自燈明・法燈明の考察

月面着陸の有無について

 偶にはタグに基づいて記事を書いてみたいと思います。

 いま陰謀論の巷では「アポロは月に行ったのか」「アポロは月に実は言ってない」という話があったりします。
 まあ普通の人であれば、アメリカが行ったアポロの月面着陸はあったと考えるのが普通であり、この陰謀論の言うところの「アポロは月に行ってない」という話は歯牙にもかけないでしょう。

 確かにアポロが月に行ったときに設置した、距離観測用のレーザー反射板も地上から大望遠鏡で確認されているし、やはりアポロで人類は月面に到達したのは間違いないと、私は考えています。

 ただそうは言っても「月面に到達していない派」が主張するように、不可思議な事も多々あります。

 一つは地球を取り巻く高放射線帯域の「バン・アレン帯」を、あの月面に向かった宇宙船の外壁だけで宇宙飛行士を防護出来るのかという話も、実に的を得ていて単なる陰謀論として片付ける事は出来ません。
 言われた通りの放射線量をバン・アレン帯が持つのであれば、遍く宇宙飛行士達は高線量の放射線に被爆しているので、長生きは出来ないと思われます。
 また月面着陸船が月から離れる映像も公開されていますが、あれにも2つほど不可思議なことがあって、一つはロケット噴射で離陸したと言われる割に、そのロケットによる噴射が映っていない事、また月と地球の間の距離は38万キロで、電波で行ってこいという事をすると、タイムラグが2秒程あるので、あの様にキレイに離陸する着陸船を月面に残したカメラを操作して追跡するのは難しいという事。

 そして何よりも不可思議なのは、あれだけ巨額の費用を投じた後、アポロ計画以降、人類は月面に行ってないという事も、不思議でなりません。公式には予算が取れないし、もう月面の調査は完了したから、必要ないという事が理由として言われていますが、本当なのでしょうか。

 アポロ計画以降、例えばスペースシャトル計画や、近年の宇宙ステーションにしても、たかだか地球から数百キロという、いわば地球の表面を舐めるような計画ばかりですよね。なぜ数十年の間、人類の宇宙計画は公式的にそんな事ばかりなのか、これも不可思議で仕方ありません。

 陰謀論と此等の事を簡単に片付けるのは良いのですが、本当のところは誰も解っていませんし、こと宇宙に関しては人類社会の多くの人は「聾匙(つんぼさじ)」の状況に置かれているのではないでしょうか。

 人類がこれから先、一歩でも進化をするには、この宇宙の事についても真実が語られる必要があると思うんですけどね。

 でもこんな事を考えたり書いたりすると「陰謀論者」「変な奴」「変わり者」と嘲笑されてしまうのが、いまの人類社会なんですよね。



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