夫はまだやる事があるから、もう少し居ようよって言ったのですが、残念ながら余分に持ってきたはずのニコのフードが切れそうになり、ギリギリの火曜日に帰って来ました。
その前日の月曜日。
道向こうにあるお寺の桜が台所からよく見えて、とても奇麗だったので散歩がてらお花見に行きました。
新緑も桜もとても奇麗で、山のお寺は落ち着きます。
実は数年前、ここにお墓を買ったんです。
義父のお骨はまだ鳥取の義母の元にあり、骨壺のままお寺に預けてあって、義母が亡くなったら一緒にここに埋葬する予定です。
義父は生前2度ほどこのセカンドハウスに遊びに来て、ここをとても気に入ってくれてました。
房総から鳥取に帰ると、会う人会う人みんなに「房総はええとこですわぁ」って言って、義母がお父さんは房総病だって言ってたくらい。
きっと山と田んぼが、生まれ故郷に似ていて懐かしかったんでしょう。
義母が義父と交わした最後の会話が「もう一度房総に行きたかった」だと聞いて、ここに決めました。
義父はお墓の事を心配しながら亡くなったのですが、きっとここなら喜んでくれるでしょう。
樹木葬なので、好きな樹を植えられます。墓石は無く名前のプレートだけです。
墓石に苔が生える心配もなく、永代供養をしてくれて、ペットも一緒に入れます。
座ってる辺りがうちのお墓エリアです。
この上の段に大きな枝垂桜が咲いていて、とっても気持ちいい場所です。
お墓からセカンドハウスの方を見るとこんな景色です。
とっても見晴らしが良くて、ずーっとここに居たくなります。まあそのうちずーっとここに居るようになるんですけど。
昨今お墓を守るって、とっても大変な事。子供には重荷を背負わせたくないので、あえてこんな遠い所にしました。
義理で墓参りなどしなくてよい。山に散骨したと思ってくれたまえ。と息子には言ってあります。
もうじき一面ツツジが咲きます。それが終わるとアジサイ。四季折々お花に囲まれた素敵な所です。
お義父さんの房総病(笑)気持ちがわかります~( ^ω^)・・・
それでもお前たちの良いようにしてくれと言ってくれた両親に、せめて故郷に似た景色の地に眠って欲しいと決めました。
義父が亡くなる前、義母と樹木葬がええなぁと話していたそうで、植木を大事にしていた義父もきっと喜んでくれると思います。