JASAファームでの出来事

(社)日本動物支援協会(JASA)=Japan Animal support Association=

9月のポニースクール第5回

2013-09-15 | ポニースクール
9/15(日)のポニースクールの報告です。
この日の参加者は7人+1人。
ともかちゃん、みもりちゃん、つかさくん(初参加)&のどかちゃん&みのりちゃんの3兄弟、ひなちゃん(初参加)、ひよりちゃん(初参加)に加えて、午前中だけひよりちゃんの妹のあいちゃん(初参加・幼稚園)が特別参加です。

…が。
この日は朝から雨が降ったりやんだり。
これからやって来る台風の影響ですかね
カッパを着たり脱いだり、忙しい一日でした。


馬房(馬小屋)掃除のひとコマです。
幼稚園生のあいちゃんをともかちゃんが手伝っています。
ふるいを振るってボロ(ポニーのウンチ)をより分ける作業をしているわけですが、小さい子にとってはこれだけでも大変な作業です。
見ていると、案の定ふるいをあまり上手に使えていませんでした。
おまけに臭いし、あんまりきれいでもないし。
するとともかちゃんが、あいちゃんの作業を手伝い始めました。
大人が口を出さなくても、自然と大きい子が小さい子の手助けをする。
小さい子もそんな年上の子の姿を見て、何かしら感じるところがあるでしょう。
馬房掃除は、JASAにおける子どもとポニーとの関わりの中のほんの一部ですが、そんなところにもこんな「思いやり」を育む場があるんですね。


こんなのもその一場面ですね。


またもや、ともかちゃん。
彼女はポニーキャンプ以降、何度もポニースクールに参加してくれています。
もちろん最初はいろんなことができませんでした。
でも上の写真のように、だいぶハミ付け(ポニーに乗る準備の一つ)ができるようになってきました(ただし立ち位置が逆ですが)。


さらに、この日初めてパトランへの飛び乗りに成功しました。
もしかしたら他の人にとっては、それほど大変なことではないのかもしれません。
でも彼女にとっては、本当に大きな一歩だったと思います。
正直に言うと、普段から見ていて、あまり器用ではない子だなぁと思っていました。
でも本当に素直で、がんばり屋です。
ポニースクールに通い続けてくれたおかげで、パトランに飛び乗れた彼女の笑顔を見ることができました。
JASAでこういうことをやってきて、本当によかったなぁと思えた瞬間です。


さて。
この日は午後からネイチャーゲームをしました。
本来なら森の中とか原っぱとか、自然の中でやるものなのですが、残念ながら…雨
というわけで、屋根の下でやることにしました。

まずは『天敵と獲物』です。


みんなには草食動物であるウサギと、それを食べる肉食動物であるキツネになってもらいました。
目隠しをしてもらい、音と気配だけを頼りにキツネはウサギを探し、ウサギはキツネから逃げ回ります。


自然界で暮らす野生動物たちの気持ち、少しは伝わったでしょうか?

次は『クモの巣脱出ゲーム』です。


縦横無尽に張り巡らされたロープをクモの巣に見立て、ロープに触らないように進んでいきます。


上下左右全ての方向に気を使い、体を目いっぱい動かしながら進んでいきます。


さらに難しくなります。
今度は2人で手をつないで進みます。
自分だけ通れればいいわけではありません。
パートナーがうまく進めるように、お互いを気遣いながら。
連帯感が生まれてきます。

動物や虫たちにとって、自然の中には敵や危険がいっぱい。
そんなことを感じてもらえればなーと思ってこの2つのゲームを選んだのですが、そんな気持ちを知ってか知らずか、思いの外、子どもたちは夢中になっていました。


この日のポニースクールの様子はこちらからどうぞ!



PON