夢と現実のおとぼけバラエティー

実際に夢で見た内容を載せています。それと落語や漫才・コント・川柳・コラムなどで世相を風刺したりしています。

新作小話(10/26)

2020-10-26 13:18:42 | 夢と現実のおとぼけバラエティー
                         


   テン・テン・ツク・ポン・テケ・テン・テン・テケ・ツク・ポン



          新作小咄 『蕎麦(そば)の食べ方』



   
        え〜、蕎麦ともうしますと、
     いろいろと食べ方に流儀ともうしますか、
       作法などを講釈する方もおりますようで、





社長 「あ〜、これから蕎麦を食いにゆく。ついて参れ」


従業員 「へへーっ、かしこまりました」


社長 「きょうは、この店に入ってみるか」




社長 「まず、蕎麦を食べるときの音の立て方にも粋と野暮がある」
    Aお前やってみろ」


A  「へえ、ずるずる・・」


社長 「あかん。草履を引きずって歩いているようなもんだ。
    Bお前やってみろ」


B  「へえ、じゅぼっ、じゅぼっ・・」


社長 「ダメだ。それじゃあ、泥濘(ぬかるみ)だ。
    うちの従業員は野暮天ばかりだ」


A  「じゃあ、蕎麦をやめて天婦羅にしましょう」


B  「いい提案だと思います」


社長 「オーイオヤジ!野暮天2丁たのむ」




            お後がよろしいようで