今年で10回目を迎える「国際アルヴァ・アールト シンポジウム」が7月28日(金)から7月30日(日)の3日間、アールトゆかりの地ユバスキュラで開かれ、主催するアルヴァ・アールト・アカデミーなどが参加者を募集している。 . . . 本文を読む
若者に人気のあるファッションデザイナー皆川明氏のブランドは「ミナ・ペルホネン(minä perhonen)」である。minäはフィンランド語で「私」、perhonenは「蝶」のことであるが、なぜフィンランド語なのだろうと思っていたら、友人がフィンランドには同じ蝶でも「CHO CHO」というフィンランド人のブランドがあるよと教えてくれた。「CHO CHO」は日本語の「蝶々」のこと。ロバニエミ出身の若手デザイナー キルシ・マリア・パイヴァニエミ(Kirsi-Maria Päiväniemi 1976年生)が2002年に発表したフレッシュなブランドだ。皆川明のテキスタイルには「ヘルシンキ(Helsinki)」だとか「プー(Puu=木という意味)」といったフィンランド語名のものがあるが、パイヴァニエミの作品には「Osaka」とか「Tokio」といった名前のバッグやテキスタイルがある・・・。 . . . 本文を読む
「第30回世界切手まつり・スタンプショウ」が4月28日(金)から30日(日)の3日間、浅草の東京都立産業貿易センターで開催される。今回は「ムーミンの国・フィンランド切手展」も同時開催される。切手収集ファン、ムーミンファンには見逃せない展覧会でしょう。 . . . 本文を読む
フィンランドのデザインというと、僕はいつも1枚の写真が頭に浮かんでくる。 このセピア色の古びた写真だが、確かアルテックのカタログの様な小冊子の中にあったと思う。 アルヴァ・アールトの椅子に腰掛け、食事をしている家族の写真で、都会というよりは田舎のごく普通の家庭の食事風景である。 . . . 本文を読む
昨年、信楽や北海道などで開催された「北欧のスタイリッシュ・デザイン・アラビア窯展」、東京展がないという事で、滋賀県まで遠征したアラビア陶器ファンの友人もいましたが、急遽決まった東京展の案内です。会場は目黒の東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)でアール・デコ様式の美しい建物。外観やインテリアを観るだけでも一見の価値ありです。新緑の美しい季節、フィンランドのアラビア窯の作品鑑賞と共に庭園を散策するのもいいですね。 . . . 本文を読む
現在、ドイツのベルリンでも仕事をしていて、スペインとドイツを行ったり来たりしているとの事。 ベルリンの宿探しをしていて、こんなところを発見したよと情報をくれた。 それはアルヴァ・アールトが設計した「ベルリンのアパート」 . . . 本文を読む
自分でデザインするのも楽しいが、手元にアールトが本棚や棚に使う三角曲げ木のような鉄製の棚受け金物があったので、それを使ってアールト風棚を作ることにした。 109型棚を参考にしての感想は、構造的に機能的に実によくデザインされているということ・・・良く分かりました。 . . . 本文を読む
1980年に開発され、関節接続式という独特な構造とユニークなデザインで絶賛された喜多俊之の「ウィンク・チェア(Wink)」とマリメッコ(Marimekko)のコラボレーションが発表された。 . . . 本文を読む
アルヴァ・アールトの設計手法の一つに、「必要な個所に必要なものを足していく」という特徴があると思う。 建築の平面を見てもしかり、立面や造作のディテールを見てもしかりで、その特徴は家具の構成の仕方にも表れている。
そのほんの1例を紹介してみる。 僕が少しの間滞在したオタニエミの学生寮の窓台膳板のディテールと、椅子の場合をみてみよう。 . . . 本文を読む
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・だいぶ前の事だが、セイナッツアロ(Säynätsälo)にあるエンソ・グートツァイト(Enso-Gutzeit)のプレハブ住宅の工場を見学した。断熱材の写真はそこでのスナップである。さすが極寒の国、断熱材の厚いこと厚いこと。 . . . 本文を読む
以前、建築家エリエル・サーリネンがデザインしたフィンランド独立時の切手を紹介したが、今回はお札、フィンランド紙幣のデザインである。
サーリネンは1910年発行の100マルッカ札と1922年発行の1000マルッカ札をデザインしている。 建築家が紙幣のデザインを?と我々には奇異に感じるかもしれないが、フィンランド独立時に、建築家達が建国といかにかかわったかがうかがい知れるようだ。 . . . 本文を読む
2006月3月、フィンランドの「デザイン・フォーラム・フィンランド(Design Forum Finland)」は、2006年の「ヤングデザイナー・オブ・ザ・イヤー(Vuoden nuori muotoilija)」にユッカ・コルピヘテ(Jukka Korpihete)とミッコ・パーカネン(Mikko Paakkanen)を選出し、賞金としてそれぞれ5000ユーロ(約70万円)を贈呈したと、フィンランドのメディアが報じている。
ミッコ・パーカネンは一昨年開催された「竹 Meets フィンランドデザイン展」で日本の竹を用いた作品を発表し、ハンヌ・カホネン(Hannu Kahonen)らと共に来日しているのでご存知の人も多いだろう。今最も注目されている若手プロダクト・デザイナーの一人である。
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