小学6年生3人が、亡くなった従姉妹の死の謎に迫るミステリー。
果たして、彼女の死は殺人か、事故か、オカルトなのか。
亡くなった従姉妹が残した七不思議を現実視点、オカルト視点、その2つを受けての第三者視点で推理し、真相に迫っていくというものです。
フーダニットというよりも、ホワイダニットかな?と思います。
終始、現実的な殺人事件なのか、オカルトによる殺人なのかがわからない内容。
はじめは、小学生らしくない小学生たちが主人公、ヒロイン?だったので、読み進められるのか?と不安ではありましたが、気がつけば、最後の方はページを巡る手が止まらなかったです。
私の浅いミステリー歴でも、本作品は意欲作だなぁと思います。
探偵役が小学生ということもあり、調査の制約が多い(自由にお金使ったり、車で遠方にはいけない)し、そもそも、本当にオカルトなのか?という視点を取り入れていることで、それだけでミステリーが成立しているというのが凄いなと思いました。
ひかりあるところに闇はあって、その闇を暴くというのもミステリーだと思いますが、本作みたいな闇の作り方も面白いなと。
そして、タイトルのように「でぃすぺる」な内容となっています。
小学生が探偵だからと言って甘く見るなよと伝わってきた作品です。
※ブクログに掲載した感想を転載しております。
はじめは小学生が探偵?、真相に迫れるのかなどなど様々なことを思ったものの、100ページを超えたあたりから、面白くなってきました。
ミステリー特にクローズドサークルはみんなが納得できる答えを提示できればよいということ、確かに!と思いました。
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