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200W リニア HLA 305 修理

2024年01月19日 | 周辺機器

RM Italy社 200W リニア・アンプ「 HLA 305 Plus RPJ Version 」は、2016年7月に当シャックに導入して今月で7年半が過ぎました。実はこのリニアは現在故障しています。昨年暮れに間違えて50Wもリニアに入れてしまい、ファイナルを飛ばしてしまったからです。この商品はイタリア製で、本国で300Wのリニアを日本仕様(保証認定が受けられる)200Wに出力を変更し販売をされていました。現在は販売されていない模様です。

このリニアは200Wの出力制限が施してあるため、その取扱い操作は結構デリケートです。エキサイターからのパワーは、5Wから10Wくらいまでバンドごとに細かく調整してやる必要があります。それでもQSOに熱中しているうちにリミッターが作動して、警告のホイッスルが鳴りリニアが停止することがよくあります。またバンドによっては回り込みで止まることもあります。そして、今回当局は50Wも入れてしまったので完全にアウト! 過入力をリニアのリミッターでも止められなかったようです。

 

 

ネットで調べると、当局のように過入力でHLA 305のファイナルを飛ばしてしまうことはよくあるようで、その場合リニアの電源がまったく入らなくなってしまうようです。一応ネット購入した輸入元の販売店に電話すると、『 イタリアに送って修理するので、新品と同じくらいの費用がかかる。 』との連れない返事が返ってきました。

まぁ、海外の商品を購入すれば、そんなリスクは付き物!! そこで自己責任でHLA 305を修理することにしました。裏ブタの封印(注意:販売店経由での修理はNGになります)を破って開けると、結構シンプルな基盤が出てきました。外見上、特に焼けたパーツもないようなので、リニアのファイナルに使ってある RFバイポーラトランジスタ 「 MRF-455 」4個を取り替えれば済みそうです。

 

 

正月明け、アマゾンのサイトで一番安かったショップに【 MRF-455  1個 約2,200円 × 4個 】を注文をしました。 そして今日 1月19日、 国際便(中国から?)で届いたので、早速 HLA 305の修理にとりかかりました。ちなみにこのトランジスタ、1個で10,000円を超えるショップもあります。もしこの値段が相場としたら、当局が注文したのはアウトレット品かも知れませんね・・・(hi)

ハンダ付けは大雑把ですが、1時間ほどでトランジスタ4個の取り替え作業完了です。通電させると、ブルーの液晶表示が復活して、 HLA 305の電源が入るようになりました。エキサイターとアンテナをつなぎ、送信テストしたところ 各バンドで出力 200Wが出ました。とりあえず、200W リニア HLA 305 修理完了です。

 

 

アマゾンで入手した【 MRF-455  1個 約2,200円 × 4個 】は、果たしてジャンク品なのか? それともお買い得品だったのか? 使いながら HLA 305のご機嫌を伺ってみることにします。

★ 自分で修理される方は、自己責任でお願いします。

 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (JH4OYD)
2024-01-20 09:56:45
修理完了おめでとうございます。
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ありがとうございます (JA4VNE)
2024-01-20 10:03:25
修理して、もっと壊れなくてよかったです!
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