J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のラーメン(金の中華スペシャル@新旬屋本店 ラーメンスクエア立川店)

2024年08月23日 | ラーメン(多摩)


今日は晴れ時々曇り。今日は夏休を1日取った。昨夜は職場の飲み会で少々飲み過ぎたこともあり、起床したのは9時である。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空は雲が多いものの晴れて青空が広がっている。ベランダに出てみると、雲の合間から日射しが燦々と降り注いでいて、団地の前庭の芝が眩しいほどである。温風のような風が吹いていて、空気がムシッと感じられた。
今日は実家に行くついでに散髪をする予定でいたのだが、実家の近くの馴染みの理髪店が混んでいて、事前予約が流れてしまい、明日実家に顔を出すことにした。急にヒマになってしまったので、急遽、立川にある銀行に行くことにした。

日中は雲が多いものの、晴れて青空が広がった。残暑とはいえ、暴力的な日射しが降り注いでいる。昼間の最高気温は35℃をわずかに下回り、南多摩地区では4日連続の真夏日となった。湿度が高く、強い南よりの風が吹いている。風に吹かれて木々の枝が大きく揺れていて、木々の茂みの中からはセミの鳴き声が微かに聞こえていた。
家を出ると、まるで蒸し風呂の中に入ったように感じられた。日影は風が幾分涼しく感じられるものの、日が当たるところに出ると、風が熱風のように感じられる。肌を焦がすような強い日射しが降り注いでいて、全身がとろけてしまいそうな猛烈な暑さである。駅まで歩いて行くと、全身から汗が噴き出して、額や首筋を汗が滴り落ちていく。タオルで汗を拭いながら日野駅に向かった。

日野駅から電車に乗って立川駅に到着すると、銀行に向かう。銀行での手続きを終える頃には少し日が傾いていた。今日はまだお昼を食べていなかったので、遅いお昼を食べることにして久しぶりにラーメンスクエアに行ってみることにした。
駅南口からペデストリアンデッキを歩いてアレアレア2の3階にあるラーメンスクエアに向かう。ラーメンスクエアに来たのはもう1年以上前である。すごい久しぶりの再訪となった。

ラーメンスクエアの右手奥に入店したのは今年の4月1日にオープンしたラーメン屋「山形 鶏中華 新旬屋本店 ラーメンスクエア立川店」がある。


今日はこの店に入ることにした。


店の入口左手に券売機があり、ここで食券を購入する。


食券を購入して店内に入ると店員が入口付近にいて、食券を手渡して料理を注文した。注文したのは「金の中華スペシャル」「餃子セット」である。店員から「平日限定で麺大盛無料です」と言われて、思わず麺を大盛で注文してしまった。
店の奥に進む。店内の配置は以前、この場所にあったラーメン屋「潮ラーメン でんやす」と同じで、入口から見て左手に厨房があり、正面から右手奥にかけてテーブル席が配されている。店内には4人掛けのテーブル席が6卓と2人掛けのテーブル席が4卓配されていた。

店の奥の4人掛けのテーブル席に座る。卓上にはメニューが置かれている他、左手に重ねられたコップが並べられている他、箸、楊枝、ティッシュボックス、冷水のポットが置かれている。暑かった上に喉が渇いていたので、コップを1つ手に取ると、冷水を注いで飲み干した。再び冷水を注いで卓上に置く。
テーブルの上に置かれたメニューを見る。メニューには3種類の麺類とセットメニュー、単品、ドリンクが書かれている。テーブルで追加注文ができるのだろうか。


裏面には店の歴史が記載されていた。


しばらくして、「金の中華スペシャル」「餃子」「ライス」が目の前に置かれた。


「餃子」には「餃子のたれ」と「辣油」が添えられた。


さっそく箸を1つ取ると、ラーメンを食べることにする。最初に餃子のタレを作ることにした。餃子は楕円形の皿に3個載せられており、その端にタレを垂らすための窪みが設けられている。


皿の窪みに「餃子のたれ」を適量垂らし、更に辣油を垂らす。


それからラーメンを食べることにする。「金の中華スペシャル」の麺は太麺の手もみ平打ち麺で、黄金色のスープに浸かっている。麺の上には燻製ロースチャーシューが4枚と半分に割られたさくらんぼ味玉、ナルトが1枚、きんかん(卵巣)が1個、刻みネギ、鶏モモ肉が載せられている。


まずはレンゲを取って、スープを飲んでみた。


鍋で鶏肉を炊き出して鶏のあらゆる部位から旨味を抽出したスープに、旨味の効いた岩塩と醤油を使った塩醤油味のタレを使用したというスープはトロっとしていて、あっさりとした味わいながらも旨味が濃くて美味しい。仕上油は黄金色の鶏油を使用していて、鶏の旨味を封じ込めている。
箸をとって麺を食べる。国産ブランド小麦「ゆきちから」を使用しているという特製ブレンド麺はスープをたっぷりと絡ませながら口の中に入ってきた。もちもちとした食感で小麦の芳醇な香りと旨味が美味しい。

麺を食べていると、刻みネギや鶏モモ肉が麺に絡まって口の中に入ってくる。スープをたっぷりと吸った鶏モモ肉はジューシーで美味しい。鶏の旨味と歯応えに加えて、刻みネギのシャキシャキとした食感が麺の食感にアクセントを与えている。
さくらんぼ味玉は黄身の味が濃くて美味しい。サクランボに見立てた味玉の白身は紅白になっていて、まるでかまぼこのようだ。プリプリとした食感と淡白な甘みが美味しい。きんかん(卵巣)は鮮やかな黄色に染まっていて、まるで黄身を取り出したように思える。歯応えがありながらも、玉子の黄身のような甘さと淡白な旨味が美味しい。きんかん(卵巣)をかじりながら麺を食べた。

麺を半分くらい食べたところで、「餃子」を食べることにした。「餃子」は「ライス」で食べることにする。「ライス」は江戸寛政時代から続く京都の米屋「八代目 儀兵衛」から仕入れたこだわりの国産米を使用しているとのこと。お碗に盛られた「ライス」は米粒が艶々としている。


皿に載せられた「餃子」は焦げ目がついていて、美味そうである。


辣油を垂らした「餃子のたれ」に「餃子」を1個たっぷりと浸した。


これを「ライス」の上に載せる。「餃子のたれ」が「餃子」から滴り落ちて、「ライス」に染み込んでいく。


「餃子」を頬張りながらライスをかきこむ。もちもちとした食感の皮の中には豚挽肉にニラとネギが入っている。口の中で肉汁が溢れ出して、ジューシーで美味しい。餃子を楽しみながらライスを食べた。
3個の「餃子」はあっという間に無くなってしまった。残ったライスを残しておいた燻製ロースチャーシューで食べることにした。スープに浸した燻製ロースチャーシューをライスの上に載せる。大きくて薄いチャーシューは脂身がほとんど無く、スープに浸すと柔らかくなって箸で持ち上げると簡単にちぎれてしまうほどである。ライスに巻いて食べるとスープの旨味がライスに染み込み、口の中でチャーシューの肉の旨味が重なり合って喉の奥に消えていく。これが結構、美味しい。気が付くと、ライスとチャーシューが無くなってしまっていた。

再びラーメンを食べる。麺の食べ終えるころには、ラーメン丼に残ったスープも残り少なくなっていた。最後にラーメン丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。
丼が空になると、コップに残った冷水も飲み干した。帰り支度をして席を立つと、店を出る。

ラーメンスクエアを後にすると、立川駅周辺で買い物をして帰宅の途についた。立川駅から電車に乗って日野駅に向かう。日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜けた。
日がだいぶ傾いてくると、幾分、日射しの強さが落ち着いてきたようだ。まだまだ暑いが、昼間ほどの日射しの強さはない。とはいえ、空気はムシムシとしていて、風がぬるく感じられる。家に着く頃には、着ていたTシャツが絞れるくらいに汗をたっぷりと吸っていて、汗が額から滴り落ちた。玄関で着ているものを全て脱ぐと、風呂場に直行して風呂を沸かしながら湯船に浸かる。風呂から出ると、ようやくスッキリした気分になった。

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今日のラーメン(海老玉ラーメン@揚州商人 町田店)

2024年06月22日 | ラーメン(多摩)


今日は晴れのち曇り。昨日梅雨入りした関東は、早くも梅雨の晴れ間を迎えた。
今朝は8時に起床した。昨夜の職場の懇親会ではあまり酒は飲んだつもりはなかったのだが、それでも久しぶりの酒席で、二日酔いになったらしい。目が覚めてもしばらくはぼうっとしていて、目が覚めた気がしない。

カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には薄い雲が青空とマーブル状に広がっていて、日射しが降り注いでいる。ベランダに出ると、心地よい風が吹いていて、木々の枝が微かに揺れているのが見えた。遠くから鳥のさえずりが聞こえている。しばらくして、太陽に雲がかかってきて、日が陰ってきた。
昨夜は家に帰ってそのまま寝てしまったこともあり、朝風呂に入って汗を流した。目が覚めたところで、コーヒーを淹れて、アイスコーヒーにして飲む。ようやく頭も体もスッキリした。

日中は薄い雲が所々に広がっているものの、青空が広がって初夏の強い日射しが照りつけている。昼間の最高気温は31℃で、真夏日となった。やや湿度が高めで、温風のような南風が吹いている。日射しが熱いくらいに感じられた。
昼過ぎに親の入院している病院に向かうため、外出する。外に出ると、強い陽光を受けた景色が眩しく見えた。

日野駅から中央線と横浜線を乗り継いで町田駅に到着した。既に時計の針は午後2時を指そうとしている。考えてみれば、朝、アイスコーヒーを飲んだだけで、何も食べていない。そこで遅いお昼を食べてから病院に行くことにした。
小田急線町田駅東口のカリヨン広場に出た。正面にドラッグストアと銀行があり、その間を東に延びる市道を50mほど進むと、右手にラーメン屋「揚州商人 町田店」がある。


今日はこの店でランチを食べることにした。店内に入ると、正面奥に厨房があり、向かって左手に2人掛けのテーブル席が8卓配されている他、右手には3人~4人くらい座れる円卓が4卓配されている。出てきた店員に2人掛けのテーブル席に座るように案内された。このテーブルは隣のテーブル席と調味料置き場を共有する形で接している。
席に座るとコップに入った冷たいジャスミン茶が運ばれてきた。隣のテーブル席との間の調味料置き場には醤油と酢、具入りラー油、ブラックペッパー(パウダー)、鎮江香醋(穀物酢)といった調味料の他、箸と楊枝、紙ナプキン、メニュー、冷ジャスミン茶のポット、コールボタンが置かれている。テーブルの上にはメニューが並べられていた。

メニューの冊子の上にはラミネートされた期間限定メニューと店の会員の案内が記載された紙が置かれている。


期間限定メニューを店の会員の紙の上に重ねて、メニューを開く。


最初の見開きには麺の種類が4種類記載されている。


次の見開きには「春のお勧め麺」が記載されていた。今日はこの中から「海老玉ラーメン」を注文することにした。更に「餃子ご飯セット」を注文する。このセットは「お好きな麺」に「餃子(6個)」と「ご飯」が付く。麺はこれまでに食べたことのない柳麺(細麺)にすることにした。


冷ジャスミン茶を飲んでいると、料理が運ばれてきた。「餃子(6個)」にはタレ用の小皿が添えられた。


紙ナプキンを1枚取り、更に箸を取ると、さっそく食べることにする。


最初に餃子のタレを作ることにした。小皿に醤油を垂らし、その上から具入りラー油を適量垂らして作る。ラー油の具は唐辛子とニンニクである。


それから「海老玉ラーメン」を食べることにした。


「海老玉ラーメン」の麺に選んだ柳麺(細麺)は中国伝統の柔らかい低加水麺に手を加えているとのこと。ちなみに中国では細麺が主流とのことである。麺は塩スープに浸かっていて、麺の上に大きな海老玉が載せられている。この海老玉はサクラエビと小エビ、青ネギを玉子でとじたものである。仕上油には海老油を使用しており、スープには青ネギが散らされている。


まずはレンゲを取って、スープを飲んだ。澄んだ塩スープは優しい甘みと海老の旨みが感じられる。海老油の香ばしさがアクセントになっていて美味しい。
レンゲを置くと、箸をとって麺を食べる。細麺の手もみ麺はスープをたっぷりと絡ませて口の中に入ってきた。柔らかい食感の麺は、もちもちとした歯応えで美味しい。青ネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。

海老玉は箸で崩しながら麺と一緒に食べることにした。大きな海老玉には小エビやサクラエビがごろごろと入っている。スープを吸ってふんわりとした食感の海老玉はジューシーで甘くて美味しい。海老の風味がふわりと香り、海老の旨味と甘みが玉子の甘さに絡まって口の中に広がる。小エビとサクラエビはプリプリとした食感で、海老玉に食感のアクセントを与えている。スープの旨味が海老と玉子の甘さを引き立てているように思えた。
麺を食べながら海老玉を食べる。ラーメンを食べていると、体が熱くなってきて、額に汗が浮かんだ。デイパックの中からタオルを取り出すと、汗を拭いながら麺を食べる。麺をあらかた食べ終えた頃には汗だくになってしまっていた。

ここで餃子を食べることにした。餃子は楕円形の皿に6個載せられている。


皿に載せられた餃子の表面にはキツネ色の焦げ目が付いていて、実に美味そうに見える。


餃子は「ご飯」で食べることにした。お碗に盛られた「ご飯」にはザーサイが添えられている。


餃子を1個、醤油とラー油で作ったタレにたっぷりと浸した。


これをライスの上に載せてかぶりつく。


ツルンとした食感の皮の中には豚挽肉に刻んだキャベツやニラ、ニンニクを合わせた餡が包まれている。香ばしい食感の皮はモチモチとした歯応えで、口の中で肉汁がほとばしるように美味しい。ニンニクと醤油の旨味に唐辛子の辛味が加わって、箸が止まらない。固めに炊かれたライスは口の中でバラバラにほどけ、米粒1粒1粒に肉汁とタレが絡まって喉の奥に消えていく。米粒の弾力のある歯ごたえに餃子の味わいがマッチして美味しい。しかも餃子は1個が大きくて、ボリュームもある。1個の餃子でご飯が進んだ。
餃子を食べながらザーサイを箸休めに食べる。ツルンとした食感のザーサイはしんなりとした食感で、ほどよくジューシーな味わいである。ザーサイと餃子、ご飯を交互に食べていると、餃子が無くなる頃にはライスも無くなってしまった。

最後にラーメン丼を傾けてスープを飲みほして完食。美味かった。満腹である。コップに残った冷ジャスミン茶も飲み干すと、テーブルの上に置かれた伝票を持って店の入り口脇のレジに進む。代金を清算すると店を出た。
外に出ると、太陽は雲に隠れて、日が陰っていた。小田急線町田駅の改札を抜けると、藤沢行の快速急行に乗って、実家に向かう。午後になって次第に雲が広がってきた。雲の厚みも増してきて、日射しも無くなった。

実家に寄った後に、今度は親の入院している病院に向かった。面会を済ませると、病院の外に出る。夕方になって、上空にはどんよりとした雲が広がってきた。湿度が高く、湿気を含んだ強い南よりの風が吹いている。日射しが無いものの、蒸し暑くて汗をたっぷりとかいてしまった。
辻堂駅から電車を乗り継いで帰宅の途につく。日野駅に着く頃には既に日は沈んでいて、上空には薄藍色の空が広がっていた。空の下を綿をちぎったような雲が浮かんでいる。南よりの風が吹いていて、昼間ほどではないが空気がムシッと感じられた。

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今日のラーメン(濃厚とんこつ味噌ラーメン@繁花)

2024年06月14日 | ラーメン(多摩)


今日は晴れ。今朝は上空に薄く霞んだような雲ひとつ無い青空が広がっていて、朝日が眩しい。今朝の気温は21℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。出勤のために外に出ると、湿っぽく感じられる空気がヒンヤリと感じられた。朝日の日射しが熱いほどに感じられるものの、風が心地よくて気持ちがいい。上空には鳥が飛び交っているのが見えた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かった。新宿駅に到着すると、改札を抜けて職場に歩いて行く。職場に着いて西側の窓から外を見渡すと、西の空には澱んだような雲が広がっていて、市街地の先の丘陵地帯から先の風景をすっぽりと隠してしまっているのが見えた。

日中は晴れて青空が広がった。西の空に小さな綿雲が2つ3つ浮かんでいるのが見えるものの、上空には雲は無く、ほぼ快晴の空模様である。昼間の最高気温は32℃で、今年2回目の真夏日となった。今年一番の暑さで、お昼休みに外に出て少し動くと汗ばむような陽気である。
空を見上げると、少し霞んでいるようにも見えて、日射しを受けて空全体が眩しく見えた。広場のタイルが日射しを照り返していて、景色全体が眩しく見える。比較的湿度も低く、強い南よりの風が吹いていて、風が温風のように思えた。

日が傾いてくると、北の方から雲が広がってきた。夜、仕事を終えて帰宅の途につく。
今日は夕食を食べて帰ることにしていたが、新宿駅周辺は混んでいるので、とりあえず、新宿駅から中央線快速電車に乗った。途中、適当な駅で降りるつもりだったが、どこで降りるか考えていなかったのと、途中駅でウッカリ座れてしまっので、結局、日野駅まで行ってしまった。日野駅で下車すると、改札を抜けて駅の外に出る。

食品スーパーで弁当でも買って帰るつもりでいたが、今年の4月にオープンしたラーメン店「繁花」に行ってみようと足を向けた。ラーメン店「繁花」一昨年「醤油ラーメン」を食べたラーメン屋「大村庵」があった場所にある。


店に入る。店内は前の店と少し配置が変わっている。店の入口から見て左手奥に厨房があるのは変わらないが、その手前にはカウンター席が7席配されている。右手に小上がりが設けられていて、4人ほどが座れる座敷卓が2卓が配されている。
小上がりの壁に面して券売機が設置されている。


券売機で食券を購入した。ちなみに替玉1回無料とのことである。


食券を購入するとカウンター席に座り、食券を店員に渡す。注文したのは「濃厚とんこつ味噌ラーメン」「ライス」「雪花焼き餃子」である。「ライス」は大盛無料となっているので、大盛で注文した。
テーブルの上には重ねられたコップが並べられていて、その脇に冷水のポットが置かれている。コップを1つ手に取って、冷水を注いだ。テーブルの上にはその他にラー油とテーブルコショウ、箸、レンゲ、楊枝が置かれている。ちなみに、紅生姜と紙エプロン、割りスープはスタッフに言えばもらえるとのこと。

喉が渇いていたので、冷水を1杯ゴクゴクと飲んでしまうと、空になったコップを再び冷水で満たした。
しばらくして「濃厚とんこつ味噌ラーメン」が運ばれてきた。続いて「雪花焼き餃子」が出された。「雪花焼き餃子」にはタレ用の小皿と醤油、酢が添えられた。最後にライスが運ばれてきた。


箸とレンゲを1つずつ取ると、さっそく食べることにする。


最初に餃子のタレを作ることにした。小皿に醤油を垂らし、その上からラー油を適量垂らして作る。


まずは「濃厚とんこつ味噌ラーメン」を食べる。


「濃厚とんこつ味噌ラーメン」の麺は細いストレート麺で、褐色の豚骨味噌スープに浸かっている。麺の上にはチャーシューが1枚と半分にカットした味玉半個分、メンマと茹でたキャベツとニンジン、モヤシといった野菜類が載せられていて、白ゴマがたっぷりと振りかけられている。


まずはレンゲを取って、スープを掬って飲んだ。ゲンコツと背ガラを使っているという豚骨スープには自家製にんにく油を使用しているとのこと。熱々のスープは豚骨の甘さと味噌の旨味が感じられる。ニンニクの香ばしさと風味がアクセントになっていて美味しい。
レンゲを置くと、箸をとって麺を食べる。北海道産の小麦粉を使用しているという自家製の細麺は弾力のある歯応えで美味しい。麺を食べているとたっぷりのスープと共に茹で野菜やメンマが麺に絡まって口の中に入ってきた。スープをたっぷりと吸った茹で野菜にメンマの食感がアクセントになっている。

麺を食べながらチャーシューを食べる。厚くて大きいチャーシューはボリュームがある。脂身の少ない肉質系で、口の中に入れると柔らかく、しかも味が濃くて美味しい。脂がとろりとして甘く感じられた。
味玉は黄身の味が濃くて美味しい。白身もプルプルとした食感で、淡泊な味わいがラーメンにアクセントを与えている。

麺をあらかた食べてしまったところで、替玉を注文する。しばらくして運ばれてきた替玉は小さなお碗に入っていて、仕上油が少しかけられていた。


スープに替玉を投入し、再び麺を食べる。だいぶラーメンの具が減ったが、その分、たっぷりと麺に絡まるスープの味わいを楽しみながら食べることが出来る。スープの旨味が麺に絡まって口の中に入ってくると、麺の歯応えを楽しみながら喉の奥に消えていく。その後には豚骨の甘みが感じられた。やがて麺もほとんど無くなってしまった。
続いて、餃子を食べることにした。「雪花焼き餃子」は羽根付き餃子である。5個の餃子が羽根で一体となっている。羽根の表面にはキツネ色の焦げ目が付いている。


箸で羽根を割り、1個の餃子をたっぷりとタレに浸け、口に運んだ。


「雪花焼き餃子」の皮はツルンとした食感で、羽根が香ばしい。皮の中の餡は豚挽き肉にキャベツとニラ、ニンニクが入っていて、ジューシーで美味しい。ニンニクの旨味とコクが感じられて、食べ応えもあった。
餃子を食べながらライスを食べる。大盛りのライスは小さめのお碗に盛られている。


やや固めに炊かれたライスは甘みと歯応えがあり、餃子の旨味をしっかりと受け止めていて美味しい。残りの餃子もライスで食べてしまうと、残ったライスにラーメン丼からスープをレンゲで注ぎ入れた。
店員に「紅生姜」を勧められたので、「紅生姜」をもらうことにする。「紅生姜」は小さな平皿に盛られて出された。小さなトングが添えられている。


スープをたっぷりとかけたライスに「紅生姜」を適量添えて、ライスをかき込む。米粒をコーティングするようにスープが絡み、口の中に入ってくる。スープの旨味と甘みをたっぷりと吸ったライスはまたラーメンと異なる味わいで美味しい。紅生姜の歯応えと酸味がアクセントになっていて、なかなか楽しめた。
最後にラーメン丼を傾けてスープを飲む。丼が空になると、コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。

店を出て、帰宅の途につく。西の空に黄金色に輝く上弦の月が浮かんでいて、月の周囲に星が煌めいているのが見える。湿っぽい南よりの風が吹いていて、少し蒸し暑く感じられた。

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今日のラーメン(チャーシューラーメン味噌@大幸家 日野店)

2024年03月29日 | ラーメン(多摩)


今日は雨のち晴れ。今朝は上空に厚い雲が広がっていて、雨が降っていた。今朝の気温は14℃で、強い南よりの風が吹いている。雨脚は弱いものの、突風のような強い南よりの風が吹いていて、時折雨が叩きつけるように降っていた。傘を差していても、風にあおられて傘を差すのが困難なくらいに強い風が吹いている。風がヒンヤリと感じられた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿駅に到着すると改札を抜けて、地下道を歩いて職場に向かった。職場に着いて西側の窓から外を見渡すと、東京の上空には灰白色のガス状の雲が広がっている。雨は降ったり止んだりの空模様で、強い風にあおられて街路樹の木々が大きく揺れていた。遠くに見える市街地はガス状の雲で霞んで見える。時折、窓に叩きつけるような雨が降っていて、強風にたわむ建物の音と重なって、まるで台風を思わせるような荒れ模様の天候となった。

雨は昼過ぎに止んだ。昼間の最高気温は22℃で湿度が高く、強い南よりの風が吹いている。お昼休みに外に出てみると、嵐が過ぎ去った後のような生ぬるい風が吹いていて、空気がシメシメと感じられた。強風で広場の木々の枝が大きく揺れている。今日は東京でサクラの開花が発表されたとのこと。広場のサクラの蕾もだいぶ膨らんできた。午後になって、西の方から青空が広がってくると、強い日射しが降り注いできた。
今日は3月最後の平日である。自分の人事異動は無かったが、年度末ということもあり、周囲には異動する人や退職する人がいて、夕方まで慌ただしかった。夜、仕事を終えて帰宅の途につく。いつもより少し早めに帰ったこともあって、新宿駅の中央線快速電車の下りホームはかなり混み合っている。中央・総武各駅停車線で三鷹まで行き、三鷹駅で中央線快速電車に乗り換えた。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。今日は夕食を食べて帰るか、途中のスーパーで惣菜を買って帰るか、考えあぐねていた。駅舎を出ると、甲州街道を挟んで反対側にラーメン屋「横浜家系ラーメン 大幸家 日野店」がある。


今年1月下旬に開店したこの店は、「チキンはいつも正解」という看板を掲げたテイクアウト専門の韓国料理店「キングチキン」を兼ねている。ちなみにこの店のあった場所には、お好み焼きとたこ焼きのテイクアウト専門店「てこや」があった。
狭い敷地によくイートイン形式の店をオープンしたなと感心するような造りの店は、用水路と甲州街道に挟まれた場所に設けられている。以前から興味を引いていたこともあって、今日はこの店に入ることにした。


甲州街道沿いに面した店の造りの右脇に店に入る入口がある。狭い店内には、逆「く」の字形にカウンター席が6席配されていた。店員は1人でアジア系の男性がワンオペで料理をしている。テイクアウト専門店の店員を兼ねているようだが、夜の注文は売り切れらしく、来る客に断っていた。
カウンターの1つに腰を下ろす。カウンターの棚の上には箸箱が置かれていて、その上に重ねたコップが並べられている。その脇に冷水の入ったポットと紙ナプキン立て、テイクアウト専用のメニューが並べられていた。

コップを1つ手に取り、冷水のポットから冷水を注いでカウンターテーブルの上に置く。カウンターテーブルの上には醤油とラー油、お酢、豆板醤、コショウ、白胡麻、おろしニンニク、おろし生姜、ダイスカットのたまねぎ、漬物といった各種調味料や薬味、トッピング等が置かれている他、レンゲと楊枝、注文票、メニューが置かれている。ちなみに漬物はキュウリの紫蘇漬けである。注文票には赤ペンが添えられていた。
お冷やを飲みながらメニューを眺める。注文は注文票に赤ペンでチェックを入れて注文するとのこと。


注文したのは「チャーシューラーメン」である。スープは「味噌」にした。好み選択は「麺硬さ」を「柔」とし、「味濃さ」「鳥油」は「普」とした。
更に「ライス1杯無料」ということなので、「ライス大」を注文する。注文票をカウンターの上に置くと、店内を見渡した。


テイクアウト料理のメニューはラミネートされたA4の紙2枚を綴っている。メニューは「チキン」「サイドメニュー」「食事メニュー」「一品料理」「ドリンク」「その他」で構成されていた。
しばらくして料理が一式カウンターの中から出された。


さっそく紙ナプキンを1枚取り、箸とレンゲを取って食べることにする。
「チャーシューラーメン味噌」の麺は中くらいの太さのストレート麺で、とろみのある味噌豚骨スープに浸かっている。麺の上には大きなハムのようなチャーシューが5枚、丼を覆い尽くすように載せられていて、ほうれん草と刻みネギがトッピングされており、海苔が3枚添えられている。


最初に海苔をスープに浸して、ライスを巻いて食べることにした。ライスは小ぶりのお碗に山盛りに盛られている。


チャーシューをずらし、スープに海苔を浸してライスの上に載せた。ライスを巻いて口に入れると、しっかりとした歯応えの海苔にスープの旨味がライスに適度に染み渡る。ライスはやや固めに炊かれていて、適度な歯応えが美味しい。ライスが口の中でパラパラとほどけて、スープをたっぷりと含んだ海苔と共に喉の奥に消えていった。
海苔を食べてしまうと、続いてレンゲでスープを掬って飲んでみた。注文票にあったように仕上油には鳥油を使っているらしい。とろみのあるこってりめのスープは豚骨の甘さに味噌の旨味が合わさった濃厚な味わいで美味しい。

麺を食べる。系列の別の店で製麺しているという自家製麺は弾力のある歯応えでスープがたっぷりと絡まって口の中に入ってくる。麺を食べているとほうれん草と刻みネギも麺に絡まって口の中に入ってきた。シャキシャキとした刻みネギに、スープをたっぷりと吸ったほうれん草がジューシーで美味しい。
麺の上に広げられたチャーシューを食べる。薄いチャーシューは大きくて、脂身が少なく、ハムのような食感である。赤身は肉の旨味が感じられて美味しい。スープに浸したチャーシューでライスを巻いて食べると、また格別の旨さである。まさに肉巻きといった感じで、ボリュームがあって美味しい。残りのチャーシューもライスを巻いて食べてしまった。

再び麺を食べる。麺があらかた無くなったところで、レンゲでスープを掬い、ライスに注ぎ入れた。ライスがスープに浸るくらいになるまで注いだところで、適量のおろしニンニクをライスの上に載せ、かき混ぜるようにしてライスを食べる。ニンニクを入れたスープはガツンとした味わいで、サラサラとライスを食べると、身体が熱くなってきた。
最後にスープを飲み干し、完食。美味かった。満腹で大満足である。コップに残った冷水を飲み干すと、丼とお碗をカウンターの上に上げた。代金の精算はクレジットカード、電子マネー、コード払い、現金のいずれも使えるようだが、とりあえず現金で支払った。帰り支度をして店を出る。

ラーメンを食べてすっかり体が熱くなった。外は湿度が高くて、ムシムシとした陽気である。ビジネスリュックサックの中からタオルを取り出すと、汗を拭いながら帰宅の途につく。
空を見上げると、暗く澄んだ空に星が瞬いていた。昼間で降った雨で濡れた路面は既に乾き始めていたが、まだ所々の路面はしっとりと濡れている。濡れた風が少し涼しかった。

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今日のラーメン(黒マー油なんつっ亭スペシャル@なんつっ亭 町田店)

2023年12月01日 | ラーメン(多摩)


12月初日の今日は曇りのち晴れ。起床したのは8時前である。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には白い雲が広がっている。ベランダに出てみると、東の空の雲が切れて雲の合間から青空が顔を出していた。空気がヒンヤリとしていて、乾いた北よりの風が身を切るように冷たく感じられた。
今日は1日年休を取って、藤沢の実家に行くことにしている。久しぶりに実家の近くの床屋で散髪をすることにしているので、髭は剃らずに顔だけ洗った。湯を沸かしてコーヒーを淹れると、簡単に朝食を食べながら、玄関ポストに投函された朝刊を読む。その後、ルンバで部屋を掃除した後、パソコンを起動してメールをチェックした。

出かける準備をして家を出た。上空は白い雲が覆っていたが、東の空の上空には青空が広がっている。日野駅から中央線で八王子に出て、横浜線に乗り換えた。町田駅に到着したところで、時計の針は昼前を示していたので、町田でお昼を食べていくことにした。
JR横浜線町田駅から原町田通りを北に向かって歩いて行く。原町田中央通り交差点を右に折れると、右手に真新しいラーメン店の看板が見えた。よく見ると、「元祖 黒マー油 なんつっ亭」とある。


真新しい店構えのラーメン店「なんつっ亭 町田店」は今年の10月1日にオープンしたとのこと。今日はこの店に入ることにした。
店内は入り口から見て左手に厨房があり、厨房の正面にカウンター席が10席直線状に配されている他、右手壁際と奥に2人掛けのテーブル席が3卓と4人掛けのテーブル席が1卓配されている。

カウンターの一番奥の席に座ると、お冷が出された。卓上には醤油と辣油、一味唐辛子、酢、ミル付き黒コショウといった調味料のほか、箸とレンゲ、楊枝、冷水の入ったやかん、紙ナプキン、メニューが置かれている。店員に言えば紙エプロンや割り箸がもらえるとのことである。
さっそくお冷を飲みながらメニューを眺めることにした。


メニューの表紙には「ラーメン食法」「つけ麺食法」が掲載されている。


メニューを開く。左手には定番メニューの「豚骨黒マー油ラーメン」が載っており、右手には「ごはんもの」「ビール」「おつまみ」が掲載されている。


右手のページを開くと中央に「豚骨赤マー油」「つけ麺」が掲載されているほか、右手には「お得なセットメニュー」「トッピング」が掲載されている。


メニューの背面にはラーメンを構成する「こだわりの素材」が紹介されていた。


「なんつっ亭」のラーメンを食べたのは、品川駅の高架下に設けられていたラーメンフードテーマパークにあった品川店に行って以来である。もう16年前になろうか。すっかり味も忘れてしまっている。そこで、まずは定番の「豚骨黒マー油ラーメン」を食べることにした。注文したのは「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」である。店員から「ラーメンにニンニクを入れますか」と聞かれて、ニンニクをラーメンに入れてもらうことにした。
ちなみに「お得なセットメニュー」の中の「餃子Aセット」を注文すると「一口めし」と「夫婦円満餃子三個」が付くのだが、ライスは「一口めし」では足りない気分である。そこで、レギュラーサイズの「めし」と「夫婦円満餃子」をあわせて注文することにした。

料理を注文すると、メニューを元に戻して、お冷を飲む。自分が店内に入ってまもなく、数名の客が店内に入ってきた。
最初に「めし」が出された。続いて「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」が運ばれてきた。最後に「夫婦円満餃子」が運ばれてきた。


さっそく紙ナプキンを1枚取り、箸とレンゲを1つずつ取る。


最初に餃子のタレを作ることにした。餃子は楕円形の皿に5個載せられており、その端にタレを垂らすための窪みが設けられている。


皿の窪みに醤油を適量垂らし、更にラー油を垂らす。


それからラーメンを食べることにする。「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」の麺はオリジナルの中細ストレート麺で、黒マー油の浮かんだ黒いスープに浸かっている。麺の上にはたっぷりの茹でモヤシと白ひげネギが載せられていて、味玉が1個とチャーシューが2枚添えられていて、絞りニンニクがトッピングされ、刻んだ青ネギが散らされている。ラーメンには海苔が3枚添えられていた。


ラーメンに添えられたレンゲを取って「豚骨黒マー油なんつっ亭スペシャル」のスープを飲む。豚の骨と鶏ガラを24時間煮詰めた豚骨スープに黒マー油を浮かべた黒いスープは膜が張っている。クリーミーで旨味の詰まったスープは上品で旨味の詰まった味わいである。


スープに浮かべられている黒マー油は揚げたニンニクに揚げ油とごま油を調合し、スパイスをペースト状にして作っているとのこと。独特の苦みと香ばしさが口の中と鼻腔に広がる。濃厚なスープはパンチが効いていて美味しい。
麺を食べる。なんつっ亭特製麺はオリジナルの小麦粉を使用しているとのこと。弾力のある歯応えで、スープに負けていない。麺を食べていると、モヤシや白髭ネギが麺に絡まって口の中に入ってくる。しんなりと茹でられたモヤシはシャキシャキとした食感を残しながら、スープをたっぷりと吸ってジューシーな味わいで美味しい。白髭ネギの食感がアクセントになっている。

ラーメンに添えられた海苔はライスに巻いて食べることにした。ライスは小さなお碗に盛られている。


海苔をスープに浸して、ライスに巻いて食べる。スープをたっぷりと吸った海苔はジューシーで美味しい。厚みがあって、パリパリとした食感が楽しめる。硬めに炊かれたご飯は弾力のある歯応えで美味しい。口の中でほどけるようにバラバラになってスープと海苔を絡めて喉の奥に消えていく。
海苔を3枚食べてしまうと、再び麺をすすった。スープが麺と野菜をまとめ上げていて、食べ応えがある。麺を食べながらチャーシューをスープに浸け、味玉を食べることにした。

味玉はプリプリとした食感である。かぶりつくと、濃い黄身の味わいが美味しい。よく味が染みこんでいて、食べ応えがある。味玉を食べながら麺をすすった。
チャーシューも食べる。大きくて厚みのあるチャーシューは豚バラ肉を豚骨スープで煮込んで、濃厚醤油ダレに漬け込んでいるとのこと。赤身は柔らかく、味が良く染みこんでいる。歯ごたえがあって美味しい。脂身は甘くてとろけるように美味しかった。

麺をあらかた食べてしまったところで、餃子を食べる。「夫婦円満餃子」は一口大のサイズで皮にキツネ色の焦げ目が付いている。


「夫婦円満餃子」を1個、タレにたっぷりと浸して、口に運んだ。


「夫婦円満餃子」の皮は厚みがあってモチモチとした食感である。皮の中の餡は豚挽き肉にキャベツとネギが入っていて、口の中で肉汁が飛び散るほどにジューシーで美味しい。ニンニクが効いていて、旨味とコクがあり、食べ応えがある。
残りの餃子を食べながらライスをかき込む。もう少しライスが欲しいくらいである。餃子が無くなる頃にはライスも無くなってしまった。

最後にラーメン丼を傾けて、スープを飲む。焦がしたニンニクの香ばしさとパンチのある味わいを楽しみながら、最後の一滴まで飲み干してしまった。ラーメンを食べてしまうと、コップに残った冷水を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。
卓上に置かれた伝票を持ち、席を立って店の入口脇のレジに進む。代金を支払うと店を出た。ラーメンを食べて熱くなった体に冷たい外気が心地よい。店から小田急線町田駅に歩いて行き、小田急線に乗って藤沢に向かった。

日中は晴れ。日中は雲が多いものの、晴れて青空が広がった。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、南よりの風が吹いている。雲の合間から射し込む日射しの温もりが心地よく感じられるものの、風が身を切るように冷たい。日が陰ると、肌寒いくらいの陽気である。空を見上げると、雲がゆっくりと西から東に流れていくのが見えた。
夕方は近くの床屋で散髪をする。長くなった髪を短めにカットしてもらうと、頭がスッキリとした気分になる。空気が冷たいが、むしろ目が覚めて気持ちが良い。

実家で夕食を食べてしまうと、早々に帰宅することにした。既に日は沈んで空は暗くなっている。上空を見上げると、澄んだ暗い空に煌めく星を散りばめたような星空が広がっていた。東の空にオリオン座が上ってくるのが見える。やがて轟音と共に点滅する光を伴って飛行機が横切っていくのが見えた。
電車を乗り継いで日野駅に向かう。電車を降りて改札を抜けると、東の空に煌々と光る月が浮かんでいるのが見えた。

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