2歳半の幼児が保育園で英語の歌ABCDを習ったようで、褒めてあげると何度も歌うようになった。それならと図書館でABCの絵本を借りて文字を見せてみた。数字やひらがなは、アプリで経験済みだが、ひらがなは難しいらしく、先に進めない。ABCも難しいかなと思いきやいくつかの文字が判るようになってきた。
英語と日本語の差として、まず、文字数がある。英語は、アルファベット26文字(X2)だが、日本語は、ひらがなにカタカナ、プラス漢字、少なくとも1500文字くらいは日常生活で必要だ。英語は、幼児を含めて、初心者には、やはり学びやすい言語なのだろう。表音文字(読む通りの文字)なので、単語もそれなりに読みやすい。日本語で言えば、例えば、ひらがなばかりの文章と同じで、読むのは簡単だ。同じように朝鮮のハングル文字も表音文字なのである程度は簡単に読み書きできるようになる。しかし、その単語が何を意味しているのか難しい。初めてソウルやプサンに行った時、お店がすべてハングルなので何屋さんかもまったくわからず苦労した経験がある。台湾は、もちろん漢字、表意文字、つまり、文字が意味を持っているので、読み方がわからなくてもある程度、どんなお店なのかわかる。醫院や學校など難しい漢字がつかわれても予想がつく。ただし、表意文字なので読むのは大変そうだ。日本語でも「肺血栓症」「白砂青松」などどう読むか難しいが、意味は想像できる。肺の中で血が詰まる病気?(=エコノミークラス症候群)。白い砂と青い松のきれいな海岸?「肺血栓症」英語では、Pulmonary embolism などと言われても想像さえもできない。
幼稚園や幼児教育に英語、英会話と取り入れるところが多くなった。現実に英語ができるかできないかで生涯賃金が1億円違うとまで言われてくれば、早い段階で英語ができるようになればと考える親たちが多くなるのは当然かもしれない。しかし、初心者には易しい英語も、幼児をみているとその発音は難しそうだ。だからと言って1歳から始めるれば英語の発音が上達すると信じていいのだろうか。ハングルも子音が多い言葉なので、韓国人ガイドの話す韓国語を、その通りに繰り返してみて、その意味を聞いても、まったく別の発音だったことが何度もある。逆の言い方をすると日本語は、発音がとても簡単な言語なので外国人には、話しやすい言語なのだろうと想像する。だが、その発音しやすい日本語でも、幼児たちは「おいちい」「ともらち(友達)」など苦労しながら成長していく。
<主夫の作る夕食>
ピーマン・ニンジンとモモ鶏肉のオイスターソース炒め。
揚げ納豆。
思い出の一枚
台湾にて