゃるへそ。🐈⬛
どこかのブログでは、この句を「通俗的」と評していましたが、馬関的にも「あまり深みがないなぁ」との印象。!(◎_◎;)
「忍は何をしのぶ草」なんて、掛詞のテクニックも幼稚な感じが否めません。m(__)m
「偲ぶ」、、、昔、「歴史街道シンポジウム」の運営に携わったことがあり、大阪が生んだ国民的作家「司馬遼太郎」氏に因んだ企画として、会場内に「司馬遼太郎を偲ぶ」と題したパネル展示と本の販売コーナーを設けることにしました。(^。^)
この企画に協賛いただくべく、東大阪市内にある「司馬遼太郎記念館」を訪ねたところ、、、「司馬は”偲ぶ”という表現は好まないと思います」と諭されました。(^-^)
一転、同企画は、司馬遼太郎氏が愛した「菜の花」に因んで、「司馬遼太郎と菜の花コーナー」に変更、、、シンポジウム当日は大変な人気を博しました。(^_^)
「しのぶ」、、、馬関と同い年のいとこ、、、しのぶちゃんは、六年前、癌を患い、五十歳の若さで亡くなりました。
幼い頃から一緒に遊んだ「しいちゃん」、、、屈託のない笑顔が今も瞼に浮かびます。m(__)m
彼女の運命、人生の悲哀を思い、一句献上。( ; _ ; )/~~~
「黒南風や花の盛りを叩く雨」 祖谷馬関