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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№1 七色仮面のピアニスト《ドン・ランディ(p)》

♪~♪ご訪問ありがとうございます。
  ジャズピアノ「ドン・ランディ」のレコード紹介です。♪~♪ 
 
時にO.ピーターソン、にW.ケリーで。
時に安っぽく、に枯れて・渋くジャズる。
とはいえ、ダイナミックに「るんん」と。
 
一句
 “七色の 面演じる ピアニスト”

国内盤ヴァーブ(23MJ 3393)
①『ホェア・ドゥ・ウィー・ゴー・フロム・ヒアー』(62)
《Where Do WE Go From Here?/Don Randi》
ドン・ランディ(p)、リロイ・ヴィネガー(b)、
メル・ルイス(ds)。
 
《Oscar Peterson(p) Blog紹介》

《Wynton Kelly(p) Blog紹介》

き切った、重くはないベースの音。
でかいウッドベース本体の響きを感じる。

少し硬質で「ザッ・ザッ・ザァ」。
ワイヤブラシ1本1本の摩擦・すれ音。
「カツ~ン」スティックをぶつけるシンバル音。
 
硬さは気にはなるが、がさつっぽいピアノ。
ポリドール国内盤でありながら、々しさに驚いている。

さて、ランディのピアノプレイだが。
時にっぽい、ポップス仕立ての弾き方。
時に枯れた味わいで、渋くジャズるピアノ。
曲により色々な顔を伺わせる。

時に、オスカー・ピーターソン(p)であったり。
ウィントン・ケリー(p)で、あったりもする。
良くいえば面的で、何でも出来る風のテクを光らせる。
 
 一句
 “七色の 面演じる ピアニスト”

とはいえ、ランディ「らしさ」ってあるのか?
良く聴けば、ハンマーでくような鍵盤タッチ。
歯切れ良くイナミックに、打ち鳴らしていく。
ただ、安っぽいフレーズ展開が気にはなる。

「入門向け」、そんな風に聴けば良いかも。
特に「Autumn Leaves」は、そのど真ん中だ。
弾むピアノタッチで、楽しく入ってくるテーマ。
「るんん・きらきら」アドリブだって、浮き浮き。

枯葉舞い散る寂しさ、そんな風情のピアノ。
そんなの「んでけ~」って仕上がりのランディです。
 
♪~♪ 「るんるん・きらきら」、枯葉ではなく「新」舞い上る仕上りです。

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