コロナ禍でいろいろなことが自粛されたり、緊急事態宣言も東京で4週間後には出されることになるという世間。
中学校入学を控えたサッカー少女の亜美と小説家の叔父は、鹿島まである目的のために歩いて旅をすることを計画する。
亜美はサッカーボールを蹴りながら、叔父は途中で風景を文章にたしなめながら、それぞれの練習の旅が始まる。
旅の道中で成長していくのがわかるサッカー少女の亜美。
教室の中で学ぶこともあるだろうけれど、ただ、歩いて6日間旅をするだけでも、学ぶことが大いにあるということなんだろうなと思える作品です。
旅とは目的地につくことだけではなく、目的地にたどり着くまでの過程が大事ということがそのままわかるわぁと思います。
また、間にジーコの語録みたいなものも適切に出されるので、ジーコ語録読みたいと興味が湧く作品でもあります。
何をやるにしてもまずは願いから。
願いがなければ夢にもならないし、願いがなければ願いを叶えるために動けない。
確かにそうだよなぁと思えるものがこの旅の中にはいっぱい詰まっているなと思いました。
ただ、私は、本作品に対してラストは安直過ぎやしないか?と思ってます。
おそらく、こういうことを伝えたいのかな?と思うところもあるし、作者の意図もあるのはわかっていても、最後だけは私は合わなかったなという作品になってしまいました。
そういう意味では今の私には合っていない作品なのかな?と思いながらも、こんな旅をしたくなる素敵な6日間だなと思えた作品です。
※ブクログに掲載した感想を転載しております。
コロナ禍において、旅をする叔父と姪。
楽しくもあり少し厳しさもある。なんならほろ苦さだってある。
私はラストに不満があるものの旅の話としては良いお話だったなと今思い返してもそう思う作品です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます