フィンランド建築・デザイン雑記帳

フィンランド・ファン仲間の会報誌に寄稿した原稿から、
チョット書き留めておきたいこと、昔の思い出・備忘録

ユハ・レイヴィスカのランプ JL 2 (Artek) を分解掃除する。

2006年05月21日 | デザイン

我が家の食卓で愛用のユハ・レイヴィスカの JL 2 コードペンダント(Artek製)。
60ワット電球1個でとても明るく、機能的で美しい照明器具である。


照明器具は形が複雑で掃除しづらくなかなか綺麗にならない。
そこで何年かおきに分解掃除をしているのだが、細かな部分まで綺麗になるし、何よりその照明器具の構造・パーツ構成が良く分かり掃除にしては、楽しい作業である。

JL 2は、照明器具にしてレイヴィスカ建築の特徴 (垂直線、多層な壁、天井、空間の連続性など)がハッキリと見て取れる良い例でもある。




まずは、コードを天井のフックからはずす。
今回は、器具のソケットからコードを外さないで掃除する事とした。




傘やソケットを支えている3本のネジ棒をゆるめるとすべてのパーツがバラバラになる。




バラバラにしたパーツを、石鹸 (家庭用のハンドソープ) や台所洗剤などで丁寧に洗う。
柔らかなスポンジを用い、塗装表面にキズが出来ぬように。




ゴールドのメッキ部分は、特にキズが付かないように慎重に洗う。


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●分解した部品は、全て洗い終わったら、良く乾かす。
ネジ棒などは、水分を充分に乾かさないとサビの原因になるので要注意。
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一番底の部分の輪に3本のネジ棒を通し、スペーサーを入れ、徐々に組立てる。




3本のネジ棒にスペーサー、最初の傘(ゴールドメッキのもの)を入れる。




2枚目の傘 (ゴールドメッキのもの) とスペーサーを入れる。




大きな傘を支えるスペーサーを入れた状態。




3本のネジ棒にメインの大きな傘を入れた状態。




ソケット部分を固定するためのスペーサーを入れる。




ソケット部分を入れ、最後に3本のネジ棒のエンドキャップを締め付け、完成! 
電球をセットし点灯するのを確かめ、コードを天井のフックに引っ掛けて、分解掃除はめでたく終了。


【写真・撮影】 管理人



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過去の関連記事「分解掃除シリーズ」

*「アールトのランプ、A 330(ゴールデン・ベル)を分解掃除する
Mar. 12, 2006

*「ユハ・レイヴィスカの照明器具・・・・・JL 2
Feb. 03,2006


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