(続)№2 悶え鳴く！「こぶし」効く節回し《ジェイムス・スポールディング(as)》

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　　　ジャズサックス「ジェイムス・スポールディング」のレコード紹介です。♪～♪

太い！　何でこんなに太い？　これがアルト？

艶歌アルト！　「こぶし」効かす節回し！
都はるみ・水前寺清子を超えた「節回し」が悶え！

一句

　　　“　こぶし効き　極太アルト　悶え鳴く　”

②『ゴットステイブ・ア・ベター・ウェイ！』(88)
《Gotstabe A Better Way ! /James Spaulding》
ジェームス・スポールディング(as,fl)、マルグリュー・ミラー(p)、

モンテ・クラフト(vib)、ラルフ・ピーターソン(ds)、ロン･カーター(b)。

《James Spaulding Blog紹介》
①『Brilliant Corners』(88)　№1　小型テナー？ズ太く・強いアルト！《ジェームス・スポールディング(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

とにかく太い、何でこんなに太い？　これが、アルトの音？

音質はテナーサックスとしか思えない。
この音質は①と変っていない、アルトの中音域で太く・吠える音！
こんな音ちょっと他に無い。

楽器？　マウスピース？　で太いのか？
単なる吹き方だけで、こんな太い音は出ないのでは？
中域の太い音で吠え、一揆に駆け上がりフリーキーに悶える。
フレーズのイマジネーションが豊富、聴く楽しみは倍増。

通常、アルトのフリーキー音は、針金が耳に突き刺さる細く鋭い音。
スポールディングは上～下まで太いから、耳鼻的障害を受け難い。

B#2　テーマは歌謡曲のような歌物。人を馬鹿にしたようなフレーズ。
まるで「艶歌」アルト、どうしてこんな音が？
艶歌の「こぶし」を効かせた節回しで、ブッ太い音で吠えまくる。
まるで都はるみ・水前寺清子、それを超えた「節回し」に参った。

　　一句

　　　　　“　こぶし効き　極太アルト　悶え鳴く　”

ドラムの起用が抜群。

①のドラムはK.ワシントン、的を得たリムショットがサマになった。
当②はR.ピーターソン、手数少なく無駄なオカズが無い。
ツボを押さえた箇所に一発・二発喰らわしスリル満点。
スポールディングのリーダ作(80年代)を探しても入手困難、残念ではある。

 

♪～♪ 　「まるでテナー」太いアルトサックスをお聴き下さい　

James Spaulding ‎– Gotstabe a Better Way! (1988) [1990 edition]

Tracklist: 1. Bold Steps 0:00 2. Blue Hue 5:42 3. Ginger Flower Song 10:58 4. Remember There's Hope 17:10 5. Little Niles 23:08 6. Gotstabe 29:42 7. In Flight Out 36:13 8. I Have You [bonus track] 42:55 9. Barbados [bonus track] 48:32 Credits: James Spaulding - alto saxophone, flute, piccolo Mulgrew Miller - piano Monte Croft - vibraphone Ron Carter - bass Ralph Peterson - drums Ray Mantilla - congas, percussion Don Sickler - producer Rudy Van Gelder - engineer

James Spaulding ‎– Gotstabe a Better Way! (1988) [1990 edition]