Joie de Vivre

日々の小さな楽しみ。香りに感じるあれこれ。

香りの三大フローラル Ⅱ

2022-08-03 15:40:23 | 香り・フレグランス

皆様、こんにちは。

いつもご訪問ありがとうございます。

 

”香りの王様” と言われるジャスミンは、以前お話ししたローズと並ぶ、三大フローラルの内の一つです。

こっくりとつやのある濃厚な花の香りは、ローズとはまた違った魅力を持っていますね。

皆さんはどちらの香りが好きですか?

 

ジャスミンの種類もたくさんありますが、香料に関係するものは二つ。

" ソケイ "(学名を、jasmin officinale) と、

” マツリカ "(学名を、jasmin sambac) の2種類です。

普通にジャスミンと言ったら大体は、ソケイのことを指すそうです。

 

ソケイは、香料として、香水の世界になくてはならない大きな貢献をしています。というか

これがなければ多分、過去から今まで香水はつくれなかったのでは、と思います。

しかも、一輪いちりん手摘みで、夜明け前から収穫していくのですから、大変なことだと思います。

収穫してからも、昔は牛脂や豚脂の上に一輪ずつ並べて、更に生成する作業を経て香料にしていた

そうですから、とりわけ時間も人手もいる大変な作業だったことでしょう。

ゆったりとした時間の流れの中でつくられる香料や香水は、いやおうなしに、その雰囲気を内包していたと思います。

調香を学び始めたころ、先生が、”香水が香水だった時代” という表現をよくされていましたが、

そういうことも含まれているのかなと、今にして思います。

 

マツリカは、香料もとりますが、もう少し身近に存在している香り。ジャスミンティの賦香に使われる香りです。

緑茶やウーロン茶などの茶葉と重ね合わせて、お茶の葉に香りを移していくそうです。

お茶を入れるときは、できるだけお花を取って。

こちらも手仕事あってこそのものですね。

合わせる茶葉によって風味も変わりますし、色々確認しながら味わうのも楽しいかもしれません。

 

 

 

 

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