だらずだらじゃず・本音ジャズ

№2(英) 「神&仏」が宿った!!《コートニー・パイン(ts)》

J.ルトレーンをブラッシュ・アップ。
格化・仏像化されたジャズがここに。
しかし、聴いてるとれてしまって・・・

②《Within The Realms Of Our Dreams/Courtney Pine》(90)
コートニ・パイン(ts,ss)、ケニー・カークランド(p)、
チャーネット・モフェット(b)、ジェフ・ワッツ(ds)。

アルバム①(95年)から5年遡った90年録音。
①はDJターンテーブル、鳥の声やら、サックスはチャグチャ・アドリブ。
も味噌もゴチャ混ぜジャズ。
それに比べ、コレは明確なテーマとアドリブ、4ビートの真っ当なジャズ。
とは言っても、伝統・王道派ジャズからは一歩も、二歩もれてはいる。
真ともなジャズを演り、5年後に前衛ジャズに近付いた、ということか。

ソプラノサックスは、J.ルトレーンをブラッシュアップし聴き応え有り。
神聖なるスピリッチャル・ジャズがこの1枚に詰まっている。

チョット変わったモノを、新たな刺激で真摯にジャズを聴きたい。
70年代以降のEUモノにはこんな希望を叶えてくれるジャズがある。
しかし、素直にレないから聴いてると疲れてしまうが。
 

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