あじさい |
俳画 今日の花「アジサイ」。花言葉「移り気」
題字 「七変化」

ユキノシタ科。落葉低木。
日本原産の花木ですが、
「これが原種!」という種は、確定されていないんだそうです。
おそらく、現在の「ガクアジサイ」系の種類が、
そうなのではないか、と推定されています
高さは、1,5~2メートルほど。
花期は、6~7月にかけて。
4枚の花びらにみえるのは、萼です。
基本の花色は、淡い青紫ですが、
青、紫、ピンク、赤、白や、複色もあり、
総じてカラフルなのは「西洋アジサイ」です。
これは、
日本の自生種が、中国からイギリスへと渡って改良され、
逆輸入されるようになったもの。
鉢物むけの小型種も作り出されています。
「花色が土壌のph(酸性orアルカリ性)で変わる」云々は、
メジャーなうんちくですので、すっ飛ばすことにしまして・・・
この花に、愛する女性「お滝」の名前をつけて
紹介したシーボルト関連について。
(こっちもメジャー? まぁそうですが^^;)
☆ シーボルトは国籍を偽っていた!
じつは彼はドイツ人。
しかし鎖国時代は、オランダ人しか長崎に入国できなかったため、
オランダ人として来日していました。
☆ 「お滝さん」は「ゲイシャガール」ではなかった!?
一般には、
「其扇(そのぎ)」という名前の遊女で、
シーボルトと出会ったときは16歳だった・・・と、されているんですが、
遊女の「身受け(金を払って足を洗わせること)」には、
莫大な金額が必要で、
日本に来たばかりのシーボルトには
とても支払える額ではなかったであろうということ。
また、
出島には「遊女以外の女性」は、
足を踏み入れることが禁じられていたので、
「名前だけ遊女」となって、
出島でシーボルトと暮らしたのではないか、と推測されています。
☆ 一歩間違うと「セクハラ医師!?」
では二人の出会いはどこで?
シーボルトは来日してすぐに、
長崎奉行の特別の許可を得て、出島の外で日本人の患者を診察しました。
外国から来た青年医師は、たちまち評判となり、
「お滝さん」は、患者の一人。
で、たちまち相思相愛の仲に・・・。
まぁ、これも一説ですので、
真相はつまびらかにはされていないようです。
二人の間には、イネという娘が生まれ、
日本女性初の産婦人科女医として活躍、
楠本イネの生涯は、宮沢りえさん主演でドラマになりましたっけ。
ともあれ、なかなかにドラマチックな人間模様を背負いつつ、
「移り気」な人の心を映し出すかのように、
今日も美しく、雨に打たれるのでありましょう・・・。
「文章協力:中村クーミン
メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
http://www.mag2.com/m/0000170500.html」
題字 「七変化」

ユキノシタ科。落葉低木。
日本原産の花木ですが、
「これが原種!」という種は、確定されていないんだそうです。
おそらく、現在の「ガクアジサイ」系の種類が、
そうなのではないか、と推定されています
高さは、1,5~2メートルほど。
花期は、6~7月にかけて。
4枚の花びらにみえるのは、萼です。
基本の花色は、淡い青紫ですが、
青、紫、ピンク、赤、白や、複色もあり、
総じてカラフルなのは「西洋アジサイ」です。
これは、
日本の自生種が、中国からイギリスへと渡って改良され、
逆輸入されるようになったもの。
鉢物むけの小型種も作り出されています。
「花色が土壌のph(酸性orアルカリ性)で変わる」云々は、
メジャーなうんちくですので、すっ飛ばすことにしまして・・・
この花に、愛する女性「お滝」の名前をつけて
紹介したシーボルト関連について。
(こっちもメジャー? まぁそうですが^^;)
☆ シーボルトは国籍を偽っていた!
じつは彼はドイツ人。
しかし鎖国時代は、オランダ人しか長崎に入国できなかったため、
オランダ人として来日していました。
☆ 「お滝さん」は「ゲイシャガール」ではなかった!?
一般には、
「其扇(そのぎ)」という名前の遊女で、
シーボルトと出会ったときは16歳だった・・・と、されているんですが、
遊女の「身受け(金を払って足を洗わせること)」には、
莫大な金額が必要で、
日本に来たばかりのシーボルトには
とても支払える額ではなかったであろうということ。
また、
出島には「遊女以外の女性」は、
足を踏み入れることが禁じられていたので、
「名前だけ遊女」となって、
出島でシーボルトと暮らしたのではないか、と推測されています。
☆ 一歩間違うと「セクハラ医師!?」
では二人の出会いはどこで?
シーボルトは来日してすぐに、
長崎奉行の特別の許可を得て、出島の外で日本人の患者を診察しました。
外国から来た青年医師は、たちまち評判となり、
「お滝さん」は、患者の一人。
で、たちまち相思相愛の仲に・・・。
まぁ、これも一説ですので、
真相はつまびらかにはされていないようです。
二人の間には、イネという娘が生まれ、
日本女性初の産婦人科女医として活躍、
楠本イネの生涯は、宮沢りえさん主演でドラマになりましたっけ。
ともあれ、なかなかにドラマチックな人間模様を背負いつつ、
「移り気」な人の心を映し出すかのように、
今日も美しく、雨に打たれるのでありましょう・・・。
「文章協力:中村クーミン
メールマガジン『今日はこの花っ!花ことば366日の世界』
http://www.mag2.com/m/0000170500.html」