セロニアス・モンク(p)がテナーを吹く??
それも2倍、3倍のテンポで吹きまくる。
大蛇の如く凄まじい音がノタウチ・動き回る。
④『プレイズ・モンク』(81)
《Plays Monk/Bennie Wallace(ts)》
ベニー・ウォレス(ts)、ジミー・ネッパー(tb)、エディー・ゴメス(b)、
《Plays Monk/Bennie Wallace(ts)》
ベニー・ウォレス(ts)、ジミー・ネッパー(tb)、エディー・ゴメス(b)、
ダニー・リッチモンド(ds)。
タイトルどおり全曲セロニアス・モンク(p)のテーマ。
ウォレスのフレーズは以前の紹介モノと変わらない。
アドリブ・フレーズはとてもメロディーとは思えない。
タイトルどおり全曲セロニアス・モンク(p)のテーマ。
ウォレスのフレーズは以前の紹介モノと変わらない。
アドリブ・フレーズはとてもメロディーとは思えない。
1音毎に音が上ったり・下ったりで、一見前衛ジャズにも聴こえる。
大蛇が激しくノタウチ回るように音が上下に動き回る。
まるで、モンクのピアノをテナーで表現したように。
ただ、モンクのように音数は少なく無い。
テンポを倍テン以上に速め、凄まじく動き回る。
まるで、モンクのピアノをテナーで表現したように。
ただ、モンクのように音数は少なく無い。
テンポを倍テン以上に速め、凄まじく動き回る。
リッチモンドのドラムがテナーに絡み付き躍動感を与える。
このアルバムでもピアノレス、コード楽器の無いグループは不安定な音場。
このアルバムでもピアノレス、コード楽器の無いグループは不安定な音場。
全ての音が飛び跳ね、一層不安定で緊張感のある音楽を創っている。
面白いのはネッパーの間抜けたボントロ。
ウォレスの単音・ブチ切れフレーズの中で、タマに安心感を与える。
面白いのはネッパーの間抜けたボントロ。
ウォレスの単音・ブチ切れフレーズの中で、タマに安心感を与える。
ただ、スローな曲は間抜けで聴いてられない。
ベニー・ウォレスが面白く、緊張感が有り1枚、1枚と増えていく。
「このレコードは買わない」と、思ってたが、「つい」買ってしまう。
「ウォレス・ジャンキー」どっぷり、か?