異常な気候変動と温暖化した今年、鮭の遡上回帰は異常であるという記事を見た。
大型動物を集団で狩りしていた旧石器時代に比べて、
弓矢の開発で、小型動物が取りやすくなり、生業がより安全に行えることになった。
隆起線文土器
撚糸文土器の時代は釣り糸と釣り針が開発されて、魚釣り漁が可能となり、
縄文土器時代の開始となった。釣り糸のテグスのない時代に、縄文人はどのような植物を利用してテグス以上の強い糸を造っていたのだろうか。
それを吹き飛ばすような出来事が、温暖化による鮭の遡上回帰だった。
しかしその時期は限られていて、その時期を予測するには、季節を知ることが必要だった。
その時期に何処かに狩りに出掛けていると、折角回帰してきた鮭を捕まえることが出来ず、集落の冬越しの食料が得られないため大変なことになってしまった。
それを解決したのが太陽暦の開発だった。
鮭の遡上の時期は秋の始、9-10月の時期だった。
冬至と夏至の日を知り、夏至から後の半年、182日/2 秋分 さらに 91日/2 立秋 45日
定住して既に5000年ほど経っていたから、これは簡単に知ることが出来たものと考える。
鮭の遡上回帰時期を予測するためには、夏至から45日、45日と45進法で日数を石ころで数えれば良いだけである。
鮭の遡上回帰時期は、この季節予測が出来ることで、集落の定住には劇的な効果が出たものだろう。
カレンダーは4区切りで良く、それは 4波状突起口縁の土器として記録され、供献土器として集団祭祀されたものと考える。
同じ時期、温暖化は縄文海進と共に来たので、海の幸の入手にも恵まれた。貝塚が出来るようになったのも、潮の満ち引きを予測して、その機会を逃さずに集落全員の貝拾いが行われたからだろう。
そのためには半年 182日/30日 6回の朔望、潮の満ち引きを知る 30日/2 上弦と下弦 15日の周期を知り尽くしていることが必須とされたはず。
これも縄文人は供献土器として 6波状突起口縁の土器に記録を残していた。
シュメールを遡る5,000年前
図はお借りしました
引用ーーーーーーーーーーーーーー
【異変】なぜ?“秋の風物詩”川にサケ“大量出現”の謎
テレ朝news 2022/11/02 18:46
【異変】なぜ?“秋の風物詩”川にサケ“大量出現”の謎
秋の味覚のサケ。
焼きサケにイクラと刺身の親子丼などなど、脂が乗って甘みのあるサケや身が引き締まってあっさりした秋サケなど、どちらも味わえるうれしい季節になりました。
ところが、今年はそのサケに異変が…。サケが大量に押し寄せているというのです。北の海で一体、何があったのでしょうか。
ウジャウジャいるのは、すべて産卵のため海から川に戻ってきたサケ。
秋の風物詩“サケの遡上(そじょう)”がなぜ、今年は異様な光景に…。
千歳川に隣接する「サケのふるさと 千歳水族館」。その地下3階には千歳川の水中を観察できる窓があります。
去年のサケが多い時の映像と比べると、今年のサケが多いのは一目瞭然。サケの遡上は例年20万匹ぐらいといいますが、今年は…。
サケのふるさと千歳水族館・菊池基弘館長:「きのうまでで45万匹ほどのサケが水車で捕獲されている。あまりにも多すぎるというのは衝撃的で驚いている」「(Q.遡上 鮭が今年多い理由は?)サケの子どもたちが海に出た時の環境が、サケにとって適していたのでは」
一番弱い稚魚だった時の海水温が適していたことや餌(えさ)が多く、捕食魚が少なかったことなどが大量遡上の理由として考えられるということです。