ここ数日、暖かい日が続き、浮き足立つようにベランダガーデンも一気に春めいてきました。
まぁいっかと思って、増え過ぎた球根を、昨秋、みんな植えてしまった紫色のムスカリが満開に。(上の写真ね)
明らかに窮屈そうではありますが、なかなかの見ごたえで、香りも素敵です。
たった980円で買ったビニールハウスの威力は素晴らしく、
(昨年私が買ったものの中で、間違いなく、最高の買い物でした
)
八重桜の頃に植え替えと思っていた蓮からは、新しい葉が上がって来ました。
陽射しのある日は、蓮鉢の水温も20℃迄上がり、メダカ達も勢い良く泳ぎまくるし、
エサまで催促する始末。
メダカの温度計は、とっても正確。
100円ショップで買った、どんな時も動じない(?)温湿度計とは、まったく違います。
ちゃんと20℃を感知したようで、3月31日の朝、動きがおかしいナナ(成魚♀)をよくみたら、
産卵中ではありませんか!
あわてて、卵3粒を採卵して、別容器に浮き草を浮かべて、そこにくっ付けました。
これ、予想外でした。
確かに、最近エサをあまりあげていなかったのに、ナナは、いやに太っているなと思っていました。
しかし、他の3匹は、まだ2cm程度のチビであります。体長だって、ナナの半分以下。
やっと最近になって、ラナイはおそらく男の子であろう事が、
尻びれが大きいところから
推測できるようになった位のもので、まさか“いっちょまえ”のオスになっているとは、
思いもしませんでした。
と、いう事は、他のマイカやルビも、もう一人前ってこと!?
で、4月2日の朝も暖かく、ナナはたっぷり抱卵。その横を、ラナイがウロチョロ。
なるほどー、やはりそういう事だったかー!
その後、蓮の植え替え予定だったので、蓮鉢に産み落とされるとマズいので、
そそっとすくって、卵を育てる容器に移して、産卵させました。
うまく孵るかどうかは、昨年の経験から言って怪しいものですが
(昨年は採卵したのは孵らず、蓮鉢の水草に産みつけられていた分が孵って、3匹のチビが誕生)、
ラナイの母親は亡くなってしまった
シロなので、ナナとの交配は問題ないと思われますが、
マイカやルビがメスだったら、マズイかも。
新たなオスメスを投入するか・・・でも増え過ぎても飼いきれないので、
あとは自然にまかせるかなと思わないでも無く。
さて、蓮の植え替え。
蓮鉢の水の上澄みを仮設水鉢(発泡スチロールのトロ箱)に移し、続いてメダカ達も引っ越し。
残った水は、養分たっぷりそうなので、植木鉢にジャー。
大きいのがナナで、後ろにくっついているのがラナイ。
ラナイはしつこくナナにつきまとい続けて、うっとうしがられています。人間社会のどっかで見たな、この光景。
ホームセンターで買ってあった粘土質の荒木田土に、水を加えて、粒をつぶしながら練るのですが、
これが想像以上の重労働。昨夜は、手と手首が痛くて、お箸を持つのも難儀でございました。
蓮は、鉢の中に沈めた洗面器程の器の泥に植わっているのですが、
これを取り出したら、とぐろを巻くように、目一杯の蓮根が育っていました。
幼葉も結構立ち上がって来ています。ついでに言えば、泥はヘドロくさーい!!
また、これを全部植えると大変な事になるので、しっかりしたのだけを切り出しました。
蓮根だけど、おいしそうと思える程は太っていない
植えるに当たって、HPを見た所、容器の底に肥料として煮干しを入れるといいとの事。
メダカを飼う容器に煮干しって、気持ちとしてはビミョーなのですが、
後生大事にとってあった、出汁をとる時に外した煮干しの頭と腹、それを少々並べてみました。
で、練った泥を入れ始めたのですが、イマイチ、泥の量が足りなさそう・・・
急遽、掘り上げた分に残っていた泥も混ぜてなんとか植え付け、
上には、泥の舞い上がり防止にソイル(硬質の赤玉土)を乗せて完了。
蓮の花、今年の夏は、咲いてくれるかなー・・・
2週間して、水質が落ち着いたら、メダカ達も、こちらに戻します。
正直なところ、ここしばらく、埋め立て地にいる日常で、かなりストレスがたまっていました。
被災地の方を思えば、本当に恵まれ過ぎた毎日ですが、
地面や壁やガラスのひび割れや、落ちかけた看板は、嫌でも目に入り、
余震だか地震酔いだか判らない揺れに、四六時中あたりを見回し、
すぐにでもここから逃げ出したい気持ちと葛藤しています。
それでも逃げ出さないのは、国としてやるべき優先順位として、
こちらはまだ猶予があると思うから。
東京はこの非常時に、都知事選をやろうとしています。
今朝のTVで、石原さんの「築地は埋め立て地でもまったく大丈夫だった」というコメント。
築地からさして遠からずの場所が、たった震度5で、地面に段差が出来ているのに、
それは、まったく信じられません。
ましてや、移転しようとしている豊洲は液状化が明らかに出ているのに、相変わらず推進。
埋め立てて50年以上経てば、液状化の心配はないと言っている人もいます。
確かに、今回甚大な被害の出た浦安市の3/4は昭和の後半に埋め立てられた土地です。
その言葉に、埋め立てられた時期をチェックしたら、我が家も築地も、同じ時期の埋め立てです。
原発の事もですが、誰の言葉を信じていいのか。
安心できる情報は信じたい。安心感を与える事は、とても重要。
でも、悪い情報であったとしても、後手になるよりは、きちんと発信して欲しい。
発信するときは、その対処方法とワンセット。
自主的に逃げろと言われたって、自力で逃げられない人や動物もいるんです。
データ確認に時間がかかりました、今は数値が下がりましたけど、じゃなくて、
疑わしかったら、まず水道水を飲むな、と言って欲しいんです!
ペットボトルの水が無かったら、まだ出回っているソーダで水分を摂ればいい話じゃないですか。
どうして、そういう根本的な事ができないんだろうなー、今の政治。
みんなで「イ・サン」でも見て、政(まつりごと)とはなんぞや、から
勉強してみるところから、始めなきゃだめかしら。
今、悲しい思い、辛い思い、大変な思いをしている、
みなさんの1人1人に、心からお見舞を申し上げます。
山下達郎さん選曲の鎮魂ゴスペル