だらずだらじゃず・本音ジャズ

英№1 日本刀で「バッサ、バッサ」切り込む・・!!《アラン・スキッドモア(ts)》

竹・ワラの束を「サッ、バサッ~~」!
日本で切り込む、シャープ・鋭角的リズム感!
脳ミソ、一刀両断にち切る音質!!
①『ロニー・スコット・クインテット』(66)
《The Ronnie Scott Quintet Featuring Alan Skidmore》
ロニー・スコット(ts)、アラン・スキッドモア(ts)、ゴードン・ベック(p)、
ジェフ・クライン(b)、ジョニー・バッツ(ds)。
スキッドモアが大好きだがレコードが手に入らない。
仕方なくスコットとの競演盤を買ってみた。

スコットは余分で期待してなかった。
ところが、スキッドモアに負けじと大バトルを演じている。
テナー2本のアルバムはとかくどっちがどっち?と、迷路に入り込む。
ここでは、高域のリーキー音を出すのがスキッドモア。

B面#2、#3、ハイテンポな曲でのアドリブは狂気迫る凄さがある。
フレーズが角的にリズムを食い荒し、グイグイとノメリ込ませる。
 
英国ジャズの特徴は音質・フレーズがシャープに切り込んでくること。
このアルバムは遺憾なくその特徴を発揮。
日本刀で竹・ワラを「ッサ、バッサ」と切り倒す感覚。

タビー・ヘイズ、アラン・スキッドモアを旗頭に英国ジャズは凄まじい。
シャープ・鋭角的に切り込んでくるリズム感、脳ミソを震させる鋭い音質。
英国ジャズにハマッタラ抜け出せない。


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