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だらずだらじゃず・本音ジャズ

№4 巧みな表現力、二十年《フランク・フォスター(ts)》

♪~ご訪問ありがとうございます。
   ジャズサックス「フランク・フォスター」のレコード紹介です。~♪
 
「ピィ~・キィ~・ヒャラヒャラ」。
感情に・フリーキーに、勢いで迫る。
20年経ち・巧みな表現力は、まるで別人。
 
一句
 “激変の 活きた音色や 二十年”


④『エグザイション』(77)
《Excition/Hilton Ruiz/Frank Foster》
フランク・フォスター(ts,ss)、ヒルトン・ルイーズ(p)、
バスター・ウィリアムス(b)、リチャード・ウィリアムス(tp)、
ロイ・ブルックス(ds)。
 
《Frank Foster Blog紹介》

50年代のフォスター①③を聴き、70年代へ。
20年も経てば、変身して当り前だろう。
とは思ったが、驚き桃の木である。

「ピィ~・キィ~・ヒャラヒャラ」。
ソプラノサックスがえるは・鳴くは、の凄さ。
強く・明確な音が、表情豊かに轟きわたる。

強弱は殆どなく、張り詰めた強さがある。
ステリックにロングトーン、時折パルス的に。
この刺激感が、堪らなく面白い。
その曲は、フォスターオリジナルのテーマ曲。
 
何ともけない曲もある。
オリジナルのバラード「The House That~」。
腰が強く太いテナーで、堂々と吹き込むが。
メロディアスな聴かせ所がない。
 
どろどろと・のんべんらりと、強さ勝負だけ。
どうもこの方、他のアルバムでもバラードは今イチのようです。

テナーを使うミディアムテンポの曲。
「Blues For Becky」。
感情に・フリーキーに、勢いで迫る。
20年も経てば巧みな表現力がつき、まるで別人のようで。
 
 一句
 “激変の 活きた音色や 二十年”

リーダーのルイーズのピアノは軟弱そのもの。
フォスターの勢いに対し、ルイーズが頼りない。
り舞台のフォスターが、何とも寂しい限りである。
 
♪~「Excition」ソプラノのり詰めた強さを楽しんで下さい。


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