徒然なるまま読書感想ブログ

日々読んだ本の感想ブログです。小説、ビジネス書、ライトノベルなど通勤中、休日に読んだ本の感想を自由に書いていきます。

人生ドラクエ化マニュアル 感想

2018-03-06 17:17:56 | ビジネス・自己啓発
人生ドラクエ化マニュアル - 覚醒せよ! 人生は命がけのドラゴンクエストだ! -
JUNZO
ワニブックス


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定価5,500円のテレビゲームに面白さで負ける人生を送ってどうする!

 なんというか、最近自己啓発系の本が多くて…


 特に、今回読んだ帯に書いている「定価5,500円のテレビゲームに面白さで負ける人生を送ってどうする!」という文言にドキッとしながら、店頭で読みやすそうだったので購入してみました。



1.正直、定価5,500円のテレビゲームどころか、無料スマホアプリゲームよりも面白くない日々を送っている


 小学生、中学生の時はドラクエをよくやってたなぁ。今でも、ドラクエ4や5はスマホのアプリに落として再プレイしたくなるくらい面白いなと思っていた今日この頃。ドラクエ5、今度こそフローラと結婚するんだと思いながらプレイして、結局ビアンカ選ぶんだよなぁ…。


 私はこの文章を読んだ時にドキッとしました。


 そういえば、ゲームよりも面白くない日々を送っていないか?と…



 さすがに、言い過ぎかもしれませんが、正直、仕事を辞めるまでは間違いなくゲームよりも面白くない人生を送ろうとしていたなと。


 ドラクエみたいにいうと、ステータス画面が黄色状態、レベル表示のところに「のろい」とでも書かれているかのような日々を過ごしていたなと。


 そんな、私が勢いで買ってみて納得したのがこの本だったりします。


 何といっても、毎日わくわくしないことばかりやってたわけです。


 とにもかくにも、借金返済や早く収入が欲しいがために、やりたいと思わないことを無理やりやりたいことに置き換えて仕事を探して、やれることよりも条件だけ良い会社を選んで、会社に入ることでラスボスを倒した気になっていればそれは面白くもないわけだなと思いました。




2.人生は目的をもってルールに則り敵との戦いを楽しむもの


 この本には人生をわくわくしながら楽しむものとして目的を設定し、ルールに則り敵との戦いを楽しむものと書かれています。


 私の大好きなドラクエ5でいうと、魔界へ連れ去られた母親を探す目的で、ドラクエ5内のルール(モンスターを仲間にしたり、選ばれた娘の中の誰かを嫁にしたり、教会で仲間を生き返らせたり、全滅したら最後にセーブしたところから所持金半分でやり直したりなど)で敵との戦い(ジャミ、ゴンズ、ゲマ、貴様らだけは許さん)を楽しんだりするわけです。


 敵との戦いや次の目的地へと進んでいくと、気が付いたら目的に近づいていくというのがゲームで、その過程は常にワクワクの連続だというわけです。


 逆に、裏技やチートで主人公最強状態で戦う敵も強く感じないというのであれば、はじめは無敵感で楽しめるのでしょうが後が続かないということになります。


 そういえば、FF6の機械装備やバニッシュデスなど、序盤からかなり有利になる裏ワザで遊んでもはじめは楽しかったですが、時間が経つにつれて面白くなくなったなと…


 話が逸れましたが、ゲームで最後まで遊びながらワクワクしていけるように、日々の生活も目的をもってルールに則って敵との戦いを楽しめれば、毎日が面白く過ごせるのではないかというのが、この本の狙いだと思います。


 また、スティーブジョブズやマザーテレサなどを、ゲーマーに例えて彼らの言葉を引用していたというのは面白かったです。



3.具体的にはどうするの?


 でも、日々、目的を持つということとは?敵?って?ルールに則るとは?といろいろな問題点があるのですが、詳しくは本書に譲るとして(興味がございましたら、上の画像クリックしていただいてアマゾンで購入していただいても構いませんよ?(笑))、私なりに簡単に下に書いてみたいと思います。


①目的

 今やりたいと思っていること、興味あること、何でもよいと思います。そんなものがないというのであれば、昔の夢とかいろいろなことを思い出してみても良いと思います。


 たとえば、私ならば、将来、社会保険労務士になって働くということ。今は独立開業というよりは一生涯事務所に属して働きたい。


②ルール

(1)働くためのルール

・犯罪や反社会的な方法、法律に反すること以外ならば、なんでもあり。違法なことは絶対にできない反面、敵の倒し方にマニュアルは一切なし。

・事務所のスタッフとしては問題はないが、実務だけではなく、社会保険労務士の資格が必要


(2)社会保険労務士資格をとるためのルール
・試験要綱に則った受験をする(カンニングはしない、試験日は1年1回。8月の4週目の日曜日)。
・受験日までの勉強方法は自由。独学、通信教育、予備校通いなど


③想定される敵

小ボス  事務所から雇用されること=事務所の経営者(将来的には仲間になる人)

     獲得する新規顧客・担当顧客(=将来は強い味方になってくれる人)

中ボス  社会保険労務士試験


ラスボス AIで減っていくであろう仕事の対策(=社労士に頼む必要がないという顧客の意識)など





もしかすると目的や敵というのは変わっていくかもわからないですが、目の前の敵というのは今、思っていてこんな感じかなと。ただ、目的が変わったり、敵が変わった時は変えても良いとのこと。また、目的にワクワクしないようなら変更も可能とのことです。



③の敵というのは、私にとっては楽しむべき戦いではなくて苦痛でしかなかったことがあります。それが、クレームを入れてくるめんどくさい客であったり、何をやっても否定してくる上司であったり、とても楽しいと思えるものではない時がありました。




 私の場合、前職がまさに目的が一生食べていける会社に就職することという、入ることだけを考えた目的で、将来何がしたいかというというのはほとんどなく、ただ借金を返済したい、今より良い環境で給料をもらいたいと思うくらいでした。

 ですので、私のラスボスは、上の感じに当てはめると会社の経営者だったわけです。


 で、入社したらとりあえず頑張って、なんとか仕事や会社に食らいついて行って、早く仕事を覚えたいというくらいで、職場で将来、何をしたいかというのがなかったわけです。


 むしろ、管理職になれば簿記の知識は必要になるだろうから、簿記2級くらいの知識は持っておこうとか、社内で行政関係の手続きが必要になったときに肩書で信頼してもらえるように行政書士を取っておこうとか、会社の中で将来役立って、営業を知っている事務になろうという目的を決めて資格試験を倒しに行っていたときの方が、はるかにワクワクしてやってたなと思うわけです。


 
 この本を読んでみて、私自身が続けてやっていることを公式に当てはめたら確かにわくわく楽しく過ごしているなと思えましたので、私個人としては、しんどい時にまた読んで元気をもらいたいなと思う本でした。


 さて、定価5,500円のゲームよりも楽しい人生に向かって頑張りますか。


 と、感想なのか何なのかよくわからいですが、私がこの本で得たのはこんな感じのことです。

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