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主夫の徒然なるままに

言語の習得(3)2語文から3語文に

 2歳6カ月を過ぎるころから言葉での会話が活発となってきた。2語文(「パン、食べる」など)の時には、たどたどしさが感じられ、知っている単語を何とか使う感じだったが、ある時を境に、どっと語彙力が増えてきた感じだ。言葉の身体化とも言えるような変化である。言葉がまだ意識化の時、「右にまわるよ」というような初めて出くわす言葉に、小さな声で「ミギニマワルヨ」と繰り返す。「どのズボンはく?」、「ドノズボンハク」と小さな声で確認して、「ピンクの!」と答えたりする。昔、日本語を勉強していたアメリカ人に「大学では何を勉強しましたか?」と聞いたとき、彼女は小さな声でやはり「ダイガクデナニヲベンキョウシマシタカ」と反芻してから、「私は、日本語と日本文化を勉強しました」と答えたことを思い出した。幼児にとっても言語の習得には、やはり、同じような段階を踏んでいくのだと驚きを感じた。言語を意識化する段階を踏み、身体化=つまり、意識することなく言語を操る能力を得ていくのだと思った。
 2語文から3語文に変化していく過程では、「玄関のバックに入った本をもってきて」という文にも正しく反応する。単語しか反応しない時期から、あっという間に言語習得を獲得し、対話を完成する。日本人になっていくのだなぁと感動してしまう。


 さて、最近では、その2歳半児は、アンパンマンの動画などをほとんど見なくなり、youtubeの英語版赤ちゃん番組を見ることが多くなった。言語は、英語であったり、日本語であったりすし、歌も英語の場合もあり、日本語の場合、また、その混合という時もある。「Daddy finger! Daddy finger.  Where are you? Here I am. Here I am. How do you do?」これらのフレーズを覚えて時々歌っているのだが、気になるのは、「where are you? where are you?」の発音が、「うあゆ うあゆ」と日本語英語の発音、日本人の英語発音そのままであることにびっくりした。英語を聞いているが、日本語を話している。当たり前のことに驚くほどのことはないかもしれないが。2歳にして聞く耳と話す口の関係が日本語に限定されていることに日本人の英語発音訓練の困難さを垣間見た気がした。


<主夫の作る夕食>

ニンジンとジャガイモのきんぴらが好評だった。


<思い出の一枚>
上 ネパール

見出しの写真は台湾
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