今日は晴れときどき曇り。今日は8時に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には青空が広がっていて、所々に薄い雲が広がっている。日射しが燦々と降り注いでいて、団地の前庭の木々の影が濃く見えていた。次第に雲が広がってくると、日が陰ることもあるものの、日射しが熱いくらいに感じられる。雲から太陽が出ると、再び強い日射しが照りつけてきた。
今日は仕事のため、昼前に職場に行く。外に出ると、弱い北よりの風が吹いているものの、蒸し暑いくらいの陽気である。駅に着く頃には、額に汗が浮かんだ。
日野駅から中央線特別快速電車に乗って新宿に向かう。日中の都心は雲が多いものの、雲の合間から青空が広がっていて、真夏のような日射しが照りつけていた。昼間の最高気温は30℃を若干下回り、真夏日とはならなかったものの、厳しい暑さの1日となった。湿度が高めで、強い南よりの風が吹いている。蒸し暑くて、汗をたっぷりとかいてしまった。
午後、仕事を終えると、遅いお昼を食べて帰ることにした。東京メトロ丸ノ内線西新宿駅1番出口から中野坂上方面に30mほど青梅街道を進んだところにラーメン屋「麺屋武蔵 五輪洞」がある。今日はこの店でランチを食べることにした。
店内に入るとすぐ目の前にタッチパネル式の券売機があり、ここで食券を購入する。
トップ画面から「日本語」のボタンをタッチすると、「つけ麺・ら~麺」のメニューが表示された。
「冷やしつけ麺」のメニューは夏季限定メニューのようだ。
「サイドメニュー・トッピング」のページには各種トッピングに加えて、「ご飯もの」「熱々ジューシー!!餃子」「ドリンク」が掲載されている。
券売機の脇には「つけ麺 麺量表」が貼られていた。並盛り~3.5倍盛りは同価で、茹で前850gと1kgはプラス料金となる。
注文したのは一番人気の「濃厚五輪洞つけ麺」である。「濃厚五輪洞つけ麺」のボタンをタッチすると、麺の量を選択する画面が表示される。
麺の量は過去の経験から2.5倍盛りとした。茹で前410g、茹で後約710gとなる。麺の量のアイコンをクリックすると、「サイドメニュー・トッピング」のページが表示された。
ここはスルーして「発券」のアイコンをクリックすると、代金の支払い方法を選択する画面が表示される。
ここでクレジットカードを選択し、左手にあるカード挿入口にクレジットカードを差し込むと、暗証番号を入力した。すると、領収書が発券される。これで、料理の注文は終了である。券売機と厨房がダイレクトに通信していて、注文した内容が厨房に伝えられるらしい。店員に案内されるがままに、店の奥に進んだ。
店内は一番奥に厨房が有り、その手前に8人掛けのテーブル席が2卓と5人掛けのテーブル席が1卓、4人掛けのテーブル席が3卓、2人掛けのテーブル席が2卓配されている。入口に近い左手の壁に面してカウンター席が7席設けられていた。
店員の案内で4人掛けのテーブル席に座る。席に座るとお冷やと紙おしぼりが卓上に置かれた。卓上にはスープ割りのポットと冷水のポット、アルコール消毒液が置かれている。
お冷やを飲んで待っていると、店の奥の厨房から料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。トレーの上には大きなザルに麺が盛られ、つけ汁のお碗が置かれている。レンゲと箸もトレーの上に載せられていた。
さっそく箸袋から箸を取り出し、つけ麺を食べることにする。
つけ麺の麺は麺屋武蔵謹製「包丁切り麺」である。太麺で、麺の上には低温調理で仕上げた特製チャーシューが9枚折りたたむように載せられていて、味玉がその脇に載せられている。チャーシューの上にはカイワレが添えられていて、おろし生姜の入った醤油ダレがトッピングされている。
つけ汁は魚介豚骨スープで、メンマと穂先メンマ、刻んだチャーシューが3本入っている他、鴨脂、鰹節、すり胡麻、刻みネギがトッピングされている。
最初にレンゲを取って、スープを掬って飲んでみる。鰹・煮干しの魚介系スープと豚骨・鶏ガラの動物系スープをあわせたが魚介豚骨スープはドロドロとしていて、濃厚な味わいの中に甘味が感じられる。
レンゲを置くと、箸を取ってスープに麺をたっぷりと浸けて口に運んだ。極太ストレート麺は弾力のあるモチモチとした食感で、コシがあって美味しい。麺にはたっぷりとスープが絡まって口の中に入ってくる。
刻みチャーシューはスープをたっぷりと吸って、ジューシーな味わいで美味しい。刻みネギのシャキシャキとした食感やメンマの歯応え、穂先メンマのジューシーな味わいなどが絡み合い、口の中でそれぞれの歯応えが合わさって、喉の奥に消えていく。
麺の上に載せられたチャーシューをスープに浸けて食べる。薄いチャーシューは脂身の少ない肉質系で、あっさりとした肉の旨味がストレートに感じられる。チャーシューにトッピングされた醤油ダレの生姜の清涼感がスープに溶け込んで、甘味と酸味、旨味が三つ巴になってチャーシューに絡んで喉の奥に消えていった。
麺とチャーシューを一緒に口に運ぶ。麺の歯応えにチャーシューが口の中で裂けて、麺に絡まり合い、スープと渾然一体となって喉を通り過ぎていく。美味い。それ以上の言葉が見つからない。
麺を食べていると、スープが残り少なくなった。店員に1回だけスープのお替わりができると聞かされて、スープをお替わりする。お替わりのスープはすぐに運ばれてきた。
熱々のスープに麺をたっぷりと浸けて口に運ぶ。歯応えのある麺に濃厚なつけ汁がたっぷりと絡まって、口の中では麺とスープ、チャーシューの三重奏が奏でられているようだ。これに様々な薬味が絡まって複雑でコク深い味わいが楽しめる。クセになるような味わいである。
麺を食べてしまったところで、残ったスープに卓上のポットからスープ割りを注ぐ。スープ割りは薄い色が付いている。
スープ割りを適量注いだところで、スープと良くかき混ぜて、スープを飲んだ。熱々のスープ割りで温められたスープは飲み応えがあって美味しい。スープを飲み干すと、お腹が苦しいくらいに満腹になった。
最後にコップに残ったお冷やを飲み干して完食。美味かった。満足である。
帰り支度をすると席を立って店を出た。外に出ると太陽が雲に隠れて、少し陰ってきている。
新宿駅まで歩いて行くと、中央線下りホームに上った。ホームに滑り込んできた電車は中央線特別快速電車だったが、空いていたので、電車に乗って席に座る。新宿駅から日野駅までは30分ほどで到着する。日野駅で電車を降りると、改札を抜けて駅の外に出た。
空を見上げると、上空の雲が厚くなっていて、日射しが弱々しく感じられる。しかし、湿度が高くて蒸し暑い。強い南よりの風が温風のように感じられた。額から汗が滴り落ちて、ワイシャツが汗で湿っぽく感じられる。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、額の汗を拭いながら帰宅した。
今日は曇り。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、日射しの無い朝となった。今朝の気温は17℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。外に出ると、昨日降った雨で濡れた路面は大方乾いているものの、雨に濡れた箇所が所々、黒いシミのようになって見えた。
今日は1日都内に出張で、講習会を受講することになっている。今日はビジネスリュックサックで行くことにして、ビジネスカバンに詰めていた荷物をビジネスリュックサックに入れ替える。
いつもより1時間ほど遅く家を出ると、シメシメとした空気がヒンヤリと冷たく、風が涼しく感じられた。講習会の会場には中央線快速電車と都営新宿線を乗り継いで行く。座っていくことはできないかと思っていたが、中央線快速電車に乗ると運良く席が1つ空いていて、新宿まで座っていくことができた。
日中は曇りで、上空にはどんよりとした雲が広がるすっきりしない空模様となった。昼間の最高気温は23℃で湿度が高く、弱い南よりの風が吹いている。外に出ると、ムシッとした陽気だが、日射しが無いこともあって、風が少し涼しく感じられた。
講習会を終えると、同僚と駅前の居酒屋で軽く酒を飲んだ。1時間ほどで店を出て別れたのだが、小腹が空いていることに気付いて、帰りに〆のラーメンを兼ねて夕食を食べていくことにした。
船堀駅から都営新宿線の線路の南側の側道を線路沿いに東大島駅方面に歩いて行く。船堀街道を渡り、船堀メトロ商店街と書かれた看板の左側の道を高架橋沿いに歩いて行くと、右手に「ら~めん」と書かれた赤い看板が目に入った。今日はこの中華料理屋「翠寿 船堀支店」に入ることにした。
店に入る。通りに面した間口の広い店内は右手に厨房があり、厨房に面してカウンター席が3席設けられている他、左手には小上がりが設けられていて、4人ほどが座れる座敷卓が2卓と2人ほどが並んで座れる座敷卓が1卓配されている。カウンター席と小上がりの間には4人掛けのテーブル席が4卓設けられていた。
店のご主人だろうか、案内されるままに4人掛けのテーブル席の1つに腰を下ろす。着席するとお冷やが出された。奥の厨房には奥さんだろうか、夫婦で店の切り盛りをしているようである。
卓上には醤油と酢、ラー油、ソース、コショウ、塩、一味唐辛子ちうった調味料の他、箸と楊枝、メニューが置かれている。まずはメニューを見てみることにした。
メニューは1枚のラミネートされたメニューと2枚のラミネートされたメニューをカードリングで綴っている。ラミネートされたメニューの片側には各種飲み物のメニューが掲載されている。カードリングで綴ったメニューには「もやしそば」「オムライス」「タレ焼きそば」「ラーメン・半チャーハンセット」の4つのメニューが掲載されている。
裏面をめくってみた。ラミネートされたメニューのもう片側には各種サワーが掲載されている。カードリングで綴ったメニューの裏側には各種麺類のメニューが掲載されている。
カードリングで綴ったメニューの見開きは各種「ご飯類」「炒めもの」「点心」「一品料理」「おつまみ」「揚げ物」が掲載されていた。
さっそく、店員を呼んで料理を注文する。注文することにしたのは「ミソラーメン」「ライス」である。料理を注文すると、お冷やを飲んで料理が出来るのを待った。
しばらくして、料理が一式運ばれてきた。
さっそく箸立てから箸を一膳分取ると、「ミソラーメン」から頂くことにする。
「ミソラーメン」の麺は中細の手もみ麺で白い味噌スープに浸かっている。麺の上には豚肉とキャベツ、もやし、キクラゲ、ニンジンを炒めたものがたっぷりと載せられている。「ミソラーメン」にはレンゲが添えられていた。
さっそくレンゲを取って、スープを少し飲む。熱々の味噌スープはあっさりとした味わいで、野菜や豚肉の旨味に味噌の旨味が合わさって美味しい。味噌は白味噌を使っているのだろうか、スープに甘味があって、胃袋に染み渡るように感じられた。
今度は箸を手に取って、「ミソラーメン」を食べる。麺の上に載せられた野菜はしんなりとしてジューシーな味わいで美味しい。定番の中華料理屋の味噌ラーメンといった感じで、炒められた野菜の甘味に豚肉の旨味が絡み合う。野菜を食べていると、スープの中から麺が姿を現した。
中細の麺はモチモチとした歯応えで、スープをたっぷりと絡めて口の中に入ってくる。熱々のラーメンを食べていると、額に汗が浮かんだ。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、汗を拭いながら麺を食べた。
麺をあらかた食べ終えたところで、ライスを食べることにする。
ライスはお碗に盛られている。
ライスには冷や奴とお新香が添えられた。体がラーメンを食べて熱いので、まずは冷や奴を頂こう。冷や奴には刻みネギがトッピングされている。
冷や奴に醤油を適量垂らして、冷や奴を食べる。
冷たい豆腐はラーメンを食べて熱くなった体をいくらか和らげてくれるようだ。豆腐の淡泊な味わいに醤油の旨みが絡まって喉の奥に消えていく。刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになって美味しい。
冷や奴を一気に食べてしまうと、ライスに「ミソラーメン」のスープをレンゲで掬って注ぎ込んだ。この汁かけ飯を添えられたお新香で食べる。お新香は白菜と人参の浅漬けに野沢菜を刻んだものである。
サラサラとライスを食べながら、お新香を食べる。お新香のシャキシャキとした食感にジューシーな味わいが熱い汁かけ飯に歯応えのアクセントになっている。お新香のほどよい冷たさが熱くなった体に涼気をもたらしてくれるようだ。サラサラと汁かけ飯を食べてしまうと、お碗の中のライスが無くなった。
最後にラーメン丼に残ったスープを飲み干し、完食。美味かった。満腹、満足である。代金を現金で支払うと、帰り支度をして店を出た。船堀駅まで歩いてくと、改札に入って、上りホームに昇る。
新宿方面の電車は空いていた。船堀駅から新宿駅までは30分ほどで到着する。新宿駅で中央線快速電車に乗り換えると、日野駅に向かった。
電車が日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜ける。空を見上げると、上空には白い雲が広がっていた。シメシメとした空気が少し涼しく感じられるものの、ムシムシと暑い。団地の草むらから虫が鳴いているのが聞こえた。
今日は晴れ。枕元の目覚まし時計代わりにしている携帯電話のアラームが鳴って、目が覚めたのは午前9時である。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲ひとつ無い青空が広がっていて、強い日射しが照りつけている。団地の前庭の木々の緑は濃くなっていて、茂みの中から鳥のさえずりが聞こえている。風はほとんど無く、日射しの熱が、既に暑いほどに感じられた。
日中は晴れて、青空が広がった。上空から西の空に掛けて綿を広げたような大きな雲が漂っているものの、強い日射しが照りつけている。日中の最高気温は31℃で、2日連続の真夏日となった。湿度が低く、強い南よりの風が吹いている。空気が乾燥しているものの、厳しい暑さで外に出るとまるでサウナに入ったような陽気となった。
午後は快晴となった。お昼に上空にあったはずの雲は無く、強い日射しが降り注いでいる。まだ6月で梅雨も明けていないが、既に真夏の空模様となった。むしろセミの鳴き声が聞こえない方がおかしいくらいに感じられる。辺りは外を歩いている人も少なく、しんと静まりかえっていた。
午後、新宿に所用があって出かける。電車に乗って新宿駅に到着すると、まずは遅いお昼を食べることにした。今日は朝から何も食べておらず、コーヒーを飲んだだけである。しかし、既に午後3時を過ぎて、多くの店はランチタイムも終えている。何か食べたいと思って入ったのは新宿センタービルである。
4号街路地下道からセンタービル地下1階に入るとすぐ左手にラーメン屋「舎鈴 新宿センタービル店」がある。この店のあった場所は、天丼屋「天丼てんや 新宿センタービル店」があったが、一昨年12月に閉店し、今年の4月にラーメン屋「舎鈴」としてオープンした。今日はこの店に入ることにした。
店に入ると、入口正面にタッチパネル式の券売機があり、ここで食券を購入する。トップ画面には季節商品の「冷やかけ」が表示されている。
右上のタブの「つけめん」を表示させた。
「中華そば」の画面も見てみる。
その他のページは中国語と英語のページになっている。
既に閉店したラーメン屋「舎鈴 新宿西口店」でつけめんを食べたことがあるので、今日は別のメニューを食べてみたいところである。しかし、今日は暑いこともあって「中華そば」よりも「冷やかけ」を試してみたいところである。そこで、「冷やかけ」を注文することにしたのだが、ここで判断ミスをしてしまった。とにかくひもじいという気持ちと暑いという感覚が自分を圧していて、普段は汁そばを食べるときは並盛を注文するのだが、このときは迷わず大盛を注文していたのである。
そして、汁そばには必ず注文する「ライス」も注文した。ライスを注文する以上は「特製盛り」も注文する。食券を購入すると、空いている席に座った。
この店のシステムは
① 食券を買い、店内の空いている席に座って料理が出来るのを待つ。
② やがて食券に書かれている番号が呼ばれるので、奥の配膳口で料理を受け取る。
となっている。
店内は奥に厨房があって、その厨房の右手奥に4人掛けのテーブル席が2卓配されている他、厨房の手前に向かい合わせに14人が座れる長テーブルがあって、中央に仕切板が設けられて、カウンター席になっている。その両脇の壁や厨房に面してカウンター席が19席設けられている。
配膳口の脇と店の中程に置かれた台の上には冷水器と紙エプロン、スープ割のポットが置かれている。冷水器の横に紙コップディスペンサーが設けられているので、そこから紙コップを1つ取り出すと、冷水器で冷水を注いで、確保した席に置いた。
中央の仕切板の下には一味唐辛子、柚子粉 黄、七味 黒、粗挽き梅 赤、季節の柑橘酢、粗挽コショウといった薬味が並べられている他、箸と楊枝、台ふきん、紙ナプキンが置かれている。
やがて、店内のアナウンスが流れて、食券の番号が呼ばれた。店の入口脇に設置されたディスプレイにもできあがった商品の食券の番号が映し出されている。配膳口で食券を店員に渡すと、配膳口脇に置かれたレンゲを1つトレーに載せて、確保した席に戻った。
さっそく箸と紙ナプキンを1枚取ると、まずは「冷やかけ大盛」を食べることにする。一見して、やっちまったな、と後悔した。
「冷やかけ大盛」の麺はストレートの太麺で、透き通った山吹色のスープに浸かっている。麺の上には6切れにカットされたチャーシューとナルトが1枚、メンマ、刻みネギ、刻み海苔が載せられている。スープには氷が浮かべられている。
スープは丼の縁近くまで注がれていた。麺はスープに浸かりきらずに山盛りに盛られている。太麺ということも手伝って、かなりのボリュームである。大盛りにしたことの後悔がわき起こってきた。
まずはこぼれそうなくらいに注がれたスープを減らそうと、レンゲを取ってスープを掬って飲んだ。特製出汁を使ったというスープは冷たくて美味しい。煮干しと鰹が効いた強めの醤油スープはスッキリとした味わいながら、節の味わいが濃くて、旨味が濃厚に感じられる。暑い夏に合うように少し味が濃いめに感じられた。
麺を食べてもスープがこぼれないくらいにまで減ったところで、レンゲを置くと麺を食べる。太いストレート麺はたっぷりのスープを纏って口の中に入ってくる。小麦の風味を生かした太麺は、弾力のある歯応えにコシがあって美味しい。噛めば噛むほどに味わい深い麺で、スープの旨さが絡まって、食べ応えがある。
麺を食べていると、麺に絡まって麺の上に載せられた具が口の中に入ってきた。チャーシューは麺の太さに合わせて刻まれている。脂身の少ないチャーシューはハムのような食感で、麺の歯応えを邪魔しないような工夫がされている。メンマも麺の食感にアクセントを与えている。パリパリとした歯応えにスープが加わって、ジューシーで美味しい。刻みネギのシャキシャキとした食感もまた、麺の食感に彩りとアクセントを与えている。もうどうにも箸が止まらない。
特製盛りの小皿の上には海苔が2枚と味玉が1個、チャーシューが1枚載せられている。
この内、海苔をまずはスープに浸して、ライスで食べることにした。
ライスはお碗に盛られている。
ライスの上にスープに浸した海苔を広げて、ライスを巻くようにして口に運ぶ。やや固めに炊かれたライスは弾力のある歯応えで、ジューシーな海苔との組み合わせが美味しい。濃いめの味わいのスープを纏ったライスは、食べ応えがある。あっと言う間に2枚の海苔が無くなった。
海苔を片付けたところで、特製盛りの小皿の上に残った味玉とチャーシューを「冷やかけ」の丼に投入して、麺を食べる。味玉は黄身の味わいが濃くて美味しい。チャーシューはスープに浸して、そのままかぶりついた。脂身の少ない肉質系のチャーシューは肉そのものといった味わいで美味しい。刻んだチャーシューと刻まないチャーシューの歯ごたえの違いが、肉の味わいにもあらわれているようだ。
麺をあらかた食べ終えたところで、スープをレンゲで掬ってライスに注いだ。ライスがスープでヒタヒタになったところで、お茶漬けをかき込む要領で、ライスを食べる。冷たい雑炊といった感じになった汁かけご飯は具の無い冷や汁ご飯のようにサッパリとして美味しい。あっと言う間にお碗が空になった。
最後に「冷やかけ」の丼に残ったスープを飲み干して完食。食べる前はそのボリュームに焦りを感じていたが、食べてみればあっけなかった。ただ、かなり食べた気分である。お腹もいっぱいだ。
紙コップに残ったお冷やを飲み干すと、食器類を返却口に戻して店を出た。その後、所用を済ませて帰宅の途につく。
新宿駅の中央線下りホームに昇ると、ホームはかなり混んでいた。混雑を避けて、特別快速電車を見送り、その後にきた快速電車に乗り込む。途中駅で席が空いたので、シートに腰を下ろした。急速に眠気が襲ってきて、瞼を閉じる。目が覚めた時には、電車が多摩川を渡るところだった。
日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。夕日が山のシルエットに隠れる頃、家に到着する。西の空が赤く染まり、山々のシルエットがクッキリと映えていた。夕暮れ時の風が心地よく感じられた。
今日は晴れ。今朝は上空に澄んだ青空が広がっていて、東の空に昇ってきた朝日が眩しい。今朝の気温は11℃で、西よりの風が吹いている。外に出ると空気がヒンヤリとしていて、風が涼しく感じられた。早朝の冷たい空気が寝起きの頭の中から眠気を追い出して、目が覚めたように感じられる。上空の電線にはムクドリが数羽止まっていて、鳥の鳴き声が聞こえた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出る。新宿駅に到着すると、改札を抜けて地下道に入った。昨日は外国人旅行客の姿が多く、スーツケースを引っ張っている人の姿が目立ったが、今日は駅構内も地下道も行き交う人は少ない。GW直前だからだろうか。
職場に着いて窓から外を見渡すと、市街地の西の方角には山々の稜線が霞んで見えた。その先には頂きが白く冠雪した富士山が鎮座しているのが見える。上空の空には霞がかったような青色が広がっていて、東の空に昇ってきた朝日が照り付けている。ブラインド越しに降り注ぐ太陽の光が熱いほどに感じられた。
日中はほぼ快晴で、上空に少し霞んだような青空が広がった。昼間の最高気温は24℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。市街地の西に見える山々の上空に小さな雲がいくつか浮かんでいるのがみえるものの、日射しがたっぷりと降り注いでいて、乾いた風が爽やかに感じられた。新宿中央公園の木々の新緑が眩しく見える。午後になって南の方から薄い雲が広がってきた。
今日は早く帰るつもりでいたのだが、時計を見ると、既に午後7時を廻っていた。机上を片付けて職場を出ると、新宿駅に向かう。今日は夕食を食べて帰ることにしていて、新宿駅から中央線各駅停車線に乗って、中野駅に到着すると、電車を降りて駅北口改札を抜けた。
駅北口改札を抜けて、中野サンモール商店街を中野ブロードウェイに向かって歩いていく。途中、右に折れて三番街に入った。そのまま駅北口ふれあいロードと交差する十字路の角の建物の1階にラーメン屋「白濁中華そば・つけ中華 バラそば屋 中野本店」がある。
今日はこの店に入ることにした。
店に入るとすぐ右手に券売機がある。食券を購入すると店の奥に進んだ。
店内は奥行きのある細長い空間で入口から見て右手に厨房があり、厨房の前にカウンター席が8席直線状に並んでいる。ちなみに店の2階には4人掛けのテーブル席が4卓あるが、現在は使われていないとのこと。
カウンター席の1つに腰を下し、カウンターの上に食券を並べた。注文したのは「特製ラーメン」と「ネギめし」である。
カウンターの上には冷水のポットとレンゲ、台ふきんが置かれている。
卓上には重ねられたコップが並べられている他、箸、楊枝、ラーメンコショー、ティッシュボックス、メニューが置かれている。コップを1つ手に取ると、冷水のポットから冷水を注いで、カウンターテーブルの上に載せた。
お冷を飲んで店内を見回していると、しばらくして料理が一式カウンターの中から出された。
「特製ラーメン」の麺は細麺で、膜の張った白濁の豚骨スープに浸かっている。麺の上には薄いチャーシューが12枚と海苔が1枚、卵黄、刻みネギが載せられている。
さっそくレンゲを取って、スープを少し飲む。豚骨の臭みがかすかに感じられるスープはこってりめながら厚みのあるライトな豚骨スープで、コクが深く旨味が濃厚で美味しい。
続いて麺を食べる。ラーメンの麺は自家製の平打細麺で、もちもちとした歯応えに豚骨スープがたっぷりと絡まり、更に薄切りのチャーシューが麺と一緒に口の中に入ってくる。
特製醤油で仕込んだチャーシューは豚バラの薄切り肉で、脂が甘く、柔らかくて美味しい。口の中に入ると、舌の上でとろけるような味わいで、なんとも美味しい。海苔の磯の香りに刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。麺を食べていると、卵黄が崩れてスープに溶け出す。卵黄の溶け出したスープは豚骨の旨味に玉子の甘みが加わって、また異なった味わいが楽しめた。
麺を大方食べてしまったところで、「ネギめし」を食べることにした。「ネギめし」はお碗に盛られたご飯の上にたっぷりの白髭ネギを載せて、チャーシュー片をトッピングし、ゴマ油で味を付けている。
ネギと一緒にご飯をかき込む。ネギのシャキシャキとした食感と辛味にゴマ油の旨味が微妙に絡まって、香ばしくて美味しい。チャーシューの肉片の食感がアクセントになっている。
途中で、ラーメンのスープをレンゲで掬って、「ネギめし」にかけて、雑炊風にしてかき込む。スープの旨味がネギとご飯に絡まって、食べ応えのある一品になった。サラサラとご飯をかき込むようにして食べていると、あっという間にお碗が空になった。
残った丼にはまだたっぷりとスープが残っている。そこで、ここで替え玉を注文することにした。現金をカウンターの上に載せて、店員に声を掛ける。しばらくして、カウンターの上に替え玉が盛られた皿とラーメンのたれが出された。
ラーメンの麺は並盛で160gあるとのこと。茹でたての麺からは湯気が立っている。
麺をスープに投入して、麺を食べる。まだスープの中に残っていたチャーシューが麺に絡まって口の中に入ってくる。トロリとしたチャーシューの食感と麺のモチモチとした歯応えの組み合わせは、食べ応えがあって美味しい。卵黄の甘さがスープに優しさを与えているようだ。
ここで、添えられたラーメンのたれを適量スープに垂らして麺を食べる。
するとスープの旨味にパンチが効いて、また異なった味わいが楽しめる。濃い旨味に豚骨の旨味が絡まって美味しい。気が付くと、麺はあらかた無くなってしまっていた。最後に丼を傾けてスープを飲み干す。最後の一滴まで飲み干すと、額に汗が浮かんだ。
カバンの中からタオルを取りだして、額の汗を拭うと、コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満足である。
食器をカウンターの上に全て上げて、席を立つと店を出る。ラーメンを食べて熱くなった体に夜風が気持ちいい。店の前の通りは次第に喧噪を増していた。
人混みを避けるように中野駅まで戻ると、改札を抜けて駅の中に入る。中央線下りホームに昇り、ホームに滑り込んできた電車に乗り込むと、カバンを荷棚の上に載せて吊革に掴まった。車内はかなり混んでいたが、電車が立川駅に着くと、どっと乗客が降りていった。
日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜けた。空を見上げると、上空には澄んだ暗い空が広がっていて、天頂付近に上弦の月が浮かんでいる。月の周囲には数個の星が瞬いているのが見えた。
夜になって、弱い西よりの風が吹いている。日中の暖かさの余韻に加えて、ラーメンを食べて熱くなった体に夜風が涼しく感じられた。
今日は曇り。今朝は上空に水色の薄い雲が広がっていたが、東の空は雲が薄い朱色に染まっていた。今朝の気温は8℃で、風はほとんど無く、コートを着ていても涼しいくらいの陽気となった。遠くから鳥のさえずりが聞こえていて、電線や電信柱に鳥が止まっている。冷たい空気が爽やかに感じられた。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。日野駅から乗った電車が多摩川を渡るときに、車窓から東の地平線の上に赤い円盤状の太陽が浮き上がって見える。電車が立川駅に到着する前に、眠気が襲ってきて、睡魔に身を委ねたかと思うと、気が付いた時には電車は新宿駅に到着するところだった。
新宿駅で電車を降りると、改札を抜けて地下道に入る。職場に到着して窓から外を見渡すと、上空にはガス状の雲が広がっているのが見えた。西の地平線付近には山々の稜線のシルエットが霞んで見える。雲の厚みが増しているのか、朝日は雲に隠れてしまって、空が白っぽく見えた。
日中は雲の多い空模様となった。上空には薄い雲が広がっているものの、雲の合間から青空が垣間見えていて、薄日も射している。昼間の最高気温は22℃で湿度が低く、南よりの風が吹いていた。
今日は二十四節気の清明である。清明とはポメラに搭載されている国語辞典によれば「天地に清く明るい空気が満ちる時期の意」とある。気候が温暖になり、清々しいと呼ぶにふさわしい頃という意味とのことだが、空気は清々しく感じられるものの今日はスッキリしない空模様となった。
今日は午後、いろいろと忙しく、気が付いた時には外は暗くなっていた。今日も夕食を食べて帰ることにしている。職場を出ると、地下道を歩いて新宿駅に向かった。新宿駅から中央線各駅停車線に乗って中野駅に到着すると、電車を降りて駅北口改札を抜けた。中野サンモールを北に進み、中野ブロードウェイを抜けて早稲田通りに出た。横断歩道を渡り、右手に30mほども進むと、左手にラーメン屋「天下一品 中野店」の看板が見えてくる。今日はこの店に入ることにした。
店内は混んでいて、店の入口手前に置かれたスタンドの上に設けられたウェイティングリストに名前と人数を書いて、店先に置かれた椅子で待つ。しばらくして店員に声を掛けられると、店内に入った。店内は奥に厨房があり、その手前に3人掛けのカウンター席が3カ所と2人掛けのカウンター席が1カ所設けられていて、入口に近い方に4人掛けのテーブル席が6卓配されている。ただ、3カ所ある3人掛けのカウンター席は中央に仕切板を設けているために中央の席が座れず、実質2人掛けのカウンター席となっている。
店員に案内されたのは4人掛けのテーブル席である。席に座るとお冷と割り箸が運ばれてきた。卓上にはメニューと冷水のポット、コールボタンがあり、壁に設けられた棚の上にはしょう油とラー油、お酢、ラーメンタレ、からし味噌、SUGIZO胡椒バシがけと書かれたコショウといった調味料の他、紙ナプキンと楊枝が置かれている。
お冷を飲みながらメニューを眺める。メニューはグランドメニューの冊子とラミネートされた片面印刷の紙が2枚ある。グランドメニューの表紙には「羽根つき餃子定食」と4種類のラーメンが掲載されている。
中の見開きには各種定食メニューとラーメン、トッピングその他のメニューが掲載されている。
最後のページは単品メニューと各種ドリンク、お持ち帰りメニューが書かれていた。
ラミネートされたメニューの片方はお持ち帰りメニューが掲載されている。
もう1枚は「こってり咖喱定食」のメニューが載っていた。
コールボタンを押して店員を呼ぶと、料理を注文する。注文したのは「こってり咖喱定食」である。ラーメンは50円を払うことにして味噌ラーメンに変更してもらった。カレーの辛さが選べるとのことだったが、よく分からなかったので、「ふつう」にしてもらうことにした。
料理を注文すると、再びお冷を飲んで料理が出来るのを待った。店内には芸能人の色紙などが展示されていた。
しばらくして料理が運ばれてきた。
さっそく紙ナプキンを1枚取り、割り箸の袋を破って箸を取り出すと、味噌ラーメンから食べることにした。
味噌ラーメンの麺は中細麺で、薄い土色のスープに浸かっている。麺の上には半個分の味付煮卵とチャーシューが1枚、メンマ、刻みネギが載せられている。
まずはレンゲを取って、スープを掬って飲む。北海道の赤味噌と愛知県の豆味噌をブレンドし、鶏白湯スープと合わせたというスープはドロリとしている。口に入れると味噌の旨味と甘みが鶏の旨味と共に口の中に広がり、喉の奥に消えていった。
レンゲを置いて箸を取ると、麺を食べる。シコシコとした食感の細麺はモチモチとした歯応えで、味噌スープがたっぷりと絡みついて口の中に入ってくる。麺と一緒に入ってくるメンマや刻みネギの食感がアクセントになっていて美味しい。麺を食べながら味玉にかぶりついた。黄身の味が濃く、白身の淡白な旨味の組み合わせが美味しい。薄いチャーシューは脂身の少ない肉質系で、柔らかいながらも歯ごたえがあって美味しかった。
麺をあらかた食べてしまうと、今度はこってりカレーのレンゲを取って、カレーを食べることにした。
こってり咖喱はお碗にご飯を盛り、カレールーをかけた上に、半個分の味付煮卵と豚トロチャーシューが2枚、こってり唐揚げが1個載せられていて、ニラにんにくが彩りを添えている。
レンゲでライスとカレーを一緒に掬って口に運ぶ。「ふつう」のカレーは万人受けする甘口のカレーで、スープの旨味とコクにカレーのスパイスが合わさり、食べ応えがあって美味しい。スープのこってり感はカレーのとろみと一体となっていて、鶏白湯がそのままカレーになったような味わいである。
カレーと一緒にカレーの上に載せられた具を食べる。カレーに載せられた味付煮卵は黄身の旨味と白身の旨味のバランスにカレーの旨味が加わって、なんともいえぬ不思議な味わいながら、その味わいに一体感が感じられる。こってり唐揚げはカリッとした衣にジューシーな鶏肉が閉じ込められていて、カレーの旨味が加わって何層にも重ねられた鶏の旨みが楽しめた。豚トロチャーシューは脂が甘く、ハムのような食感で美味しい。
にらニンニクの辛味がカレーにアクセントを与えている。甘口カレーも美味しいが、辛いカレーもまた美味しい。そこで、卓上のからし味噌を適量カレーに加えて、ライスをかき込んだ。カレーと味噌の相性は抜群にいいが、これに唐辛子が加わることによって、パンチの効いた味わいになる。
カレーをかき込むようにして食べてしまうと、最後にラーメン丼に残しておいた味噌スープを掬って飲む。こちらもライスを別途注文して、雑炊にして食べようかと思っていたが、ちょっとそれは食べ過ぎであるような気がして止めた。スープを飲み干し、コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満足である。
帰り支度をして席を立つと店の脇のレジで代金を支払う。ちなみにこの店では現金支払いのみとなっている。精算を済ませると、店を出て中野駅に向かった。
中野駅から中央線通勤快速電車に乗って、帰宅の途につく。電車が日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜けた。
駅の外に出て空を見上げると、暗い空が広がっている。天頂付近には雲を空かすように丸い月が朧に光っているのを見て、上空を雲が覆っていると知った。強い南よりの風が吹いていて、昼間の暖かさの余韻がまだ残っているかのように少し、蒸すように感じられる。夜風が心地よく感じられた。