№1 裸体見せ！リラクゼイション《マーティ・ペイチ(p)》

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横たわる生々しい裸体、見せつけられ！

これでリラクゼイション、しろってか！

転がる音、まさしく「健康増進ピアノ」！

 

一句

　“裸体見せ　リラックスジャズに　惑わされ”

①『ジャズ・フォー・リラクゼイション』(56)
《Jazz For Relaxation/Marty Paich》
マーティ・ペイチ(p)、ジョー・モンドラゴン(b)、

ラリー・バンカー(ds,vib)。

 

《Marty Paich/Art Pepper Blog紹介》
⑥『Marty Paich Quartet』№6　どん底復帰！憂い漂う・消える音《アート・ペッパー(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

リラクゼイション？
横たわる裸体、見せつけられて。

リラックスなんてしてられない、のでは。

一体、どんなプレイが飛び出すのか？
と、わくわく・どきどき、惑わされて。

ところが、意に反して演奏は健康的そのもの。
粒立ち良いピアノが「ころ・ころ」転がっていく。
そして、スウィングしっ放し。

まさしくリラックスの境地。

裸体で横たわるセクシー＆生々しい感覚。

まさかの「だらけた」感など微塵もない。
 

粋なピアノ、余分な物を排除した音創り。

美味しい音が、心地良いリズムにのる。

「ぽん・ぽん」と転がり、癒して跳ねる。
まさしく「健康増進ピアノ」、とでも呼びたい。

 

　一句

　“裸体見せ　リラックスジャズに　惑わされ”
 

ペイチの有名盤はA.ペッパーとのカルテット盤。
私の愛聴盤でもあるが、狙いはペッパー様。
実際ペイチのプレイは、僅かしか聴けない。
だから、ペイチ何て気にも留めたことはない。

当①がヴァージン・ペイチのようなもの。
個性もなく、軽やかに競走馬が足音を鳴らす。
まさに、ハンプトン･ホースのような音を聴かす。

ペイチのリーダ作が少ないのも頷ける。
本業は、西海岸での作編曲だという。

癖のない「健康増進ピアノ」。

多くは聴きたくは無い、というのが本音ではある。
 

♪～♪ 　唯一の勢いある曲、健康増進ピアノとしてお楽しみ下さい。