[孫子の兵法]
道者令民與上同意也、故可以與之死、可與之生、而不畏危、天者陰陽寒暑時制也、地者遠近險易廣狹死生也、將者智信仁勇嚴也、法者曲制官道主用也、凡此五者、將莫不聞、知之者勝、不知者不勝、
故校之以計、而索其情、曰主孰有道、將孰有能、天地孰得、法令孰行、兵衆孰強、士卒孰練、賞罰孰明、吾以此知勝負矣、
道とは、民をして上(かみ)と意(い)を同じくし、これと死すべくこれと生くべくして、危(あやうき)を畏(おそれ)ざるなり。
(これはアメリカよりも中国に有利か?)
天とは、陰陽(いんよう)・寒暑(かんしょ)・時制(じせい)なり。
(これは国民が分裂状態のアメリカに不利か?)
地とは遠近(えんきん)・険易(けんい)・広狭(こうきょう)・死生(しせい)なり。
(台湾を巡る攻防では中国に有利か?)
将しょうとは、智・信・仁・勇・厳なり。
(これは五分五分か?)
法とは、曲制(きょくせい)・官道(かんどう)・主用(しゅよう)なり。
(これも五分五分か?)
およそこの五者は、将(しょう)は聞かざることなきも、これを知る者は勝ち、知らざる者は勝たず。
ゆえにこれを校(くらぶ)るに計をもってして、その情を索(もと)む。
曰く、主いずれか有道なる、将いずれか有能なる、天地いずれか得たる、法令いずれか行なわる、兵衆いずれか強き、士卒(しそつ)いずれか練(ならい)たる、賞罰(しょうばつ)いずれか明らかなると。われこれをもって勝負を知る。
さて米中戦わば、いずれが勝つだろうか?