昔集めたミリタリー品コレクションから
通称ジャングルファティーグと呼ばれるカモフラージュ戦闘服(BDU):Battledress/ Combat Dress
1980年ごろコンバットマガジンの広告に載っていた、福島県郡山市の‟兵舎”というお店で、中古良品をジャケット3000円、
ズボン2000円くらいで購入した。 たまたまネットで調べたら、今でもお店営業してますね。開店35年以上の老舗店・・
上衣は、迷彩パターンはベトナム戦争中に海兵隊及び一部の部隊で使用されたERDLカモフラージュパターン(リーフパターン)
をほぼそのままの形で利用して製作されている。
ERDLパターンは初期の低地向けグリーン(ローランド)リーフと後期の高地向けブラウン(ハイランド)リーフが存在するが、
初期の迷彩パターンにはその双方が存在する他、一部パーツに双方の生地が混在したものも存在する。物量的にはグリーンリーフを使用したRDFパターンは僅かで大半はブラウンリーフ色のもので製作されている。
これは後期の高地向けブラウンリーフ色
生地の裏地 生地は熱帯用なので薄地で、ところどころ生地が薄く生ったり、穴が開いている
裏地についているラベルは文字がかすれているが、コントラクトナンバーはDSA-100-70と見える。1970年製造のもの
サイズ:SMALL-REGULAR 日本サイズでM。最も腹が出た今ではきつくなった。
素材はコットン100%のリップストップポプリン素材が採用されている。これは熱帯地域での発汗などの対策と薄手の生地に
なる事での強度の維持などが考慮された結果で、ベトナム戦争時に多用されたトロピカルユニフォームと同じ素材構成である。
ラベルにあるCLASS 2の表記は、トロピカルユニフォーム(ジャングルファティーグ)の後期モデル(4th-5th)。
生産時にODグリーン一色のトロピカルユニフォームをCLASS 1、カモフラージュタイプのERDLをCLASS 2としたもの
背面
ブラウン優性スキームパターン(淡黄褐色、緑と茶色、黒の「枝」の大きな有機的な形、およびライトグリーンの葉)
上下2か所づつのポケットは、胸ポケットのフラップの付け根が斜めになっているのが外見状の大きな特徴で、
ポケットはマチ付き蛇腹式の構造で、単なる縫い付けのポケットよりも容量が大きくなっている。
ボタンが2つ並列についている 2重の生地でフラップがかぶさりボタンは隠れる
生地はリップストップ ポプリンのコットン100%の薄手生地
ちなみに
・リップストップ【rip-stop】とは、コットンやナイロン素材の服に碁盤の目状にナイロンの繊維を縫い込み、
万が一生地が裂けてもそれ以上の進行を防ぐことをいいます。(裂け止め)
英訳すると rip = 「裂ける」 stop= 「止める」 となります (記事引用)
・ポプリンとはたて糸とよこ糸に同じ太さの糸を使用して、たて糸をよこ糸の倍くらいの密度に織った平織りの生地
ポプリン=ヨーロッパ式の名称 ブロード=アメリカ式の名称
袖口にボタンが2つ並列についている。
必要に応じて通気性を調節可能にしている
トラウザース 色彩がジャケットと異なる。本当は上と合わせたかったのだがなかったので。
前述のように、迷彩リーフパターンは、初期と後期で色調が異なり、非公式に初期のものは緑系統であることから
低地向けグリーン(ローランド)リーフ、一方の後期タイプは茶系であることから高地向けブラウン(ハイランド)リーフ
と呼ばれている。
米国海兵隊(USMC)は1968年からベトナムでの標準的な緑の「低地」のバージョンを採用し、その後すぐにブラウンパターンに
変更した
69年製造 つまり初期型低地向けグリーン(ローランド)リーフ
100%コットンのポプリン生地 記載はないがリップストップ生地
裾には足首を絞めて絞るドローコードがついている。ジャングルブーツなど長靴ブーツを履く時は靴の中にズボン先端を
押し込んだのだろう
両脇のカーゴポケットは、マチ付きフラップ付きのボタン止め
腰部にはベルト通しループとウエスト調節用のストラップが2か所ある
サイズ:SMALL-REGULAR もう履くのがきつい
尻部のポケット2か所はやはりボタン止め
前部はボタン1か所とファスナージッパー閉じ。 初期型はファスナーでなくボタン閉じが多いらしいので珍しい?
膝部分にはタックがあり関節部分の補強と柔軟性の確保をしている
上下衣共、こののち素材は100%コットンからナイロン50%コットン50%のリップストップ生地素材に変更され、
強度がアップされる
戦闘服(BDU)Battledress/ Combat Dress >>
アメリカ陸軍では2014年からACU(英語: Army Combat Uniform、陸軍戦闘服)と呼ぶようになった。
また砂漠地域での戦闘に使用されるDCU (Desert Camouflage Uniform) などの迷彩服の後継として採用された。
BDUなどでボタンを使用していた箇所にベルクロやファスナーを採用、胸ポケットを斜めに配置、ボディーアーマー等を着用した際に首周りが邪魔にならないようベルクロで留めるスタンドカラーを採用、肘と膝にウレタンパッドを挿入するポケットを配し、エルボーパッドやニーパッドを別に装備する必要をなくすなど、快適さにも気を配っている
も一つ、米海兵隊(USMC) HBTシャツ やはり1980年ごろナニワガラクター通販で中古良品2000円くらいで購入
正式にはユーティリティシャツといい、米軍の作業服のことで、1960年代までは戦闘服としても使用されていました。
厚手のコットン
75年製
HBTシャツというのはHBT(ヘリンボーンツイル、杉綾織)生地の作業服(兼戦闘服)。ななめに畝(うね)が現れる
ズボンもあったのだが退色と古着なので捨ててしまった。
そのほかにもジャングルファティーグのグリーン一色の薄手のものもあったけどなくなってしまった。
靴は復刻品のジャングルブーツをよく低山歩きにつかっていたな。
通称ジャングルファティーグと呼ばれるカモフラージュ戦闘服(BDU):Battledress/ Combat Dress
1980年ごろコンバットマガジンの広告に載っていた、福島県郡山市の‟兵舎”というお店で、中古良品をジャケット3000円、
ズボン2000円くらいで購入した。 たまたまネットで調べたら、今でもお店営業してますね。開店35年以上の老舗店・・
上衣は、迷彩パターンはベトナム戦争中に海兵隊及び一部の部隊で使用されたERDLカモフラージュパターン(リーフパターン)
をほぼそのままの形で利用して製作されている。
ERDLパターンは初期の低地向けグリーン(ローランド)リーフと後期の高地向けブラウン(ハイランド)リーフが存在するが、
初期の迷彩パターンにはその双方が存在する他、一部パーツに双方の生地が混在したものも存在する。物量的にはグリーンリーフを使用したRDFパターンは僅かで大半はブラウンリーフ色のもので製作されている。
これは後期の高地向けブラウンリーフ色
生地の裏地 生地は熱帯用なので薄地で、ところどころ生地が薄く生ったり、穴が開いている
裏地についているラベルは文字がかすれているが、コントラクトナンバーはDSA-100-70と見える。1970年製造のもの
サイズ:SMALL-REGULAR 日本サイズでM。最も腹が出た今ではきつくなった。
素材はコットン100%のリップストップポプリン素材が採用されている。これは熱帯地域での発汗などの対策と薄手の生地に
なる事での強度の維持などが考慮された結果で、ベトナム戦争時に多用されたトロピカルユニフォームと同じ素材構成である。
ラベルにあるCLASS 2の表記は、トロピカルユニフォーム(ジャングルファティーグ)の後期モデル(4th-5th)。
生産時にODグリーン一色のトロピカルユニフォームをCLASS 1、カモフラージュタイプのERDLをCLASS 2としたもの
背面
ブラウン優性スキームパターン(淡黄褐色、緑と茶色、黒の「枝」の大きな有機的な形、およびライトグリーンの葉)
上下2か所づつのポケットは、胸ポケットのフラップの付け根が斜めになっているのが外見状の大きな特徴で、
ポケットはマチ付き蛇腹式の構造で、単なる縫い付けのポケットよりも容量が大きくなっている。
ボタンが2つ並列についている 2重の生地でフラップがかぶさりボタンは隠れる
生地はリップストップ ポプリンのコットン100%の薄手生地
ちなみに
・リップストップ【rip-stop】とは、コットンやナイロン素材の服に碁盤の目状にナイロンの繊維を縫い込み、
万が一生地が裂けてもそれ以上の進行を防ぐことをいいます。(裂け止め)
英訳すると rip = 「裂ける」 stop= 「止める」 となります (記事引用)
・ポプリンとはたて糸とよこ糸に同じ太さの糸を使用して、たて糸をよこ糸の倍くらいの密度に織った平織りの生地
ポプリン=ヨーロッパ式の名称 ブロード=アメリカ式の名称
袖口にボタンが2つ並列についている。
必要に応じて通気性を調節可能にしている
トラウザース 色彩がジャケットと異なる。本当は上と合わせたかったのだがなかったので。
前述のように、迷彩リーフパターンは、初期と後期で色調が異なり、非公式に初期のものは緑系統であることから
低地向けグリーン(ローランド)リーフ、一方の後期タイプは茶系であることから高地向けブラウン(ハイランド)リーフ
と呼ばれている。
米国海兵隊(USMC)は1968年からベトナムでの標準的な緑の「低地」のバージョンを採用し、その後すぐにブラウンパターンに
変更した
69年製造 つまり初期型低地向けグリーン(ローランド)リーフ
100%コットンのポプリン生地 記載はないがリップストップ生地
裾には足首を絞めて絞るドローコードがついている。ジャングルブーツなど長靴ブーツを履く時は靴の中にズボン先端を
押し込んだのだろう
両脇のカーゴポケットは、マチ付きフラップ付きのボタン止め
腰部にはベルト通しループとウエスト調節用のストラップが2か所ある
サイズ:SMALL-REGULAR もう履くのがきつい
尻部のポケット2か所はやはりボタン止め
前部はボタン1か所とファスナージッパー閉じ。 初期型はファスナーでなくボタン閉じが多いらしいので珍しい?
膝部分にはタックがあり関節部分の補強と柔軟性の確保をしている
上下衣共、こののち素材は100%コットンからナイロン50%コットン50%のリップストップ生地素材に変更され、
強度がアップされる
戦闘服(BDU)Battledress/ Combat Dress >>
アメリカ陸軍では2014年からACU(英語: Army Combat Uniform、陸軍戦闘服)と呼ぶようになった。
また砂漠地域での戦闘に使用されるDCU (Desert Camouflage Uniform) などの迷彩服の後継として採用された。
BDUなどでボタンを使用していた箇所にベルクロやファスナーを採用、胸ポケットを斜めに配置、ボディーアーマー等を着用した際に首周りが邪魔にならないようベルクロで留めるスタンドカラーを採用、肘と膝にウレタンパッドを挿入するポケットを配し、エルボーパッドやニーパッドを別に装備する必要をなくすなど、快適さにも気を配っている
も一つ、米海兵隊(USMC) HBTシャツ やはり1980年ごろナニワガラクター通販で中古良品2000円くらいで購入
正式にはユーティリティシャツといい、米軍の作業服のことで、1960年代までは戦闘服としても使用されていました。
厚手のコットン
75年製
HBTシャツというのはHBT(ヘリンボーンツイル、杉綾織)生地の作業服(兼戦闘服)。ななめに畝(うね)が現れる
ズボンもあったのだが退色と古着なので捨ててしまった。
そのほかにもジャングルファティーグのグリーン一色の薄手のものもあったけどなくなってしまった。
靴は復刻品のジャングルブーツをよく低山歩きにつかっていたな。
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