№6 象の屁？ジャズの邪魔《ジャッキー・マクリーン(as)》

♪～♪ ご訪問ありがとうございます。
　ジャズサックス「ジャッキー･マクリーン」のレコード紹介です。♪～♪
 

｢ズボッボッ～・ドゥボッボッ～｣！

チューバが鳴る、象の屁？　河馬のあくび？

丸味・甘さを排除、エキセントリックなマクリーンに！

一句

　　“　象の屁か　チューバ轟き　ジャズに邪魔　”

⑥『ジャッキー・マクリーン＆カンパニー』(57.2)
《Jackie Mclean & Co./Jackie Mclean》
ジャッキー・マクリーン(as)、ビル・ハードマン(tp)、

マル・ウォルドロン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、アーサー・テイラー(ds)。
《Jackie Mclean Bog紹介》

④『Jackie's Pal』(56.8)　№4　ブッ・ブッ！西瓜種飛ばし《ジャッキー・マクリーン(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ

⑤『Mclean's Scene』(56.12)　№5　歌失くし！棘が刺す《ジャッキー・マクリーン(as)》 - だらずだらじゃず・本音ジャズ
 

１曲目「Flickers」、何やら｢ドォオ～ゴォオ～｣。
床の下の方で何かがうごめいているような。

アドリヴに入り、それがチューバの音と分る。
チューバの入るジャズってのは始めて耳にする。
この楽器の音、ジャズに似合わない。
 

全くリズム感の無い楽器。
｢ボォオ～・ドゥォオ～｣象の屁？　河馬(かば)のあくびか？
シンバルのリズムに遅れる「象の屁」、這うような音がする。

｢ズボッボッ～・ドゥボッボッ～｣こんな音、要らない。
アルト、ピアノに掛け離れた音階・音質は違和感だらけ。
何を好んでこんな楽器を入れるのか？

面白味も何もない、実験的サウンドを求めたか？
割れた音でも連発すれば、良いアクセントになるかも。

　一句

　　　“　象の屁か　チューバ轟き　ジャズに邪魔　”

マクリーンの音が汚い。

以前からどんどんエキセントリックになっていく。
丸味も甘さも排除した棘々しい音を吹き込む。

④『Jackies pal』の丸味ある・抑揚豊かな音に惚れた。
だが、｢甘さ｣を排除した音がこれからのマクリーン。

 

♪～♪ ｢ドゥォオ～｣象の屁？チューバ、刺々しいマクリーンをお聴き下さい。

Flickers - Jackie McLean

Jackie McLean & Co. Introducing Ray Draper & Tuba 　Feb.8, 1957

Flickers - Jackie McLean