フィンランド建築・デザイン雑記帳

フィンランド・ファン仲間の会報誌に寄稿した原稿から、
チョット書き留めておきたいこと、昔の思い出・備忘録

戯れに アールトの「109」の様な棚を 日曜大工で作ってみた。

2006年04月11日 | 戯れでアールト風のものを作ってみた


家族から洋服を掛ける棚の様なものが欲しいと前々から言われていた。 
自分でデザインするのも楽しいが、手元にアールトが本棚や棚に使う三角曲げ木のような鉄製の棚受け金物があったので、それを使ってアールト風棚を作ることにした。 
109型棚を参考にしての感想は、構造的に機能的に実によくデザインされているということ・・・良く分かりました。



アールトの三角形の曲木。 棚や本棚、傘立てにと色々な家具に活躍している。



今回使用した棚受け用三角金物 (鉄製)

本棚や棚を作るときに用いるもので、厚みもありしっかりしたなかなかの優れもの。
アールトの三角曲木同様アイデア次第、色々な場面で使える。
サイズは3種類あり、ここでつかったのは大中小の[中]で260㎜X210mmのもの。
色は白と黒があり、大型DIYショップで購入できる。 僕は東急ハンズ・池袋店で購入した(渋谷、新宿店では扱っていない)。

*現在、東急ハンズ・池袋店でも取り扱いしていないかもしれません。 DIYショップでも最近は見かけることがなく、残念です。




材料 
1、棚受け用三角金物一組・・・・・・・・・1組・・・・・・・・・・・・930円
2、木材 45㎜X15mmX750mm・・・・・・・・1本・・・・・・・・・・・・250円
3、木材 30㎜X15mmX750mm・・・・・・・・5本・・・・・・180x5=900円
4、木材 丸棒直径30㎜ L=750mm・・1本・・・・・・・・・・・・200円
5、L型フック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3個(必要数)・・900円
6、木ネジ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・必要数・・・・・・・・・100円

材料費合計=3280円

今回は木材はヒノキ 長さを750mmとしたが好みの樹種、長さとすると良いだろう(DIY店で売っている角材の長さ規格は3尺=900㎜なので、それをそのまま使うと切らなくてすむ。 ちなみにアールトの109はL=1000㎜)。




三角金物の先端にハンガーを掛ける為の丸棒を木ネジで取り付けるので、あらかじめドリルで穴をあけておく。




まず45㎜X15mm、L=750mmの角材と直径30㎜の丸棒を木ネジで取り付け形を作る。(写真は棚をひっくり返した状態)




上部の棚板30㎜X15mm L=750㎜ 5本を等間隔でバランスよく取り付ける。
三角金物の適当な位置に穴が無い場合、ドリルで穴をあけ、棚板を木ネジで取り付ける。 (写真は棚をひっくり返した状態)




丸棒、角材など木ネジで取り付け完了。




側面から見た状態。




背面の角材(45㎜X15mm)に等間隔でL型金物を取り付ける。
ここでは3個としたが角材の長さや用途により4個でも5個でも良い。




壁に木ネジで取り付けて完成!!




手前の丸棒にはハンガーを、上の棚には帽子や靴を、L型フックには鍵や小物を・・・と なかなかの出来に・・・満足満足。
材料費は合計3280円、製作時間は4時間ほどでした。


【写真・撮影】 管理人


最新の画像もっと見る