満福山城国寺

宮城県栗原市にある曹洞宗の満福山城国寺のブログです。

変化する言葉 さ入れ言葉とれ足す言葉

2009-02-27 05:15:14 | つれづれの一言
goo注目ワード ピックアップ・・・さ入れ言葉とれ足す言葉(goo注目ワード) - goo ニュース

もう既に、「ら抜き言葉」などは、ずいぶんと指摘されていますから、我々もどこか慣れてしまっているような感があります。それでも、昔の日本語に慣れている場合には、気を付けて使わないようにしていますけれども。

そこで、最近では動詞における誤用の仲間「さ入れ言葉」や「れ足す言葉」などが出てきているそうです。

「さ入れ言葉」とは、動詞に不要な「さ」が含まれている表現のことで、「味わわ『さ』せていただく」「言わ『さ』せてください」などがこれに当たるようです。原則として「聴く」「走る」「洗う」「読む」といった五段活用の動詞、およびサ行変格活用の動詞には「せる」を、その他の動詞には「させる」をつけるものとされているのに、「せる」と付けるべき単語に「させる」と付けるわけです。

また、「れ足す言葉」については、動詞に不要な「れ」が含まれている表現のことで、これは冒頭の「ら抜き言葉」とも合わせて考えるのがよいとされています。動詞の可能表現として、助動詞「れる」「られる」を混同し、「れる」のみに単一化してしまうのが「ら抜き言葉」で、「見れる」「食べれる」などの用例があります。

反対に、可能動詞に「れ」を加えてしまうのが「れ足す言葉」で、用例としては「聴けれる」「歌えれる」などが挙げられるようです。さらには、「切れれる」「見れれる」など「ら抜き言葉」と「れ足す言葉」が同時に発生しているケースもあるそうで、さらに不明な言葉遣いもあるようです。

日本語にも、各地の方言などがあって、その中から、全国的に流行する表現が出てきたりします。そうなると、もう、本来の文法がよく分からなくなって、混乱に拍車をかけたりするわけです。その意味では、言葉を流行で遊ぶときにも、本来の使い方を熟知した上で行うべきだといえましょう。


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