J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日のドーナツ(KRISPY KREME HALLOWEEN2種@KKD)

2024年10月12日 | 食べ歩き


3連休初日の今日は晴れ。今日は8時半に起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっていて、日射しが燦々と降り注いでいる。ほのかに色づいた木々の枝が風に揺れていた。外に出てみると、空気がヒンヤリとしていて、日射しの暖かさが心地よい。風が涼しく感じられた。
日中は晴れて青空が広がった。上空に小さな雲がいくつも群れをなすように浮かんでいるものの、強い日射しが降り注いでいて熱いくらいに感じられる。昼間の最高気温は26℃で、夏日となった。湿度が低く、東よりの風が吹いている。買物のために外に出ると、遠くで鳥が鳴いているのが聞こえた。駅まで歩いて行くと、駅に着くまでに汗ばむような陽気である。日陰に入ると、風が涼しく感じられた。

今日は午前中に立川まで買い物に行ったが、午後も近所のドラッグストアに買い物に行った後、再び立川まで出かけた。午後は立川駅北口にあるビックカメラ立川店や百均ショップを中心にウィンドウショッピングをする。少し疲れたところで、休憩を兼ねてお茶をすることにした。
駅北口にあるルミネ立川に入ると、ドーナツ屋「クリスピークリームドーナツ 立川ルミネ店」に入店する。


店内は混んでいた。満席だったので別の店に行こうとすると、奥の方から客が出てきたので、奥に進む。するとテーブル席が1卓空いていたので、その席を確保すると、店の入口のショーケースに向かった。
ショーケースの中には先日と同様、キャンペーン「KRISPY KREME HALLOWEEN」のドーナツが並んでいる。今日はその中から「ムラサキイモ モンスター」「チョコ スパイダー」の2種類のドーナツを注文することにした。ドリンクは「コールドブリュー」のトールサイズである。店員に「『チョコ スパイダー』は温めますか?」と聞かれたが、温めると食べにくくなるので、そのままで食べることにした。

スマホアプリを起動させるとクーポンを表示させ、レジで代金を払う。レジでドーナツと紙おしぼりの載ったトレーを受け取り、奥のカウンターでドリンクを受け取ると、トレーの上に紙ナプキンとマドラーを1つ載せて、確保したテーブル席に運んだ。


紙おしぼりで手を拭くと、最初に「コールドブリュー」を飲む。


冷たいアイスコーヒーはスッキリとした味わいで美味しい。今日は夏日ということもあって、まだまだ外は暑く感じられる。じんわりと汗をかいた身にアイスコーヒーが胃袋に染み渡るように感じられた。
「コールドブリュー」をしばらく楽しんだ後、さっそくドーナツを食べることにした。最初に食べることにしたドーナツは「ムラサキイモ モンスター」である。


「ムラサキイモ モンスター」はオリジナル・グレーズドにムラサキイモ風味のコーティングし、チョコシリアル3個の目をトッピングして、ビターチョコで描いた口元からストロベリーナパージュの血を滴らせたドーナツである。
ドーナツにかぶりつく。フンワリとした食感のイースト生地のドーナツにコーティングされたムラサキイモ風味のコーティングはグレーズの甘さも加わって甘くて美味しい。優しい甘さでほっこりした味わいのドーナツである。チョコシリアルのサクサクとした食感とストロベリーナパージュの甘酸っぱさがアクセントになっている。

ドーナツを1つ食べてしまうと、「コールドブリュー」を少し飲んだ。続いて「チョコスパイダー」を食べることにする。
「チョコスパイダー」はこの時期定番のドーナツである。オリジナルグレーズドにチョコアイシングをコーティングし、ホワイトチョコでグルグルとミルキーな蜘蛛の巣を描いている。


ドーナツにかぶりついた。指で触っただけで溶けてしまうようなチョコアイシングのとろけるような食感が口の中に広がる。グレーズのシャキシャキとした歯触りと甘さが美味しい。ホワイトチョコのミルキーな甘さがドーナツにアクセントを与えている。
ーナツを2つ食べてしまうと、再び、「コールドブリュー」を飲んでドーナツの余韻を味わった。ドーナツの甘さが「コールドブリュー」のスッキリとした酸味に溶け合い、喉の奥に消えていく。口の中がさっぱりしたところで、ちょっと疲れも癒えた気がする。

少し落ち着いたところでデイパックの中から参考書を取り出し、「コールドブリュー」を飲みながら本を読む。カップの中の「コールドブリュー」が無くなると、コップに残った氷を舌の上で転がしながら本を読んだ。氷も無くなると、参考書をデイパックにしまい、店を出て帰ることにした。
ルミネ立川を出て立川駅構内に入ると、改札を抜けて中央線下りホームに降りる。しばらくしてホームに滑り込んできた高尾行きの電車に乗ると、席に座った。

日野駅に着くと、上空には澄んだ暗い空が広がっていた。南の空に半月が浮かんでいて、煌々と光を放っている。昼間に比べると、気温がぐっと下がってきた。草むらの中から虫が鳴いてるのが聞こえる。湿度が高くなってきていて、湿っぽい風がヒンヤリと感じられた。

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今日のランチ(特上牡蠣めしランチ@湘南のカキ小屋 笑山)

2024年02月05日 | 食べ歩き


今日は曇りのち雪。今日は所用で藤沢に行くため、1日年休を取った。平日に起床する時間よりも少し遅く起きると、髭を剃って顔を洗う。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には白い綿雲が敷き詰められたように広がっていた。
身支度を済ませると、家を出た。今朝の気温は2℃で、弱い北よりの風が吹いている。外に出てみると、冷蔵庫の中に入ったように空気が冷たく、ヒンヤリと感じられた。風が凍えるように寒い。吐く息が白く見えた。

日野駅から電車を乗り継いで藤沢に出ると、片瀬江ノ島駅に向かう電車に乗り換えた。本鵠沼駅で下車すると、歩いて実家に向かう。
昼前から雨がパラパラと降ってきた。実家を出て本鵠沼駅に着くと、電車に乗って藤沢駅に出た。お昼を藤沢駅北口にある百貨店「さいか屋 藤沢店」8階にあるレストラン街で食べることにして、エレベーターに乗る。入店したのは居酒屋「湘南のカキ小屋 笑山」である。


店に入る。店内は入口から見て左手に厨房があり、右手に6人がけのテーブル席が1卓と4人がけのテーブル席が6卓、2人がけのテーブル席が1卓配されている。店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて2人がけのテーブル席に座った。席に座るとお冷やと冷たいおしぼり、割り箸が1膳分置かれた。
卓上には醤油とポン酢、タバスコといった調味料の他、ティッシュと楊枝、呼びベル、メニューが置かれている。

まずはおしぼりで手と顔を拭くと、お冷やを飲みながらメニューを眺めた。卓上にはランチメニューの他、グランドメニューや手書きのメニューが置かれている。昼から酒が飲めるらしい。
ランチメニューを開く。


ページをめくると最初のページには「牡蠣フライランチ」「大盛り牡蠣フライランチ」「焼き牡蠣ランチ」「牡蠣御膳ランチ」といったメニューが記載されている。


次のページは「笑山のフライランチ各種」「笑山の牡蠣めしランチ」各種と「牡蠣ドリアランチ」が記載されている。


更にページをめくると、笑山のおさしみ・お寿司ランチ各種として「日替わりお刺身定食」「日替わり握り寿司」「こぼし寿司ランチ」「海鮮丼ランチ」が掲載されている。


次のページは笑山の生しらすメニュー各種が掲載されている。


ページをめくるとランチサイドメニューが掲載されていた。


手書きのメニューは3枚ある。1枚は「本日のおすすめセット」となっている。


もう1枚は「本日のお刺身」「お刺身盛り合わせ」「おすすめの一品」が記載されていた。


ちなみに本日のおすすめの一品は「白子天ぷら」「白子ポン酢」である。


この他にグランドメニューの冊子もあった。


あらためてランチメニューを眺める。「牡蠣フライランチ」も美味そうだったが、「牡蠣めしランチ」も捨てがたい。散々悩んだあげく、注文することにしたのは「特上牡蠣めしランチ」である。ご飯大盛りで注文することにした。
注文を終えると、お冷やを飲みながら店内を見渡す。後から入ってきた客は昼から飲み始めている。生牡蠣も美味そうではある。

しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「特上牡蠣めし」の入ったお重と味噌汁、小鉢、お新香が載せられていて、木のさじが添えられている。お重は蓋が閉まりきらず、牡蠣めしの上に載せるようにして置かれていた。


さっそくお重の蓋を外すと、味噌汁を飲むことにした。味噌汁はアオサの味噌汁で刻みネギが浮かべられている。


やさしいアオサの味わいに刻みネギのシャキシャキとした食感が美味しい。温かい味噌汁の旨みが口の中から鼻腔に抜けて、少しリラックスした気分になった。
味噌汁を少し飲むと、さっそく「特上牡蠣めし」を食べることにする。14cm×11cmのちょっと小さめのお重は深さが5.5cmほどあった。このお重にニンジンとゴボウ、油揚げを入れた炊き込みご飯を詰めて刻み海苔を散らし、その上に煮た牡蠣が9粒とシラス、いくらが載せられていて、スライスしたカボチャとニンジンを一片ずつ載せ、白ごまを和えた糸昆布とカットインゲン、玉子焼が2きれ添えられている。牡蠣は宮城県鳴瀬産とのことである。


勿体ないので牡蠣はお重の蓋に待避させた。まずは牡蠣めしに載せられた野菜を食べる。カボチャは甘く、ニンジンも美味しい。インゲンを食べてしまうと玉子焼きにかぶりついた。甘い玉子焼きはジューシーで美味しかった。
ここで箸から木匙に持ち替えると、いくらやシラスで牡蠣めしをかき込むように食べる。まるで赤くて丸い宝石のようないくらはやや小粒だが、口の中に入ったいくらは舌の上で弾けて、いくらの中に詰まった濃い磯の香りのするジュースが、米粒一粒一粒をコーティングしていくかのように絡まる。牡蠣の旨みといくらの塩分が合わさって、もうどうにも匙がとまらない。あっという間にいくらが無くなった。

続いてシラスで牡蠣めしを食べる。白いシラスはふんわりとした食感で、ほどよい塩分が牡蠣の旨みと合わさって、まるで口の中で美味しさの二重奏を奏でているようだ。無我夢中でシラスも食べてしまった。
ここで糸昆布を食べながら、ひと休み。糸昆布と牡蠣めしの相性も抜群である。昆布の旨みに白ごまの粒々感が食感のアクセントになっている。気がつくと、牡蠣めしも半分くらいに減ってしまっていた。

いよいよ牡蠣を食べる。「特上牡蠣めし」の牡蠣はスタンダードな牡蠣めしランチと比べて牡蠣が3倍(重量比)入っているとのこと。まずは牡蠣を1つ口に含んだ。小ぶりの牡蠣はプリプリとした食感で、身が締まっていながらもふんわりとした食感で美味しい。小さな身に牡蠣の旨みが詰まっていて、ご飯も進む。
牡蠣を食べながら合間に小鉢に箸を付けた。小鉢はアジの南蛮漬けである。2切れのアジのフライにタマネギとニンジンが和えられている。


アジフライを口に入れると、ほどよい甘酸っぱさに口の中がさっぱりとする。ジューシーな鰯フライの衣にアジの身が歯ごたえがあって美味しい。ニンジンとタマネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっていて美味しかった。
牡蠣を食べながら牡蠣めしを食べる。牡蠣めしが無くなる頃には牡蠣が1粒だけ残った。この牡蠣を味わうようにして食べる。最後の牡蠣の旨みを堪能すると、お新香に箸を付けることにした。

お新香はニンジンとキュウリ、ダイコンの浅漬けである。


パリパリとした食感とさっぱりとした味わいで気分転換を図った後は、お碗に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。
ご飯を食べていると熱い緑茶が出されたので、食後に緑茶を飲んで一服する。なんだか満ち足りた気分である。満足である。

食事を終えると、お冷やも飲み干して席を立つ。店の入口脇のレジで会計を済ませると店を出た。エレベーターでペデストリアンデッキに接続している2階のフロアに下りた。
日中は雪で、みぞれが降る生憎の空模様となった。さいか屋を出ると、外は大粒の雪が降っている。植え込みの土の上にはうっすらと雪が積もっていた。

ペデストリアンデッキに出るとシャーベットのようにシャキシャキと音を立てているかのような風が吹いていて、雪が服に付着して溶けていった。昼間の気温は2℃で、北よりの風が吹いている。湿った空気が氷のように冷たく、底冷えのする陽気となった。
午後になって雪は粉雪に変わった。病院に行った後、電車に乗って帰宅の途につく。

藤沢駅から電車を乗り継いで八王子駅に到着すると、中央線に乗って日野駅に到着した。電車を降りると、大粒の雪が降っている。日野駅の立川寄りホームにはうっすらと雪が積もっていた。ホームからは一面の雪景色が見える。駅のロータリーにはバスを待つ長蛇の列ができているのが見えた。
通りから住宅地に入ると、市道に雪が降り積もっていて、路面が白く見える。歩幅を小さくして、雪を踏みしめるように歩いた。いつもなら家まで10分程度で到着する所を15分くらいかけて、ゆっくりと自宅に向かう。

やっとのことで家に着いた。家に到着するとエアコンを点ける。ようやく、気分も落ち着いた。

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今日のランチ(あこう粕漬け焼き定食カキフライ付き@六右衛門)

2024年01月25日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に凍てついたような暗い空が広がっていて、星が凍り付いたような冷たい光を放っている。今朝の気温は-6℃で、今季一番の冷え込みとなった。湿度が低く、冷たい西よりの風が吹いている。出勤のために扉を開けると、冷凍庫を開けたような冷気が室内に流れ込んできた。外に出ると、駐車場に停まっている車のボンネットが凍り付いていて街灯を受けてキラキラと光っているのが見える。肌を刺すような風が吹いていて、凍えるような寒さである。アスファルトの路面が凍り付いたように、足下からも冷気が立ち上っているように感じられた。
日野駅から電車に乗って新宿に向かう。新宿に着くと、地下道を歩いて職場に向かった。地下道から外に出ると、上空には澄んだ薄藍色の空が広がっていて、東の空が白々と明るくなっている。職場のあるフロアの窓から西の方角を見渡すと、西北の方向に黄金色の円盤のような月が浮かんでいるのが見えた。薄藍色の空に溶け込んだ山のシルエットに沈んでいくかのように月が次第に細くなっていく。正面には関東山地の淡いシルエットが横たわっていて、白く冠雪した富士山が朝日を浴びて紅を差したようにほんのりと朱く染まって見えた。

今日は午前中に都内に出張することになっていて、始業時間を少し過ぎた頃に外出した。電車と新交通ゆりかもめを乗り継いでテレコムセンターに向かう。午前中の業務を終えると既に昼を過ぎているので、昼食を食べて職場に戻ることにした。お昼は同じテレコムセンター内にある居酒屋「六右衛門」で食べることにした。


店頭に置かれたスタンドにランチメニューが書かれた紙が貼られている。


店先でランチメニューを眺めていると店員が奥から出てきたので、そのまま店内に入った。
店内は入口から見て店内中央に10人掛けのテーブル席が1卓とその周囲に6人掛けのテーブル席が6卓配されているスペースがあり、その周囲に8人掛けのテーブル席が配された個室が2室と4人掛けのテーブル席が配された個室が2室ある。店の左手奥に厨房があるようだ。厨房に面してカウンター席が3席配されている。

店員に案内されて、テーブル席の1つに腰を下ろした。席に座ると空の湯呑みと冷たいおしぼりが運ばれてきた。卓上には醤油差しと七味唐辛子、楊枝、ポット、タッチパネルが置かれている。ポットから湯呑みに熱い麦茶を注ぐと、麦茶を飲みながらタッチパネルを操作した。
タッチパネルの「ランチ」タブにに表示されたメニューを眺める。


メニューをスクロールさせた。


一番下には「うな重」「せいろ蕎麦」「えび天重 定食」となっている。


左側のタブには「ランチ」「単品」「甘」「ビール・ホッピー」「サワー・酎ハイ・ウイスキー」「焼酎グラス」「焼酎ボトル」「カクテル・果実酒」「ワイン・他お酒」「ソフトドリンク」がある。
一番上のメニューから「あこう粕漬け焼き定食カキフライ付き」定食を注文することにした。「ごはん大」で料理を注文する。


料理を注文すると、麦茶を飲んで少し店内を見渡した。自分が入店たときはまだ2卓ほどしか埋まっていなかったが、次第に客が増えてきた。テレコムセンター周辺は飲食店が減ってしまったこともあって、ランチを取れる店が少なくなってしまった影響だろうか。
しばらくして料理が一式トレーの上に載せられて運ばれてきた。


さっそくおしぼりで手と顔を拭くと、味噌汁を飲むことにする。味噌汁は油揚げとタマネギが入っている。ダシを吸ったジューシーな油揚げにタマネギが甘くて美味しい。


続いてさっそく「あこう粕漬け」に箸をつけることにした。「あこう粕漬け」には大根おろしが添えられている。


メニューには玉子焼きが1切れ添えられているのだが、それは無いのか。店員に聞こうとしたが、店員は忙しく店内を歩き回っているし、聞こうにも聞けそうにない。
大根おろしに醤油を垂らす。


魚をひっくり返して、骨を取ろうとしたのだが、ちょっと骨の置き場が欲しくなって、先にカキフライを食べることにした。小鉢に入ったカキフライはちぎったレタスの上に1個載せられていて、タルタルソースがかけられている。


カキフライにかぶりつく。カリッとした衣の中にはジューシーなカキが詰まっていた。ミルキーな甘さと旨さが口の中に広がる。タルタルソースの淡い酸味がカキの旨味に合わさって美味しい。
カキフライを楽しみながらライスを食べる。固めに炊かれたライスからはほのかに湯気が上がっている。


米粒の弾力のある歯応えを楽しみながらカキフライとごはんを交互に食べる。カキフライを食べてしまうと、下に敷かれたレタスも片づけた。
あらためて「あこう粕漬け」を食べることにする。骨を取り、カキフライの入っていた小鉢に骨を退避させた。「あこう」はキジハタの別名で、深海で採れる高級魚である。骨を除くと、ダイコンおろしをたっぷりと載せて口に運んだ。ほのかな酒の風味が「あこう」の旨味を引き立てている。上品な白身の味わいに程よい脂がのっていて美味しい。

「あこう粕漬け」を食べながらご飯をかき込む。皿の上に載せられた「あこう」は小ぶりの魚で骨が硬く、少し注意深く食べた。骨をしゃぶるように食べてしまうと、残りのご飯は小鉢のひじきの煮付けで食べる。ひじきの煮付けには糸こんにゃくとニンジンが入っている。


ひじきの味わいに糸こんにゃくとニンジンの食感がアクセントになって美味しい。ひじきの煮付けが無くなったところで、お新香も食べる。お新香は野沢菜とキュウリの紫蘇漬けである。


お新香とご飯を食べてしまうと、お椀に残った味噌汁を飲み干して完食。美味かった。湯呑みに再び暑い麦茶を注ぎ、少しゆっくりと麦茶を飲む。お茶を飲み干すと、卓上にある伝票を持って入口脇のレジに進んだ。
代金は現金又はコード払い、Suicaとなっている。クレジットカードのマークはあるのだが、クレジットカードは使えないとのこと。仕方ないので、Suicaで支払いを済ませると店を出た。

テレコムセンターから新交通ゆりかもめに乗って、職場に戻る。日中は晴れて青空が広がった。南に広がる海面に水平線上に白い綿雲が連なっているのが見える他、北にも雲が浮かんでいて西から東に雲がゆっくりと流れていくのが見える。
都心はほぼ快晴で、上空には雲ひとつ無い澄んだ青空が広がっていた。昼間の最高気温は10℃を下回るくらいで湿度が低く、乾いた北よりの風が吹いている。眩しいほどにたっぷりと降り注ぐ日射しの温もりが感じられるものの、塵ひとつ無い透き通った風が氷のように冷たく感じられた。

夜、仕事を終えて職場を出る。地下道を歩いて新宿駅に着くと、電車に乗って帰宅の途についた。
日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜ける。駅の外に出て空を見上げると、東の空に丸い月が浮かんでいるのが見えた。月の周囲には星が瞬いているのが見える。カラカラに乾いた北よりの風が身を切るように冷たく、吐く息が白く見えた。

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今日のランチ(カキフライ定食@さいとう)

2024年01月20日 | 食べ歩き


今日は曇りときどき雨。今日は7時過ぎに起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には厚い雲が広がっていて日射しが無く、窓の外には寒々しい光景が広がっていた。雨は降っていなかったが、窓の外の風景が湿っぽく見える。北よりの風が吹いて、木々の枝が揺れているのが見えた。
今日は所用で藤沢に行くことにしている。家を出ると、風が身を切るように冷たく感じられた。乗換駅の町田駅に到着すると、既に細い雨が降り出していた。日中は雨時々止む。上空には厚い雲が広がっていて、傘を差しても差さなくてもいいくらいの弱くて冷たい雨がパラパラと降っていた。

正午の気温は7℃で湿度が高く、冷たい北よりの風が吹いている。シャキシャキのシャーベットのような風が吹き付けていて、凍えるように寒い。吐く息が白く、風が身を切るように冷たかった。
藤沢に着くと小田急江ノ島線に乗り換えて本鵠沼駅で下車した。実家に行く前にお昼を食べることにして駅前にあるとんかつ屋「さいとう」に入る。この店はずいぶんと前からあるのは知っていたが、実は店に入るのははじめてだ。店の自動扉は壊れているので、手で扉を開けて店内に入った。


店内は入口から見て左手にカウンターがあり、その前にカウンター席が5席直線上に配されている。右手には2人がけのテーブル席が2卓配されており、その奥は小上がりとなっていて、座敷席になっている。座敷には3卓の座卓が設けられていた。
靴を脱いで小上がりに上がると、座卓の1つに腰を下ろす。卓上には小さなトレーが置かれていて、その上に紙ナプキンと楊枝立て、ミル付き胡椒が置かれている。店主がお冷やとメニューを運んできた。お冷やを飲みながらメニューを開く。


メニューの中に「カキフライ定食(10月より~3月まで)」と書いてあるのに気付いた。そういえば今年は牡蠣を食べていない。これはもう食べるしかない。そこで、この「カキフライ定食」をライス大盛で注文することにした。


注文を終えると、お冷やを飲みながら店内を見渡す。昭和を感じさせる年季の入った店内はどことなく懐かしさを覚える。カウンター卓の上にはシュガーポットや醤油が置かれているのが目に入った。
注文してから料理が出てくるまでに30分くらいはかかっただろうか。店主1人で店を切り盛りしているので仕方ない。しかし、今日は時間に余裕がある上、このゆったりとした時間の流れは心地よい。ちょっとウトウトとしながら料理が出来るのを待った。

しばらくして料理が一式運ばれてきた。目の前には箸が置かれ、カキフライの載った大きな皿と蓋付きの丼、味噌汁、お新香、中濃ソースの入った容器が並べられた。


さっそく丼の蓋を取ると、味噌汁を飲む。味噌汁はワカメと豆腐の味噌汁で、刻みネギが浮かべられた具沢山の味噌汁である。


ワカメのふんわりとした食感に豆腐のツルンとした食感の組み合わせが美味しい。汁を吸った刻みネギがジューシーで、シャキシャキとした食感がアクセントになっている。旨味の中に淡い甘みが感じられて美味しかった。
味噌汁を半分ほども飲んでしまうと、さっそくカキフライを食べることにした。カキフライは特大の大きさで、大きな皿に5個載せられている。カキフライの脇には千切りキャベツが山盛りに盛られていて、スライスしたキュウリが3枚とトマトのカットが1切れ添えられている。千切りキャベツにはフレンチドレッシングがかけられている。

カキフライにはタルタルソースとレモンのカットが1切れ添えられていた。


カットレモンをカキフライの上から搾った。通常は千切りキャベツから箸を付けるのだが、今回はカキフライを1つ先に賞味することにした。
丼に盛られたご飯は米粒から湯気が立っていて、美味しそうである。


ご飯の上にカキフライを1つ載せて、半分に割ってみた。衣の中に詰まったカキの断面からは汁がこぼれてくる。ちなみに使用しているカキは岡山産のカキとのことである。


これにタルタルソースをたっぷりと浸けて口に運んだ。カリッとした衣の中に詰まった特大のカキはプリプリとした歯応えにミルキーな味わいが美味しい。甘くてふんわりとしていながら、食べ応えがある。1個のカキフライでご飯が進む。
タルタルソースを1個のカキフライで全部食べてしまった。2個目のカキフライはご飯の上に載せて、中濃ソースをかけて食べる。中濃ソースを衣にまとったカキフライはまた異なった味わいで美味しい。中濃ソースの旨味がカキの旨味を引き立てているような味わいである。もうどうにもご飯が止まらない。

ここで我に返って、千切りキャベツを片付けることにした。フレンチドレッシングのかかった千切りキャベツはザクザクとした食感で、歯応えがあって美味しい。フレンチドレッシングの酸味がキャベツの甘みと合わさって、サッパリとした味わいである。
トマトとキュウリを食べてしまうと、残りのカキフライに箸を付ける。カキフライにかぶりつきながらご飯をかき込む。気が付くとあっと言う間にカキフライが皿の上から消えていた。

残りのご飯はお新香で食べることにした。お新香は白いタクアンが3切れほど小皿に載せられている。


厚めにカットされたタクアンは甘くて、ジューシーな味わいで美味しい。シャキシャキとした食感で、ご飯も進む。最後の1切れでご飯を片付けると、お椀に残った味噌汁を飲み干した。
食後にコーヒーをもらうことにした。コーヒーを追加で注文する。コーヒーはホットである。

見ていると、ネルドリップでコーヒーを淹れてくれている。
やがてカップに注がれたコーヒーが運ばれてきた。コーヒーカップの載ったソーサーの上にはスプーンとコーヒーフレッシュが添えられている。コーヒーにはシュガーポットが添えられた。


まずはコーヒーをブラックのまま飲む。


ふんわりとした飲み口のコーヒーは優しい苦みが感じられた。
途中でミルクを入れてコーヒーを飲む。口の中がサッパリとした気分である。

コーヒーを飲み干すと、帰り支度をして靴を履いた。代金を現金で払うと店を出た。
店の外に出ると、雨がパラパラと降っている。傘を差すか差さないか迷うほどの弱い雨である。結局、傘を差さずに実家に向かった。

実家にいた後は、藤沢に出て所用を済ませる。午後になって雨は止んだ。雲の合間から青空も垣間見えているが、強い北よりの風が吹いていて、湿った空気が氷のように冷たい。吐く息が白く、手がかじかむような寒さである。
夕方になって、帰宅の途につく。日野に着く頃には既に日は沈んでいて、空は暗くなっている。傘を差すか迷うような弱い雨がパラパラと降っていた。

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今日の夕食(餃子定食16個@大成軒)

2023年04月04日 | 食べ歩き


今日は晴れ。今朝は上空に雲ひとつ無い澄んだ水色の空が広がっていて、東の空が明るくなっている。今朝の気温は6℃で、昨朝に比べてぐっと冷え込んだ。出勤のために外に出ると、吐く息が白く見える。北よりの風が吹いていて、空気が凛として冷たく感じられるものの、その冷気が心地よく感じられた。昨晩は遅く寝たこともあって寝不足気味だが、目が覚めるような朝である。上空にはハトやスズメが飛び交っていて、遠くからウグイスの鳴き声が聞こえた。
日野駅から乗った電車の車内は、昨日に比べて少し乗車率が低くなった。電車が多摩川を渡るときに窓の外を眺めると、東の空に真っ赤な太陽が昇ってくるのが見える。新宿駅に到着すると地下道を歩いて職場に向かった。職場に着いて西側の窓から外を見渡すと、上空には青空が広がっているものの、地平線付近は霞がかってみえる。白く冠雪した富士山と山々の稜線が朧に見えた。

日中は晴れて青空が広がった。所々に薄い雲がたなびいているものの、強い日射しがたっぷりと降り注いでいる。外に出ると、眩しいほどに降り注ぐ日射しの熱が熱いくらいで、上着無しでも過ごしやすい陽気となった。昼間の最高気温は21℃で湿度が低く、穏やかな東よりの風が吹いている。4月中旬から下旬並みの陽気ということで、乾いた風がヒンヤリと感じられるものの、空気が爽やかに感じられた。
午後になって日が傾むいてくると、南よりの風が吹いてきた。上空にはガス状の雲が広がっていて、太陽が朧に見える。次第に気温が下がってきた。日が沈むと、西の山々の稜線の影がうっすらと見える。上空には薄い雲を透かすように夕焼けに染まった赤い空が垣間見えていた。

今日も夕食を食べて帰ることにした。新宿駅西口の飲食店はどこも混んでいるので、中央線快速電車に乗って家の近くで食べようと新宿駅改札に入った。しかし、電車に遅れが出ているのか、中央線快速電車の下りホームはかなり混みあってて、ホームに出れそうにない。仕方ないので、各駅停車線に乗って、まずは中野駅に向かった。電車が中野駅に到着すると、ここで乗り換えて別の駅で降りるのも面倒になった。そこで今日も中野駅周辺の飲食店で夕食を食べることにした。
改札を抜けて駅北口に出ると、中野サンモール商店街を北に向かって歩いていく。商店街に入って20mほど歩いて行くと右手に見えてくる総菜屋の手前を右に折れて一番街に入った。昨日夕食を食べた定食屋「ごはん処 わしや」の隣に中華料理屋「大成軒」がある。


この店は製麺会社「大成食品」直営らーめん店で、昼は鉄鍋まぜそば、晩は餃子・もつ鍋と、時間帯によって異なるメニューを提供しているとのこと。今日はこの店に入ることにした。


南北に長い店は北側の入口から入ると、左手に厨房があり、厨房を囲むようにカウンター席が9席L字形に配されている。空いている席に座ると、紙おしぼりとお冷が出された。卓上には濃口醤油と薄口醤油、ブラックペッパー、ラー油、酢、一味唐辛子、青のりといった調味料や薬味の他、箸と楊枝、紙ナプキン、メニュー、アルコール消毒液が置かれている。お冷を飲みながらメニューを見た。
目の前には夜メニューが置かれている。もつ鍋、一品メニュー、定食、餃子、ドリンクで構成されている。


裏面は「大成軒のこだわり」と書かれていて、「大成軒 餃子のタレ」「もつ鍋のスープ」についてのうんちくが書かれている他、「IHヒーターの使い方」等が書かれている。


もう1枚のラミネートされた紙には片面印刷で「大成軒餃子」「もつ鍋」が記載されている。


「もつ鍋」にライスをあわせて食べるのもいいかなとも思ったが、やはりここは看板メニューの餃子を食べてみたいところである。そこで、「餃子定食16個」「ご飯大盛り」を注文することにした。
しばらく待っていると、小皿が3つカウンターの中から出された。1つの小皿は空で、1つの皿には特製味噌だれ、もう1つの皿には「赤柚子唐辛子」が載せられている。続いて餃子が16個載せられた皿とライス、スープ、小鉢が出された。


まずは、メニューに記載されているように「赤柚子唐辛子」が載せられている小皿に薄口醤油を垂らした。


さらに濃口醤油と酢を垂らして酢醤油を作るように記載されているが、自分としては酢醤油よりもラー油ダレの方が好みなので、空の小皿に濃口醤油とラー油を垂らして、ラー油ダレを作る。


卓上の箸置きから箸を取ると、紙おしぼりで手を拭いた。それから、最初にスープを少し飲む。定食のスープは厳選した魚介出汁と13時間じっくり炊いた透明な豚骨スープをあわせたスープで、モヤシと刻みネギが入っている。


とろみがかったスープは、豚骨の甘みと魚介の旨味がストレートに口の中に広がって、濃厚な味わいで美味しい。もやしがスープにボリューム感を与えていて、刻みネギの食感がスープにアクセントを与えている。このままご飯にスープをかけて雑炊にしたら、さぞかし美味いだろうなと思ってしまった。
スープを楽しむと、さっそく餃子を食べることにした。長方形の皿には16個の餃子が載せられている。餃子は一口サイズの餃子で、白い皮についたキツネ色の焦げ目が美味そうである。


まずは餃子を特製味噌だれに浸けて食べることにした。


特製味噌だれに餃子をたっぷりと絡ませて口には運ぶ。


餃子は八幡製麺所特製の薄皮を使用しているとのこと。皮は香ばしく、もちもちとした食感が美味しい。皮につつまれた餡は、豚挽き肉にキャベツとニンニクがたっぷりと入っている。キャベツの甘みに豚挽肉の旨さが合わさり、食べ応えがあって美味しい。
餃子の余韻を楽しみながらご飯を食べる。


米粒一粒一粒が艶々としていて、ふっくらと炊かれたご飯は、味噌ダレに絡まった餃子をしっかりと受けとめていて、しかもご飯の甘みと味噌ダレの旨味が絡まるようにして喉の奥に消えていく。味噌ダレをご飯にかけても美味しそうだ。いくらでもご飯が食べられそうだ。
次に餃子を薄口醤油を垂らした「赤柚子唐辛子」に浸けて食べることにした。唐辛子を崩して鹿児島産の薄口醤油とかき混ぜると、餃子にたっぷりと載せて口に運ぶ。


国産の柚子果汁に韓国産唐辛子と一味を練り込んだ風味豊かな柚子胡椒は鼻から突き抜けるような清涼感に程よい辛味が加わって、強烈な旨さである。餃子の餡の旨味と薄口醤油の旨味が絡まって、食べ応えがあって美味しい。これはやみつきになりそうな味わいである。1つ食べると、また更に食べたくなる。思わず、2つ3つと餃子を「赤柚子唐辛子」で食べながら、ご飯をかき込んだ。
次はラー油ダレである。自分にとっては定番の餃子のタレは、やはり安心感がある。


ラー油の辛味と醤油の旨味が程よく餃子に絡まって喉の奥に消えていく。皮の歯応えに餡の旨味のバランスが良い。キャベツはほどよくジューシーで、甘さと歯応えを餃子に与えている。やはり、2つ3つと餃子をラー油ダレで食べてしまった。
餃子の合間に小鉢に載せられた白菜キムチでご飯を食べる。


それほど辛くは無く、白菜の甘みと唐辛子の辛味に旨味や酸味が加わって、ご飯が進む。白菜キムチを片付けてしまうと、残りの餃子を3つのタレにたっぷりと浸けて、順番に口に放り込みながらご飯をかき込んだ。
餃子が無くなる頃には、ご飯も無くなった。最後にスープを飲み干して完食。お冷やも飲み干すと、お腹も満腹になった。

帰り支度をして席を立つと、店の入口脇にあるレジで代金を払って店を出る。ご飯を食べて温かくなった体に夜風が心地よい。駅前の雑踏を抜けて中野駅改札に入ると、中央線下りホームに滑り込んできた電車に乗って帰宅の途についた。
電車に乗って日野駅に着くと、電車を降りて改札を抜けた。駅の外に出て空を見上げると、上空の所々に薄い雲が広がっているものの、空高く月が煌々と光っている。月の周囲には星が輝いているのが見えた。

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