「義朝の心に似たり秋の風」 芭蕉
うーん、、、これも平板というか、誰でも詠めそうな、芭蕉翁らしくない句に聞こえます。(-.-;)y-~~~
句意は未だ調べてませんが、義朝は源義朝で、頼朝の親父さんでしょ?
平治の乱で平清盛らに敗れて、殺害された武士・源義朝、、、その心に似たりとする「秋の風」とはこれ如何に?(°▽°)
「女心と秋の空」とは言いますが、「秋の風」なんですよね?(^_-)
秋の風、、、フツーに考えると、「冷える」「物悲しい」「落ちぶれる」みたいな感じでしょうか。(^_^)
では、句意をば、拝見!ヽ(;▽;)
(句意)
「月見てや常盤の里へかへるらん」の前句に対して、守武が「義朝殿に似たる秋風」と付句したことで有名。義朝の妻である常盤御前のお墓の前で、物悲しい秋の風を感じています。芭蕉は義朝や常盤御前への想いを馳せて、秋の風に合わせて句を詠みました。この句は、守武の付句に「の心」と入れただけなのに句が完成するのだからさすがに俳聖…。ただし、やっぱり義朝に何処がどう似ているのかは分からない。
にゃるへそ!🐈⬛
なんだか釈然としませんが、解説を聞いて、はじめて、芭蕉翁は「常盤御前の墓」を訪ねたのだ、と分かりました。(^-^)
常盤御前は、源義朝の妻、ということは、NHK大河ドラマ放送中の源頼朝・義経の母、、、現代においては、大変なビッグネームです!( ; _ ; )/~~~
1600年代の俳聖・松尾芭蕉が、500年も前の武将、源義朝と常盤御前の悲運に思いを馳せる姿を想像すると、一句の内容の以前に、時空を超えた物凄い感動が伝わって来ます。(^。^)
というわけで、梅雨入り間近の時期に、あえて秋の風の返句。(^_^)
「都落ち五条の別れ秋の風」 祖谷馬関