ノストラダムスの大予言に導かれた集団自殺なのか?大量殺人なのか?
15人が集団で死亡する事件が発生する。
この事件の真相やいかに。
という内容の作品。
真相を追う中で、SFなのかとおもうようなパラレルワールドへの並行移動の描写などもあり、いろいろ混乱を生んでいく仕掛けは盛りだくさんあるうえ、なんとも言えない気持ち悪いような悪くないような感じの雰囲気の文章。
中身や内容は凄く好みがわかれそうな上、私には正直合わなかったというのも本音。
ただ、最後に提示されているノストラダムスの大予言による1999年、7月の人類が滅亡するの意味がなんとなくわかるなという作品。
ミステリーというか、オカルトかな?という気はしました。
しかし、この作品、馬鹿にできないなと思うのは、ノストラダムスの大予言、知らない世代からしたら、ほんまに?って思うんですが、この頃をちょうど高校1年生、つまり私にとって初めての受験があった年で、人類が滅亡するかもしれないのに受験頑張る意味あるの?と冗談とも本気とも言えないことが、頭をよぎっていました。
テレビでも特番はやってたし、本当に人類が滅亡するのかもしれないと頭の片隅にあった時代を思い出しました。
正直、今思えば笑ってしまいそうな話なんですが、そんな謎の怪しいおじさんの大予言が当たるかもしれないと本気で思っていたんです。これも一種の洗脳だなぁと思い、懐かしくなりました。
で、読んでいて思いました。
そういえば、1999年の恐怖の大王が空から降ってくるというあの予言の年に生まれた子供たちは、どんな風に今を生きているのか。
そして、本当に人類は滅亡しなかったのか。
そういう風に読むとまだ興味は湧くかもしれない作品かもなと思いました。
あなたはノストラダムスの大予言を信じていましたか?
※ブクログに掲載した感想を転載しております。
内容はさておき、久しぶりにノストラダムスの大予言が気になっていた時代を思い出しました。
1999年に人類が滅亡することを本気で信じていた人もいただろうしなぁと。
私ですか?信じてましたよ?
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