このような記事を見付けました。
小児がん新薬の候補発見へ、世界のパソコンつなぎ解析(YomiuriOnline)
千葉県がんセンターと千葉大、IBM(本社・米ニューヨーク州)は、個人や企業が持つパソコンの余剰能力を使って、小児がんの一種、神経芽腫の治療薬の開発に乗り出すそうです。
これは、多数の参加者のパソコンをインターネットでつなげて、全体でスーパーコンピューター並みの能力を持たせる「グリッド(格子)技術」というものが使われるようです。詳細は良く分からないので、以下のサイトのリンクを張っておきます。
・コンピューティンググリッド技術
とりあえず今回の計画では、カナダにあるIBMのコンピューターからデータを参加者のパソコンに配信するそうで、夜間などパソコンを使っていない時間に、約300万種類の化合物を対象に、がん細胞の増殖を阻害する構造などを持つものがないかどうか解析してもらうとのことです。
パソコン1台では新薬候補の化合物の発見に、6000年程度かかるものの、グリッド技術を使うことで、早ければ5年後には、化合物を見つけて人間に投与する臨床試験に進む計画だそうです。単純計算して1200倍速いということですよね。
なお、この計画が進められた経緯は、中川原章・同センター長の言葉に明らかで、「日本では小児がんの分野は大人のがんに比べて研究費が少なく恵まれていない。多くの人に参加してほしい」と呼びかけているように、予算の少なさが問題だといえます。無論、予算というのは、他の事業との相対価値で決まるわけですけれども、その予算の少なさを突破できる技術が出来たのなら、それを使うのは正解だといえますね。今後、様々な呼びかけがあるのかもしれませんが、その時には参加を考慮したいと思います。
小児がん新薬の候補発見へ、世界のパソコンつなぎ解析(YomiuriOnline)
千葉県がんセンターと千葉大、IBM(本社・米ニューヨーク州)は、個人や企業が持つパソコンの余剰能力を使って、小児がんの一種、神経芽腫の治療薬の開発に乗り出すそうです。
これは、多数の参加者のパソコンをインターネットでつなげて、全体でスーパーコンピューター並みの能力を持たせる「グリッド(格子)技術」というものが使われるようです。詳細は良く分からないので、以下のサイトのリンクを張っておきます。
・コンピューティンググリッド技術
とりあえず今回の計画では、カナダにあるIBMのコンピューターからデータを参加者のパソコンに配信するそうで、夜間などパソコンを使っていない時間に、約300万種類の化合物を対象に、がん細胞の増殖を阻害する構造などを持つものがないかどうか解析してもらうとのことです。
パソコン1台では新薬候補の化合物の発見に、6000年程度かかるものの、グリッド技術を使うことで、早ければ5年後には、化合物を見つけて人間に投与する臨床試験に進む計画だそうです。単純計算して1200倍速いということですよね。
なお、この計画が進められた経緯は、中川原章・同センター長の言葉に明らかで、「日本では小児がんの分野は大人のがんに比べて研究費が少なく恵まれていない。多くの人に参加してほしい」と呼びかけているように、予算の少なさが問題だといえます。無論、予算というのは、他の事業との相対価値で決まるわけですけれども、その予算の少なさを突破できる技術が出来たのなら、それを使うのは正解だといえますね。今後、様々な呼びかけがあるのかもしれませんが、その時には参加を考慮したいと思います。