補完性には「自助」「互助」「共助」「公助」の構造が基本となります。
たとえば、自宅で家族が足を負傷したとき、軽傷なら自分で病院に行きます。
これが「自助」。
歩けないようなら家族が付き添います。
これが「互助」。
一人暮らしだったら近所の人が車で病院へ連れて行くこともあるでしょう。
これが「共助」。
そうした助けを求めることができない時に救急車を呼ぶ。
これが「公助」ということになります。
日本では地域での課題は地域で解決することが基本とされてきました。
そして、地域では解決できないときに村の役場「公」が解決します。
「公」は「私」を補完すると言うことです。
では「公」の中で、村役場と国の役割はどうか。
住民票の交付、ゴミの収集は住民に一番身近な市町村が行います。
そのゴミの処分、水道事業、保健所、警察、消防署など少しまとまった規模で執り行った方が効率的な仕事もあります。
そうした仕事は都道府県が担います。
それも補完性の原則ですね。
では国の役割は?
市町村、都道府県ではできないことだけを行います。
自治体間の調整、防衛、国際問題などがあげられます。
これが補完性の原則です。
しかし今、安倍さんは東京都との調整ができていません。
どの業種に自粛を要請するのか。
本来それがやるべき仕事なのに。
ではタイトルに記載したマスクの配布はどうか。
それは国にしかできない仕事なのか。
安倍さんはそんなことをしている場合じゃないでしょう。
ちなみにマスクの配布にかかる経費は466億円。
我が家はマスクはいりません。
巷では「アベノマスク」という言葉も流行っているらしいですね。
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